検索エンジンで検索したい言葉を入力した際に、キーワードが予測されて表示される「サジェスト機能」。
ユーザーにとっては便利な機能ですが、社名や商品名などと一緒にネガティブなキーワードが表示されることもあるので、対処に困っている企業も少なくないのではないでしょうか。
この記事ではそんなサジェスト汚染でお困りの方向けに、サジェストを浄化(クリーン化)する方法を説明します。
サジェスト汚染が起こる仕組み・原因についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
▼サジェストについては、こちらで詳しく解説しています。
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目次
サジェスト汚染とは?
サジェスト汚染とは、検索エンジン(Google、Yahoo! 等)の検索窓に検索したい言葉を入力したときに、表示されるサジェストキーワードが検索ユーザーに対してネガティブな印象を与える状態のことです。
具体的には、「◯◯◯◯(社名) ブラック企業」「◯◯◯◯(商品名) 壊れやすい」のように、企業のブランドイメージを下げるような、ネガティブなキーワードが表示される状況を指します。
インターネットの検索エンジンは毎日多くの人が利用するため、サジェスト表示がこのような状態になると危険です。
例えば、「ブラック企業」なら求人に応募する人が減ったり、「壊れやすい」なら商品を購入しない人が増えたりするかもしれません。
簡単に言えば、経営を悪化させる恐れのある広告を出しているようなものです。
最悪の場合、風評被害やネット炎上に発展する可能性が高いので、サジェスト機能で表示されるキーワードは日頃からしっかりとチェックしておく必要があります。
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サジェスト汚染が起こる仕組み・原因
そもそも検索エンジンのサジェスト機能は、「よく一緒に検索されているキーワード」や「検索ワードに強い関連があるキーワード」が表示される仕組みとなっています。
なぜなら、検索エンジン側が「ユーザーが調べたいと考えているワード」を予測して提案することが目的となっているためです。
つまり、サジェスト機能でネガティブなキーワードが表示されるということは、それだけそのワードが検索されているということになります。
では、ユーザーはどこでそのネガティブワードを意識するようになったのでしょうか?
その原因は、SNSや掲示板サイトなどのネット上に投稿された投稿であることが一般的です。
最初は個人の意見でも、同調した意見が多数投稿されると、大きな関心を呼びます。
それがまとめサイトやニュースサイトに取り上げられることで、更に多くの人に拡散されるというわけです。
また、検索エンジンがそれらのサイトの情報が重要だと判断して、検索の表示結果の順位を上げてしまうのも、サジェスト汚染の要因の一つ。
サジェスト機能が企業にとって悪い方へ作用してしまうのは、検索エンジンのシステム的に不可抗力であると言えるかもしれません。
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サジェストのネガティブキーワード例
サジェスト汚染の仕組みや原因について説明したところで、次にネガティブキーワードの例を紹介します。
もし下記のようなワードがサジェスト表示されたら、現時点では被害はなくても早急に対処すべきでしょう。
例①会社名+〇〇
【会社の採用活動を妨げるワード】
ブラック企業/給料安い/ノルマ厳しい/出世できない/評価されない/パワハラ/セクハラ/モラハラ など
【会社の信頼度が下がるワード】
顧客情報流出/リコール/脱税/裏金/詐欺/偽装/横領/虚偽広告/マルチ商法/経営危機/倒産 など
例②商品名+〇〇
【品質への不安で購買意欲を下げるワード】
壊れやすい/粗悪品/安かろう悪かろう/故障が多い/詐欺/偽物/模倣品/返品/ガッカリ/失敗 など
【食べ物系の商品で購買意欲を下げるワード】
異物混入/アレルギー/副作用/中毒/依存性/発がん性/致死率/健康に悪い/子供には危険 など
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サジェスト汚染は人為的に引き起こせる?
サジェスト機能の仕組み上、サジェスト汚染は人為的に引き起こすことができると言えるでしょう。
例えば、「○○株式会社 ブラック企業」というワードの組み合わせで、何度も検索エンジンで検索を行なったり、掲示板やSNSに繰り返し投稿したりするとします。
これを長期間続けると、「○○株式会社 ブラック企業」というワードの組み合わせが、ユーザーに需要があると検索エンジンに錯覚させることが可能です。
したがって、悪意を持った人が特定の会社に対して攻撃したい場合、このような手段を取ることが考えられます。
また、更に悪質なのが「ネガティブサイト」を作る方法です。
ネガティブサイトとは、企業や特定の人物の評判を下げるために悪意を持って作られたWEBサイトのこと。
サイト内には、企業や従業員への誹謗中傷、商品やサービスに対する批判などが書かれています。
このネガティブサイトが検索結果で上位に表示されるようになってしまうと、サジェスト汚染が発生する可能性が高くなるので注意が必要です。
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サジェストを浄化する方法
次に、サジェスト汚染を浄化(クリーン化)する方法を説明します。
検索エンジンにネガティブなキーワードがサジェスト表示される状況で、そのワードを非表示にするためにやることは大きく分けて2つ。
ネガティブワードが再度表示されないようにするためにも、しっかりと理解しておきましょう。
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ステップ①検索エンジンの運営に削除申請をする
まずは検索エンジンの運営に対して、サジェストキーワードの削除申請をしましょう。
名誉毀損などで法律に違反していたり、虚偽の情報で実害が出ていたりする場合は、そのワードが表示されないようにしてもらうことができます。
ただし、検索エンジン側は「ユーザーの知る権利」も尊重しているため、キーワードによっては非表示を拒否されてしまうこともあるようです。
特に、実際に起きてしまった事件に関しては、削除申請を拒否される可能性が高いので注意しましょう。
Googleサジェスト|削除申請の手順
Googleサジェストの削除申請する方法は、2つあります。
方法①検索結果ページから直接申請
①検索ワードを入力してサジェスト表示されている状態で、右下の「不適切な検索候補の報告」をクリック
②該当するサジェストキーワードの横にある旗マークをクリック
③「Googleにフィードバックを送信」の画面で、該当するものを選択して報告
方法②Googleのヘルプページから申請
①Google公式サイト「Legalヘルプ」の「法律に基づく削除に関する他の問題を報告する」にアクセス
②フォームの「申立人の情報」に情報を入力
【入力項目】
・居住国
・戸籍上の姓名
・会社名
・あなたが法的権利の代理人を務める企業や組織の名前
・連絡先メールアドレス
③フォームの「権利侵害にあたるとお考えのコンテンツ」に情報を入力
【入力項目】
・コンテンツを見つけるのに使用した検索キーワード
・検索キーワードの入力中に表示された、不適切とお考えの予測キーワード
・権利侵害にあたるとお考えのコンテンツが表示される国
・ご自身の国で適用される法律に基づき、その検索候補が違法となる理由をできる限り詳しくご説明ください。
④フォームにスクリーンショットを添付、具体的な説明を入力して送信
ポイント
「コンテンツを見つけるのに使用した検索キーワード」は検索ワード、「検索キーワードの入力中に表示された、不適切とお考えの予測キーワード」はネガティブワードを入力します。
Yahoo!サジェスト|削除申請の手順
①Yahoo!公式サイト「Yahoo! JAPANヘルプセンター」の「Yahoo!検索 - お問い合わせフォーム」にアクセス
②「お問い合わせ」をクリックして、Yahoo! JAPAN IDでログイン
③「Yahoo! JAPANお問い合わせフォーム」の画面で、「同意してはじめる」をクリック
④「関連検索ワードの情報提供」を選択、「次へ」をクリック
⑤フォームに「検索結果ページのURL」と「関連検索ワード」を入力
⑥削除を希望する理由や補足の説明を入力して送信
ポイント
「関連検索ワード」には、サジェスト表示されたネガティブワードを入力します。削除を希望する理由では、そのワードがどんな法律に違反しているのかを分かりやすく記入しましょう。
ステップ②原因となるサイトに削除依頼をする
検索エンジンの運営に削除申請をした後は、サジェスト汚染の原因の一つになっているネガティブサイトに関しても対処します。
具体的には、サイトに投稿されている「誹謗中傷など法律に違反する内容を含む記事」の削除です。
投稿者本人、もしくは掲載されているサイトのサービスを提供している運営会社に削除依頼を出しましょう。
もし対応してもらえない場合は法的措置をとったり、実害があれば警察に被害届を出したりすることも可能です。
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サジェストの浄化はプロに依頼するのがオススメ
検索エンジンへの削除申請は簡単に行なうことができますが、ネガティブサイトに対する削除依頼は慣れていないと手間がかかります。
そのため、インターネットトラブルに強い弁護士や、サジェスト対策業者に依頼するのがオススメです。
そもそもサジェストの浄化が必要な場合は、既にネガティブサイトがたくさん存在していたり、ネット炎上を引き起こしていたりすることも多いのが現状。
サジェスト汚染の原因を突き止めて根本的な解決を図るためには、まとめてプロに依頼する方がスムーズです。
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BLITZ Marketingならサジェスト浄化もまとめて対処!
誹謗中傷・風評被害対策のプロフェッショナルである「BLITZ Marketing(ブリッツマーケティング)」では、サジェスト汚染に即日着手して解決します。
それとあわせて、関連キーワードの削除や逆SEO対策によるネガティブ記事の押し下げなど、検索エンジンのお困りごともまとめて対処が可能です。
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【まとめ】サジェストの浄化が必要になる前に事前対策
検索エンジンのサジェストを浄化(クリーン化)するためには、まず検索エンジンの運営に削除申請をする必要がありますが、申請自体は簡単です。
ただし、サジェスト汚染を引き起こしている原因そのものを解決するのであれば、ネガティブサイトに該当記事の削除依頼をしたりしなければならないので大変です。
このような事態を未然に防ぐためにも、ネット監視などのサジェスト対策を行なって、風評を定期的にチェックするようにしましょう。
投稿者プロフィール
- 誹謗中傷対策とWebマーケティングに精通した専門家です。デジタルリスク対策の実績を持ち、これまでに1,000社を超えるクライアントのWebブランディング課題を解決してきました。豊富な経験と専門知識を活かし、クライアントのビジネス成功に貢献しています。
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