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サジェスト汚染の事例&対処法を解説!なんJ民にも要注意

サジェスト汚染事例&対策法徹底解説!

検索エンジンに調べたいワードを入力すると、連なって表示されるワードがサジェストです。サジェストは検索ワードの印象にもつながる重要なものと言えるでしょう。

そのサジェストはネット上での汚染が進んでおり「サジェスト汚染」と呼ばれるまでに事態が深刻化しています。放置すれば誹謗中傷の標的になったり、経営に大きなダメージを受けたりとさまざまなリスクが潜んでいます。

現在どのような企業も標的になるリスクを背負っているサジェエスト汚染。

今回はサジェスト汚染の概要や原因、事例について詳しく解説します。またサジェスト汚染の被害に遭った場合の対処法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。

本記事で分かること

  • サジェスト汚染の概要
  • サジェスト汚染の事例
  • サジェスト汚染の標的にされた場合の対処法

サジェスト汚染とは?

サジェスト汚染とは?と書かれた画像

サジェスト汚染とは検索エンジンであるGoogleやYahoo!などのサジェスト機能を利用して、ユーザーにガティブなイメージを与えるワードをサジェストに表示することをいいます。

企業名や商品名などがサジェスト汚染の標的になっているか確認したい場合は、検索エンジンの検索窓に調べたいワードを入力してみてください。

ネガティブワードがサジェストに表示されたら要注意

サジェスト汚染を受けたキーワードの検索画面のイメージ画像

上記の画像のようにサジェストにネガティブワードが表示されていればサジェスト汚染されている可能性は非常に高いでしょう。ネガティブワードとは、標的となる企業のイメージダウンにつながるものを言います。

ネガティブワード一例

  • ○○○ 詐欺
  • ○○○ 面白くない
  • ○○○ 倒産
  • ○○○ まずい

ネガティブワードがサジェストに埋め尽くされてしまうと、それだけでユーザーに与える企業のイメージは大きく変わってしまいます。

またそこで働いている社員のモチベーションの低下を招く恐れもあるでしょう。

サジェスト汚染の原因

サジェスト汚染の原因とは

サジェスト汚染はなぜ起きてしまうのでしょうか。原因を見ていきましょう。

①サジェスト機能の悪用によるもの

サジェスト汚染が起きる原因の1つ目はサジェスト機能の悪用です。

一部のユーザーがネガティブワードのニーズを把握したうえで標的にする企業を選定し、根拠のないワードをさまざまなコンテンツで発信することでサジェスト汚染を引き起こしていると考えられています。

サジェスト汚染の仕掛け人「なんJ民」に要注意

サジェスト汚染について理解を深めるうえで知っておきたいのが「なんJ民」の存在です。

なんJ民(なんじぇいみん)とは、ネット掲示板「2ちゃんねる」の「なんでも実況J板」という掲示板の住人です。通称「なんJ民」、別名「なんJラー」とも呼びます。彼らは意図的に検索ニーズのあるワードに目を付け、サジェスト汚染を仕掛けることがあると言われています。

彼らはジャンルを問わずさまざまなことをコメント投稿で実況して楽しんだり、投稿内容を読んで楽しんだりします。その中で特に話題になったワードはなんJ民がサジェスト汚染する際の標的になりやすく、実際にサジェスト汚染される可能性が高くなるのが特徴です。

企業が実際にサジェスト汚染につながるような事実があればサジェスト汚染が起きても仕方ないとも思えますが、意図的に仕掛けられる場合もあります。なんJ民がサジェスト汚染を仕掛けてしまえば、どんな企業でも簡単にサジェスト汚染されてしまいます。

サジェストに「なんJ」と出る場合も注意

なんJ民のサジェスト汚染を受けたキーワードの検索画面のイメージ画像

上記の画像のように、サジェストに「○○○ なんj」と出る場合も要注意です。なんjがサジェストに表示されるということは、検索ワードと一緒になんjと検索するユーザーが一定数いることが考えられます。

適切な対処をせずに放置していれば、検索ワードに対する誹謗中傷に発展する可能性も高いでしょう。

②ユーザーが興味本位で検索している

サジェスト汚染が起きる原因の2つ目はユーザーが単純に興味本位で検索ワードと一緒にネガティブワードを検索することです。

「株式会社○○ 残業」「株式会社○○ パワハラ」といった具合でネガティブワードを検索するユーザーが多ければ、検索エンジンはニーズがあると判断するためサジェストに表示されやすくなるわけです。

この場合「サジェスト汚染しよう」と思ってやっているわけではないものの、知らないうちにサジェスト汚染してしまっていると言えます。

サジェスト汚染の事例紹介

サジェスト汚染事例紹介と書かれた画像

サジェスト汚染の過去の事例をご紹介します。

①異物混入がきっかけで炎上した「まるか食品」

「まるか食品」は大ヒット商品「ペヤング」の製造会社です。こちらの商品「ペヤング」に異物が入っていると消費者がTwitter投稿したことがきっかけで、ネットは大炎上しました。これによりサジェスト汚染が起きてしまい、上位に「ペヤング ゴキブリ」が表示されるようになった事例です。

異物混入自体は事実ではあったものの、たった1つの投稿で企業のブランドイメージは大きく下がってしまいました。その後、ペヤングは新商品に奇抜な名前を付けマイナスイメージを持たれるサジェストを下位にする施策を行ったといわれています。

②掲示板騒動の解決がきっかけで標的になった「唐澤貴洋氏」

「唐澤貴洋氏」は、インターネット上の誹謗中傷案件にも精力的に対応する弁護士です。彼はネット掲示板「2ちゃんねる」のある騒動を解決した弁護士なのですが、それがきっかけでサジェスト汚染の標的になってしまいました。

その後、ポケットモンスターXYと検索すれば「唐澤貴洋氏」がサジェストに表示されるようになる事態に発展します。これは、「なんJ民」が仕掛けたサジェスト汚染といわれています。

「唐澤貴洋氏」自身も全く関係のないワードにサジェストとして出ることに驚いたのではないでしょうか。彼の依頼人や所属する法律事務所もサジェスト汚染の標的になり一時は大変な状況となりましたが、現在は「唐澤貴洋氏」のサジェストにネガティブワードは表示されなくなっています

サジェスト汚染の恐ろしさ

サジェスト汚染の恐ろしさと書かれた画像

サジェスト汚染の標的になると、これまで積み重ねてきた企業や個人へのポジティブなイメージが一気に悪いものになってしまいます。当然ながら、サジェスト汚染の標的になって良いことは一つもありません。ここではサジェスト汚染の恐ろしさについて説明します。

ブランディングに大きな影響を及ぼす

企業名がサジェスト汚染の標的になれば、ブランドイメージの低下や場合によっては契約が打ち切りになるようなリスクを抱えることになります。つまり「サービスの評判が悪くなったらどうしよう」「明日から仕事がなくなるかもしれない」といった不安を抱えながら生活を送る状態に陥るわけです。

またサジェスト汚染によるイメージ低下が原因で取引先が減ってしまうことで業績が悪化したり、人材を獲得しようと思っても求職者が抱くイメージが悪く採用活動が難航してしまったりすることも十分考えられます。

知識がないと意図的なものか見極めが難しい

サジェスト汚染には意図的なものとそうでないものがあることは先ほどお伝えしました。ただし意図的なサジェスト汚染かどうかは知識がないと見極めが難しいと言われています。

根拠のないワードだったとしても、検索数が多ければGoogleなどの検索エンジンはニーズのあるワードだと認識するためサジェストとして表示されやすくなってしまいます。

先ほどお伝えしたようにサジェスト汚染はなんJ民などによって意図的に仕掛けられた可能性も十分あるわけです。ところが、サジェスト汚染について知識のないユーザーがサジェストに表示されるネガティブワードを目にすることで、それを事実だと信じてしまうことも十分考えられます

一度ユーザーから「そうなんだ!」と思われてしまうと、そのイメージは簡単に払拭できないものです。

削除申請のみは再発の可能性大

問題のサジェストを削除申請したとしても、ネガティブワードを含む記事などが残っていることもあります。

それを閲覧したユーザーがネガティブワードを検索することでGoogleなどの検索エンジンはニーズがあると判断し、サジェストに表示されやすくなるという負のループが再発してしまう可能性は非常に高いと言えるでしょう。

これはサジェスト汚染の厄介な部分ではあるものの、面倒と思わずきちんと対処することをおすすめします。

放置すると誹謗中傷に発展することも

またサジェスト汚染は、企業のブランディングの大きな妨げとなる誹謗中傷に発展しやすいため注意が必要です。サジェストの上位にユーザーがマイナスイメージを抱きやすいワードが多く表示されれば、一気に誹謗中傷の標的になってしまいます。

ただしサジェスト汚染に効果的な対策は現在のところありません。検索エンジン側に訴えかけても、即座に対応するのは難しいようです。とはいっても、サジェスト汚染の標的になり続けるのは避けたいところでしょう。

あらゆる面で標的となる企業にダメージを与えるサジェスト汚染。続いては、サジェスト汚染への対処法を紹介します。

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サジェスト汚染への対処法を紹介

サジェスト汚染対処法と書かれた画像

サジェスト汚染は企業のイメージダウンにつながります。イメージの回復を実現するには、できるだけ早く対処することが重要です。

ここでは具体的な対処法をいくつかご紹介します。

対処法(1)削除申請する

サジェスト汚染への対処法としてまずやっておきたいのが、検索エンジン運営側への削除申請です。ここではGoogleとYahoo!それぞれの削除申請方法を紹介します。

Googleサジェストの削除申請方法

サジェスト汚染された検索エンジンが「Google」の場合は、サジェスト表示画面右下の「不適切な検索候補の報告」または報告フォーム「法律に基づく削除に関する問題を報告する」から申請できます。

ただし「不適切な検索候補の報告」に関してはGoogleから削除したかどうかにかかわらず返答はありません。削除申請を本格的に行いたい場合は、報告フォーム「法律に基づく削除に関する問題を報告する」からの申請が確実です。

削除申請するサジェストがGoogleが規定する不適切な検索候補「オートコンプリートポリシー」に該当するサジェストなのか事前に確認し、手続きを進めるようにしましょう。

  • 暴力的または残虐的な内容のサジェスト
  • 性的表現、下品な表現、冒とく的な内容を含むサジェスト
  • 特定の集団に対して差別的な内容のサジェスト
  • 著名人に対する不適切かつ抽象的なサジェスト
  • 危険なサジェスト

一度申請して拒否されてしまうと2回目も同じ結果になる可能性が高いため、申請は慎重に行うようにしましょう。

Yahoo!サジェストの削除申請方法

サジェスト汚染された検索エンジンが「Yahoo!」の場合はYahoo!検索 関連検索ワードに関する情報提供フォームから削除申請できます。

Yahoo!運営側に削除対象だと判断された場合は1日~1週間程度で削除してもらえます。ただし、申請したからと言って必ずしも削除してもらえるわけではありません。

対処法(2)サイト運営者へ削除依頼する

サジェスト汚染の再発を防ぐためには、ネガティブワードを含む記事の削除もやっておいたほうが良いでしょう。

多くのサイトがお問い合わせフォームを設けていますので、記事の削除依頼を行う際はそちらを利用するとスムーズです。

お問い合わせフォームには、

  • サイト名と該当する記事のタイトル
  • 削除依頼の決め手となる箇所
  • 該当記事のURL

以上3点を記載しましょう。

対処法(3)専門家へ相談する

自分だけではサジェスト汚染に対処できないと感じた場合は、できるだけ早くその道のプロである専門家に頼ることをおすすめします。

特定のサジェストを削除したいものの、どんな権利が法律的に侵害されたのか分からないという方は弁護士への相談も考えてみるといいでしょう。サジェスト汚染はインターネット案件になりますので、インターネット分野でのトラブルや誹謗中傷を得意とする弁護士に相談するとスムーズです。

あるいは、誹謗中傷対策サービスを提供している企業へ相談するのも一つの手だと言えるでしょう。

サジェスト汚染に関して専門家へ相談する際は、サジェスト対策の実績やスピード感などをチェックし信頼度を確かめたうえで依頼することが望ましいです。弊社でも無料相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

サジェスト汚染への対策を専門家に依頼する場合、どれくらい費用がかかるか知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

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【まとめ】サジェスト汚染の被害にはスピーディーで適切な対応が重要!

今回はサジェスト汚染の概要と標的になった場合の対処法をお伝えしました。

本記事のポイント

  • サジェスト汚染はブランディングの妨げになる
  • サジェスト汚染はサジェスト機能を悪用して意図的に行うことも可能である
  • サジェスト汚染は放置することなく素早く対処することが大切である
  • 確実に問題を解決したい場合は専門家に相談するのが望ましい

サジェスト汚染に対して適切な対処をすることなく放置してしまえば、ユーザーにネガティブなイメージを与えることしかできず企業はさまざまな影響を受けることになります。

企業のイメージをできるだけ早く回復するには、サジェスト汚染への適切な対処が必要です。サジェエスト汚染に対して適切な対処ができるか不安な場合は、一度専門家へ相談してみることをおすすめします。

 

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