Twitter(現X)は拡散力のあるSNSであることから、企業が広告・宣伝のために情報発信する場として高く評価されています。
更には2023年7月に開始された広告収益分配プログラムにより、個人でTwitter運用を行なって収益化している人も増えてきました。
この記事ではそんなTwitter運用に興味がある方に向けて、いいね・フォロワー・インプレッション・リポスト・リプライなどの数を伸ばす方法を解説します。
個人と企業のどちらにも対応した初心者向けの説明となっているため、気になっている方はぜひ参考にしてみて下さい。
目次
Twitter運用で重視すべき数値【X対応】
Twitter(現X)の運用で重視すべき数値は、無料プランの場合であれば主に5つです。
- インプレッション
- いいね
- リポスト(リツイート)
- リプライ(返信・コメント)
- フォロワー
以下、一つずつの用語を順番に説明します。
数値①インプレッション
「インプレッション」とは、ポスト(ツイート)の表示回数のことです。
これにより、「ユーザーに特定のポストが何回見られているか」を確認することができます。
インプレッションが伸びているポストは、Twitterのアルゴリズムによって多くのユーザーの「おすすめ(タイムライン)」に表示される仕組みです。
そうすると更にインプレッションの数値が増えて、長い時間おすすめに表示されるのが特徴となっています。
これに加えて投稿文の一部が「トレンドワード」として表示されることも多く、広告・宣伝目的の場合はこれを狙って特定の「ハッシュタグ(#)」を入れてポストする企業も多いです。
数値②いいね
「いいね」は、特定のポスト(ツイート)に対するアクションです。
ポストの下にある「ハートマークのアイコン」をクリックして行なうので、一般的には好意・同意・共感などを示す行為として認知されています。
そのため、「いいね」が多いほどユーザーに好意的な印象を持たれているポストといえるでしょう。
ユーザーが行なうアクションの中では一番ハードルが低いため、Twitter運用において投稿内容に興味を持ってもらえたかどうかを判別する重要な目安の一つです。
数値③リポスト(リツイート)
「リポスト(リツイート)」とは、特定のポスト(ツイート)を自分のタイムラインに共有するアクションです。
ポストの下にある「円状の矢印マークのアイコン」をクリックして行なう仕組みで、ユーザーは元の投稿に手を加えることなくそのまま拡散することができます。
また「引用」でリポストすると、その投稿を引用しながら自分の投稿も追加できるのがポイント。
基本的に「たくさんの人にその情報を知ってほしい」という場合に行なうため、好意的な意味だけでなく否定的な意味でも使われるのが特徴です。
ユーザーが行なうアクションとしてはハードルが低い方ですが、数値だけではポジティブ・ネガティブを判別できないので、Twitter運用では注意したい数値となっています。
数値④リプライ(返信・コメント)
「リプライ」とは、特定のポスト(ツイート)に対して返信・コメントするアクションです。
やり方は、ポストの下にある「吹き出しマーク」をクリックして「返信をポスト」の欄にメッセージを入力。「返信」ボタンをクリックします。
ユーザーが行なうアクションとしてはハードルが高いため、リプライの数や内容は非常に重要な意味を持ちます。
それゆえに、Twitter運用を行なうにあたり相互コミュニケーションを大切にするのであれば、リプライに対する方針もしっかりと定めておきたいところです。
数値⑤フォロワー
「フォロワー」とは、「フォロー」のアクションをしてくれたアカウントのことです。
そして「フォロー」とは、自分のタイムラインに相手のポスト(ツイート)やリポスト(リツイート)を表示させる機能のこと。
分かりやすく言えば、ポストを定期的に閲覧してくれるアカウントを指しています。
フォローはユーザーが行なうアクションとしてはハードルが一番高いですが、Twitter運用ではこのフォロワー数が重要です。
フォロワーはいいね・リポスト・リプライのアクションをしてくれることが多いため、結果的にインプレッションを伸ばすことにも繋がります。
【アナリティクス】○○率に注目!
ポスト(ツイート)の右上にある「三点リーダー」をクリックして「ポストのアナリティクスを表示」を選択すると、以下の数値が表示されます。
・いいね数
・リポスト数
・リプライ数
・インプレッション数
・エンゲージメント
・詳細のクリック数
・新しいフォロワー数
・プロフィールへのアクセス数
このアナリティクスでは、プロフィールアクセス数や、エンゲージメント(ユーザーが行動をした数)などを知ることが可能です。
これにより、プロフィールアクセス率・エンゲージメント率などを導き出せるのが魅力。
例えば、懸賞やプレゼントキャンペーンの投稿を行なった際に、アクセス率やフォロー率からユーザーの反応をみるときに役立ちます。
またTwitterの有料プラン(Xプレミアム)では、更にデータ項目が豊富なアナリティクス機能が利用できます。
有料プランは他にもさまざまな機能が使えるので、分析に注力したTwitter運用をするのであれば、ぜひ加入を検討してみてはいかがでしょうか?
【Xプレミアムのプランと機能】
ベーシック: ポストの編集、長いポストや長い動画のアップロード、返信の上位表示、テキストの書式設定、ブックマークフォルダ、カスタムアプリアイコンなど、プレミアムの基本的な機能が含まれます。
プレミアム: ベーシックのすべての機能に加えて、チェックマーク、広告数の削減、広告収益配分の申請へのアクセス、クリエイターサブスクリプション、返信のさらに上位への表示、身分証明書の確認、Media Studio、Grokへのアクセスといった特典が含まれます。Grokは現在のところ、一部の地域のプレミアムおよびプレミアムプラスのサブスクライバーのみがご利用いただけます。
プレミアムプラス: プレミアムのすべての機能に加えて、X上に広告が表示されない、返信が3つのサブスクリプションレベルの中では最も上位に表示されるなど、さらなる特典が含まれます。ただし、プロモコンテンツが表示されることがまれにあります。
【Xプレミアムの料金】
ベーシック: ウェブ版は月額3ドルもしくは年額32ドル(または現地通貨での相当額)
プレミアム: ウェブ版は月額8ドルもしくは年額84ドル(または現地通貨での相当額)
プレミアムプラス: ウェブ版は月額22ドルもしくは年額229ドル(または現地通貨での相当額)
Twitter運用で数値を伸ばす方法【X対応】
次に、Twitter(現X)の運用で数値を伸ばす方法を解説します。
ここでは基本となる8つの方法をとり上げているので、運用方針にあわせて実施してみてください。
方法①固定ポストでアピール
Twitterでは、任意のポスト(ツイート)を固定することができます。
これにより、アイコン画像・ヘッダー画像・プロフィール文とあわせて、アカウントのコンセプトを詳細に伝えることが可能です。
固定ポストは、「最新のおしらせ」や「現在開催中のキャンペーン」などのPRにも使えるのがポイント。
リプライ機能によって個別の問い合わせ窓口としても利用できるため、ユーザーがいつでもアクセスしやすい環境を実現します。
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方法②画像・動画付きで投稿する
画像や動画付きのポスト(ツイート)は、インプレッションをはじめ、いいね・リポスト(リツイート)・リプライなどの数値が上がりやすいです。
「おすすめ(タイムライン)」に表示された際も目立ちやすいので、文字だけの投稿と比べると圧倒的な差があります。
そのため、Twitter運用では目をひく画像や動画を作成することも重要なポイントの一つ。
アナリティクス機能でアクセス数やクリック数などをチェックして、ユーザーの行動を詳しく分析してみましょう。
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方法③利用率が高い時間帯に投稿する
Twitterは常にいろんなポスト(ツイート)がタイムラインに流れていくため、ユーザーの利用率が高い時間帯に投稿することで目にとまりやすくなります。
逆に言えば、利用率が低い時間に投稿しないと、気付かれないまま他にポストに埋もれてしまう可能性が高いです。
利用率が高い時間帯は、主に3パターンあります。
7~8時 /朝の通勤時間
12~13時 /昼の休憩時間
20~22時 /退勤後~寝る前の時間
会社員・主婦・学生によって時間帯は多少異なるため、ターゲットにあわせて投稿時間を決めるのも良いでしょう。
「投稿時間」と「ポストに対する反応」は密接に結びついているので、Twitter運用においてまず最初に分析しておきたい項目といえます。
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方法④投稿文にトレンドのキーワードを入れる
トレンドになっているキーワードを含めた投稿をポスト(ツイート)すると、手っ取り早くインプレッション数を稼ぐことができます。
特にTwitter内で流行っている「ネットミーム」に乗っかることで、ユーザーに親しみを持ってもらえる場合も多いです。
ただし、やり過ぎるとユーザーにネガティブな印象を与えてしまう例も少なくありません。
慣れないうちは企業アカウントのTwitter運用状況を参考にしながら、加減を見極めることに専念してみてください。
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方法⑤リプライに返事・いいねをする
ユーザーのリプライに対して返事や「いいね」をすると、アカウント及びアカウントの運用者に親しみを持ってもらうことができます。
Twitter運用ではこのようなコミュニケーションを通じて、フォロワー数やエンゲージメント数を地道に増やしていくのが基本。
分かりやすく言えば、アカウントのファンになってもらえるように、こちらからもユーザーに対して積極的にアクションを起こすというわけです。
リプライを放置したままだと冷たい印象になるだけでなく、ユーザーはもうコメントをしてくれない可能性が高いでしょう。
したがって、フォロワーの定着と増加のためにもリプライへの返事・いいねはこまめに対応するのがオススメです。
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方法⑥関連するポストをリポストする
企業アカウントであれば、ユーザーが投稿した「自社の商品やサービスに関するポスト(ツイート)」をリポスト(リツイート)するのもフォロワー獲得に有効です。
Twitter上での交流を目的としているユーザーにとって、企業アカウントの目にとまるのは嬉しいもの。
また、企業アカウントのタイムラインに表示されることで、ユーザーのポストのエンゲージメント数が増えるというメリットもあります。
一般のユーザーでもこのような数値を気にしている人は珍しくないため、お互いに意識することで円滑なコミュニケーションにも繋がるでしょう。
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方法⑦インフルエンサーに宣伝してもらう
個人でTwitter運用をしていたり、ローカルな企業や店舗で認知度が低かったりする場合は、インフルエンサーに宣伝してもらうのも一つの方法です。
フォロワーが多いインフルエンサーは影響力が大きいので、リポスト(リツイート)してもらうだけでもエンゲージメントを大幅に増やすことができます。
また、「インフルエンサーのフォロワー」と「自身のアカウントのターゲット」が同じであれば、フォロワー数アップも見込めるのがポイント。
ユーザー目線・消費者目線でPRしてもらうことにより、信頼性の高い情報として拡散されやすくなります。
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方法⑧懸賞キャンペーンを実施する
懸賞・プレゼントキャンペーンをする際に応募条件を定めることで、短期間でさまざまな数値を総合的に増やすことができます。
一般的には、以下のような条件が多いです。
・フォロー + 対象のポストをリポスト
・フォロー + 対象のポストをリポスト&いいね
・フォロー + 対象のポストをリポスト&リプライ(指定のコメント・ハッシュタグ)
・フォロー + 対象のポストを引用リポスト + 指定のハッシュタグ
・フォロー + 対象のポストを引用リポスト + 指定の写真
キャンペーンの主な目的は「フォロワーを増やすこと」「キャンペーン・商品の宣伝」なので、これらのような応募条件が設けられます。
応募者は懸賞アカウントと呼ばれるようなユーザーであることが殆どですが、拡散力に大きな効果を期待できるのが特徴。
「おすすめ(タイムライン)」に表示されるには爆発的・長期的な拡散力が必要になるため、Twitter運用において重要な存在だといえるでしょう。
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Twitter運用での投稿の注意点【X対応】
Twitter(現X)運用でポスト(ツイート)をする時は、注意しなければならないことがあります。
なかでも主要な注意点を2つ解説するので、しっかりと覚えておきましょう。
注意①壁打ちポストにならないようにする
Twitter運用では、ユーザーとのコミュニケーションが大きなポイントです。
一方的に情報発信するだけのポストは興味を持ってもらえないので、フォロワーを増やすのも難しいでしょう。
もし自分でTwitterを運用するのが困難であれば、マーケティング会社やフリーランスに委託するのも一つの方法です。
ユーザーとの交流のノウハウを学ぶために、最初はプロに任せてみてはいかがでしょうか?
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注意②炎上しやすい話題に触れない
Twitter運用ではSNS炎上を避けるために、炎上しやすい話題に触れないことが大切です。
炎上しやすい話題としては、「宗教」「政治・思想」「人種・性別」「事件・事故」などが挙げられます。
また最近では、「AIイラスト」「AI動画」も学習データに関する著作権侵害や倫理的な問題から、炎上を引き起こしやすくなっているのが現状。
実際に、「AIっぽい」というだけで批判的な意見が殺到してしまう企業アカウントが後を絶ちません。
SNS内での風潮を把握していないと、ポストをきっかけに炎上へと発展するケースは珍しくないため、十分な注意が必要です。
▼SNSの炎上対策については、こちらをチェック!
企業がすべきSNS炎上対策とは【おすすめ会社・業者10選】
注意③スパム判定になるような動作を避ける
Twitterではスパムと疑われる動作をすることで、利用が制限されたり、アカウントが凍結したりすることがあります。
具体的には、「短時間にたくさんフォローやリポストを行なう」「ハッシュタグが多いポストをする」などです。
また、見た目には問題なくても「検索でポストが表示されない」「リプライが見えない」といったシャドウバン・サーチBAN状態になることもあります。
スパムの判定基準に関しては明らかにされておらず、その基準に関しても頻繁に変わることが多いため、気を付けるのは難しいかもしれません。
有料プランだからといって判定が甘くなるわけでもないようなので、Twitter運用する際は慎重に行なうようにしましょう。
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【まとめ】Twitter運用は数値改善が有効な方法
Twitter(現X)を運用する際は、インプレッション・いいね・リポスト・エンゲージメントなどの数値が重要です。
これらの数値を増やすためには、さまざまな方法で改善を繰り返す必要があります。
難しい場合はSNS運用代行会社やフリーランスに委託するという方法もあるので、ぜひTwitter運用を始めてみてはいかがでしょうか?
投稿者プロフィール

- 誹謗中傷対策とWebマーケティングに精通した専門家です。デジタルリスク対策の実績を持ち、これまでに1,000社を超えるクライアントのWebブランディング課題を解決してきました。豊富な経験と専門知識を活かし、クライアントのビジネス成功に貢献しています。
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