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楽天市場サジェスト機能の仕組み|不本意なワードは削除可能?

「楽天市場(らくてんいちば)」といえば、日本でよく利用されているECモールで、現在は57,000ショップ以上が出店しています。

そんな大手オンラインモールである楽天に出店している企業や店舗にとって、サイト内にある検索窓(検索ボックス)のサジェスト機能は、売り上げを左右する重要な要素の一つです。

この記事では、楽天市場のサジェスト機能の仕組みを解説します。

また、サジェストキーワードとあわせて不本意なワードの削除についても触れているので、ぜひ参考にしてみてください。

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楽天の低評価が…!商品レビューの削除方法は簡単1ステップで削除可能

楽天市場のサジェスト機能とは?

楽天市場のサジェスト機能とは?

楽天市場のサジェスト機能とは、楽天のサイト内で検索する際に、キーワードを入力した後に「スペース」を打ち込むことで、自動的に検索候補のワードが表示される仕組みのことです。

このワードはサジェスト(予測変換)キーワードとも呼ばれ、一度に6~7個ほどのワードが表示されます。

サジェストキーワードは、キーワードと一緒によく検索されているワードが表示されるのが特徴。

例えば、「フライパン」で検索すると、以下のようなサジェストキーワードが表示されます。

フライパン セット
フライパン ih
フライパン ティファール
フライパン 28cm
フライパン 仕切り
フライパン 鉄
フライパン 蓋

サジェストキーワード

引用元:「楽天市場」公式サイト

このように、楽天市場でフライパンを買おうとしている人が、どのようなキーワードで検索しているのかが分かります。

また、「フライパン セット」で検索すると、以下のようなサジェストキーワードが表示されます。

フライパン セット ih
フライパン セット ガス火 アイリスオーヤマ
フライパン セット サーモス
フライパン セット ティファール
フライパン セット ガス火
フライパン セット 取っ手が取れる
フライパン セット 白
フライパン セット 白 取っ手が取れる

このことから、楽天に出店するショップ側としては、ユーザーがどのような商品を求めているのかより詳しく分かるため、サジェスト機能は非常に重要な機能と言えるでしょう。

また、楽天市場で買い物をするユーザーとしては、関連するキーワードを打ち込む手間が省けるという利点があります。

他にも、予想外のワードが表示されることで、視野になかった商品が購入対象になる場合もあるのがポイント。

サジェスト機能を上手く利用すれば、ショップ側としてもユーザーに購入してもらえるチャンスを増やすことができます。

このようなサジェスト機能は、検索エンジンの「Google検索」「Yahoo!検索」にもあるため、気になる方はチェックしてみましょう!

【参考資料】楽天市場の公式サイト ヘルプページより

Q.検索窓に文字を入力するとキーワードが表示される
検索窓にキーワードを入力すると、検索キーワードの候補が自動的に表示される機能がついています。
入力の手間が省け、より便利かつ効率的に商品を探すことができます。
キーワード候補が表示された場合は、マウスもしくはキーボードの上下キーを利用して選択が可能です。

候補表示されるデータについて
楽天の検索利用者が入力したキーワードやその組み合わせなどから、独自のロジックで集計した結果をもとに自動的に表示しております。
ロジックの詳細についてはお答えすることはできかねます。予めご了承ください。

引用元:【楽天市場|公式ヘルプ】検索窓に文字を入力するとキーワードが表示される

検索キーワードと検索順位の関係

検索窓にキーワードを打ち込んで検索すると、その検索キーワードにあわせた商品が表示されます。

「標準」の検索結果では、1ページに表示されるのは45件。

検索上位は広告費を払って強制的に表示できる「広告枠」、それ以下は楽天の独自アルゴリズムで表示される「自然検索枠」となっています。

広告枠の商品名には[PR]が付けられていて、約4件ほど表示される仕組みです。

検索キーワードと検索順位

引用元:「楽天市場」公式サイト

自然検索枠で表示される商品は、簡単に言えば「関連度の高い順」「人気順」と言えるでしょう。

具体的には、「商品情報に検索キーワードや関連ワードが含まれている」、「そのキーワードで検索して、アクション(お気に入り登録、購入等)を起こした人が多い」などが挙げられます。

このようにアルゴリズムで検索順位が決定・表示される仕組みは、検索エンジンの「Google検索」「Yahoo!検索」とも似ているため、あわせて把握しておくと良いかもしれません。

【参考資料】楽天市場の公式サイト ヘルプページより

Q.楽天市場の商品検索における検索順位の決まり方について
楽天市場の商品検索においては、主に①自然言語処理による検索キーワードと商品の関連性、②検索キーワード毎の商品の人気度をスコアリングして検索順位を決定しております。
また、上記要素を常にモニタリング、反映しているため検索順位は常に変動します。

①検索キーワードと商品の関連性とは
検索キーワードと、商品の説明に出てくるキーワードの出現頻度や希少性を加味して商品のスコアリングを行っています。
例えば、「軽い」という検索キーワードに対して、商品名や商品説明文で複数回商品の軽さについて説明されていた場合、「軽い」というキーワードに対して関連性が高いとみなします。
また、例えば「超軽量」というキーワードがついている商品が全商品に対して数が少なく希少だった場合、それらの商品は「超軽量」と検索された場合、よりスコアが高くなります。

②検索キーワード毎の商品の人気度とは
検索を行ったユーザが、各商品にどう反応したかをモニタリングし、ユーザが支持した商品に対して検索キーワードのスコアリングを高く評価します。
例えば、「マグカップ 軽量」と検索したユーザが多く支持した商品に対して、「マグカップ 軽量」と検索された場合にスコアは高くなりますが、「マグカップ かわいい」と検索された場合、支持されていない際は「マグカップ かわいい」という検索ではスコアを加点しません。

引用元:【楽天市場|公式ヘルプ】楽天市場の商品検索における検索順位の決まり方について

楽天サジェストで楽天内SEO対策

楽天市場に出店する多くのショップは検索結果で自社の商品を上位表示させるため、「サジェスト機能」と「検索順位が決定・表示される仕組み」を利用して、「楽天内SEO対策」を実施しています。

「SEO」とは、Search Engine Optimization(サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)の略称で、「検索エンジン最適化」を意味します。

また、「SEO対策」とは、検索エンジンにて特定のキーワードで検索した際に、狙ったWEBサイト・ページを検索結果の上位に表示させるための施策のことです。

そのため楽天市場でのSEO対策は、「楽天内SEO」「楽天検索エンジン最適化」とも呼ばれています。

楽天内SEO対策を行なうことで、他のショップと大きな差をつけることができるので、楽天市場に出店する際は一番注力したいポイントと言えるでしょう。

【楽天内SEO対策の具体例】
≪目標≫
「フライパン セット ガス火」で検索した際に、自社の商品が1ページ目の45件以内に入るようにする
≪施策≫
・「フライパン」「セット」「ガス火」のワードを含む商品名と商品説明を記載する
・ガス火についての詳しい機能説明や使い方を記載して、分かりやすい画像も掲載する
・購入者の口コミを掲載する

意図しないサジェストワードも表示される?

楽天市場のサジェスト機能を利用すると、アルゴリズムによっては意図しないサジェストキーワードが表示される可能性もあります。

例えば、「自社の商品名」を入力した際に、商品説明にないワードが表示されることもあるかもしれません。

また、もし「ネガティブなワード」が表示されるようであれば注意が必要しましょう。

なぜなら、競合相手や悪意のあるユーザーが、意図的にそのワードで検索している場合があるためです。

このように、ネガティブなワードが表示されることを、サジェスト汚染と呼びます。

サジェスト汚染の被害に遭うとブランドイメージの低下を招き、売上に悪影響が出る恐れがあるので、放置するのは危険です。

検索窓のサジェスト機能では、このようなリスクもあることを覚えておきましょう。

楽天サジェストの不本意なワードは削除できる?

楽天サジェストの不本意なワードは削除できる?

楽天市場のサジェスト機能で表示されるサジェストキーワードは、削除することができません

つまり、もし自社の商品名と一緒に不本意なワードが表示されるようになってしまうと、場合によっては非常に厳しい状況となります。

サジェストキーワードを削除することはできませんが、自分でできる範囲内の対処法はあるので、もしものときは参考にしてみてください。

対処法①不本意なワードなら商品情報を見直し

楽天のサジェストで不本意なワードが表示されてしまう場合は、商品名や商品説明などの情報を見直して修正しましょう。

狙ったキーワードを入れていても、その関連語類似語に反応してしまっている可能があります。

楽天のアルゴリズムが分からないので絶対的な解決方法はありませんが、競合相手の商品ページをみて研究するなどして、改善を繰り返してみてください。

また、説明でネガティブなワードを使っていると、そちらがサジェスト候補になってしまうこともあり得ます。

この場合は、言い回しを変えてポジティブな印象の文章にしてみると良いでしょう。

対処法②悪質な場合は楽天市場に問い合わせ

楽天のサジェストでネガティブなワードが表示されてしまうときは、もし悪質なら楽天市場に問い合わせてみるのも良いでしょう。

競合相手や悪意のあるユーザーが、意図的にそのワードで検索して、サジェスト汚染を狙っている可能性もあります。

楽天のシステム側でサジェストキーワードを削除してもらえるかは分かりませんが、疑わしい動きをするアカウントを警戒するきっかけになるかもしれません。

楽天サジェストと一緒にネット風評もチェック!

楽天サジェストと一緒にネット風評もチェック!

検索窓のサジェスト機能によるサジェスト汚染は、自社や自社商品のイメージや風評に悪影響を及ぼすため無視はできません。

もし楽天市場のサジェストキーワードに不安を感じたら、インターネット上の風評もチェックするのがオススメです。

具体的には、「Google検索」「Yahoo!検索」といった検索エンジンをはじめ、SNSやGoogle口コミなどで誹謗中傷が投稿されていないかを確認します。

風評被害やインターネット炎上を事前に防ぐためにも、リスク管理(リスクマネジメント)の一つとして取り組んでみてはいかがでしょうか?

BLITZ Marketingでネガティブなサジェストを削除

誹謗中傷・風評被害対策のプロフェッショナルである「BLITZ Marketing(ブリッツマーケティング)」では、ネット上の悪評に対して即日着手することができます。

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気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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【まとめ】楽天サジェストを理解して売上アップ&リスク対策

楽天市場のサジェスト機能では、キーワードと一緒によく検索されているワードが表示されるため、楽天に出店しているショップにとって重要な情報源です。

このサジェストキーワードを上手く利用すれば、ショップ側はユーザーに商品を購入してもらえるチャンスを増やすことができます。

しかし、その一方で想定していないキーワードの検索結果で表示されたり、サジェスト汚染の被害にあったりする可能性もないとは言えません。

これまであまりサジェスト機能を意識していなかった方は、この機会にぜひ楽天サジェストを理解して楽天内SEO対策にも挑戦してみてください。

投稿者プロフィール

デジタルリスク施策部
デジタルリスク施策部
誹謗中傷対策とWebマーケティングに精通した専門家です。デジタルリスク対策の実績を持ち、これまでに1,000社を超えるクライアントのWebブランディング課題を解決してきました。豊富な経験と専門知識を活かし、クライアントのビジネス成功に貢献しています。

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