整骨院（接骨院）の集客方法を解説｜具体的なマーケティング施策も紹介

整骨院（接骨院）といえば年配の方が通院しているイメージが強いですが、実際には年齢性別問わずお世話になることも少なくない施設です。

しかし整骨院は医療機関ではないため、病院やクリニックよりも利用頻度が低くなりがち。そのため、患者の獲得が厳しい業界の一つと言えるでしょう。

この記事では、そんな整骨院の集客方法について解説します。

具体的なマーケティング施策や、集客を増やすためのポイントも説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。

整骨院（接骨院）の集客方法は患者のタイプで異なる

整骨院（整骨院）の集客方法は、患者のタイプで異なります。具体的には、以下の3つです。

以下、一つずつ順番に説明します。

「新患（完全新規の人）」の集客方法

初めて診療を受けに来る人を対象にした集客方法では、自院の周辺地域に住む人々に見つけてもらえるような取り組みを行ないます。

例えば、店頭ボードを置いたり、チラシをポスティングしたりすることで、その存在を知ってもらうことができるでしょう。

骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷などのケガで訪れる患者は、整骨院に通える範囲が徒歩圏内である場合も少なくありません。したがって、狭いエリアに集中して集客することが大切です。

また、「整骨院と病院（整形外科など）の違い」や「柔道整復師による“施術”と医師による“治療”の違い」をアピールすることも重要なポイントの一つ。

整骨院と病院では対応が大きく異なり、その違いについて知らない患者も多いため、患者の需要とマッチすれば集客に繋げられる可能性が高いです。

そのため、ホームページで自院の営業時間や施術方針などを詳しく記載しておくと良いでしょう。

「既存患者（2回目以降の人）」の集客方法

2回目以降に診療を受けに来る人を対象にした集客方法では、整骨院に対して安心感や信頼感を持って通院してもらえるような取り組みを行ないます。

例えば、SNSで自院の強みや所属する柔道整復師について情報発信をすることで、親しみを持ってもらえる可能性が高いです。

整骨院は週に1～3回の通院で、まずは一ヶ月通うことになる場合も少なくありません。それゆえに、続けて来院してもらえるような信頼関係を築くことが、集客においても重要となっています。

「再初診（過去に来院した人）」の集客方法

過去に来院したことがある人を対象にした集客方法では、整骨院に行きたいと思った際にまた自院を選んでもらえるような取り組みを行ないます。

例えば、来院した患者に自院の口コミをネットに投稿してもらうキャンペーンの実施などです。SNSや口コミサイトに良い口コミがたくさんあれば、自院に対してポジティブな印象を抱いてもらいやすくなるでしょう。

また第三者の人が書いた口コミは、自分自身が抱いている評価を裏付けてくれるものでもあります。そのため、再び同じ整骨院に行くかどうか悩んでいる人には重要な判断材料となるはずです。

整骨院の集客を増やすマーケティング施策

ここでは先ほどの集客方法を踏まえて、具体的なマーケティング施策についてとり上げます。具体的には、以下の4つです。

以下、一つずつ順番に説明します。

施策①ホームページ運用＆SEO対策

整骨院を探しているユーザーのために、ホームページを制作して運用しましょう。

ホームページ内には、施術内容・営業時間・所属する柔道整復師など、患者が来院するために必要な情報を記載しておくことが大切です。

また、ターゲットとなるユーザーがホームページに訪問する可能性を高めるために、SEO対策を行なうのも重要。

詳しく説明すると、ユーザーが検索エンジンで入力すると考えられるキーワード（例：地域名＋整骨院）でSEO対策をして、ホームページが検索上位に表示されるようにします。

ちなみにSEO対策はさまざまな方法があるため、場合によっては専門的な知識も必要です。それゆえに、自分のできる範囲でSEOツールを使ってやるか、プロの業者に依頼するかを事前に検討しておきましょう。

施策②MEO対策

「Googleマップ」や「Yahoo!マップ」などの地図検索をする人向けに、MEO（ローカルSEO）対策を行ないましょう。

地図検索で付近の整骨院を探している人は来院する可能性がとても高いので、集客効果が最も期待できるマーケティング施策と言えます。

なかでもGoogleマップは利用者が多く、口コミが投稿されやすいのも特徴。Googleビジネスプロフィールを利用して自院の情報を入力しておくことで、ホームページへの誘導も可能です。

ちなみにGoogleビジネスプロフィールは、「ビジネスオーナー自身が管理しなければ、ネット上で自動で収集された情報が掲載される仕組み」になっています。

したがって、登録せずに放置していると、誤った情報が掲載されてしまう恐れがあるので注意が必要です。

正しい情報を管理・発信するためにも、Googleビジネスプロフィールの登録と認証を必ずしておきましょう。

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施策③SNS運用

自院の認知度を上げたり、信頼性を高めたりするために、「X（旧：Twitter）」や「Instagram」などのSNSを運用しましょう。

こまめに最新情報を投稿することで、自院の存在を身近に感じてもらうことができます。

またSNSでは、投稿に対して「いいね」「RT」「コメント」などのリアクションをしてもらえるのも魅力の一つ。

患者が何に対して興味があるのかを直接知ることができるので、集客に繋がるヒントが得られるかもしれません。

施策④口コミの獲得

整骨院を探している患者は、患者目線の客観的な意見が聞ける口コミを重要視しています。それゆえに、Googleマップや口コミサイトなどで良い口コミをたくさん獲得しておくと、大きな集客効果が期待できます。

とはいえ、口コミの内容は整骨院側がコントロールできるものではないので、好意的なものもあれば否定的なものもあるでしょう。

良い口コミを獲得するには、「患者の満足度を高めること」と「口コミサイトへの投稿を積極的に促すこと」が大切です。

そのため、セミナーやイベント、SNSキャンペーンなどを行ない、患者が好意的な口コミを投稿したくなるような取り組みを行なうと良いでしょう。

整骨院の集客力を上げるポイントは「来院理由」

整骨院の集客力を上げるためには、患者の来院理由を考慮してマーケティング施策を実施しましょう。

主な来院理由としては、以下の5つがあります。

これらは、マーケティングにおける「ターゲットの明確化」を行なううえでも重要なポイントです。

整骨院では来院理由が複数想定されるため、患者タイプ（新患・既存患者・再初診）も踏まえたターゲット像を設定して、マーケティング施策を行なう必要があります。

ここでは、来院理由別に集客ポイントを解説します。自院の特徴や強みにあわせて、ぜひ注力するターゲット像を模索してみてください。

来院理由①急にケガをした

思いがけないケガで急遽整骨院を探している人は、すぐに行ける範囲にあるところに来院する可能性が高いです。また、すぐに治るようなケガではないと分かる場合は、生活圏内にある整骨院を選ぶでしょう。

したがって、ホームページのSEO対策や、GoogleマップのMEO対策を行ない、患者が自院をWeb検索で見つけやすいようにしておくのがポイントです。

来院理由②慢性的な症状を解消したい

首・肩・背中・腰の痛みなど、慢性的な症状に悩んでいる人は、どの病院や整骨院に行ったら良いのか分からず、そのままにしている場合も多いです。

そういった潜在患者の悩み相談に答えるため、ホームページ内に「Q＆A」や「コラム」などのコンテンツを載せると良いでしょう。

更には、悩みに関するキーワードでSEO対策を行なったり、SNS運用とあわせてコンテンツへの誘導をしたりすることも重要。ホームページへの訪問者が増えて、結果的に多くの集客が見込めると考えられます。

来院理由③子どもがケガをした

お子さんがケガをした場合、親御さんは子どもも対応してもらえる接骨院を事前に調べてから来院します。クラブ活動などのスポーツによるケガであれば、スポーツ専門の整骨院を探している親も多いです。

そのため、子どもに対する施術実績をホームページに記載しておきましょう。

また、子どもに関連する内容は口コミを獲得しやすいのが特徴。子どものケガに関するセミナーを実施したり、SNSで子どものケガ対応を投稿したりして、日頃から親御さんとの信頼関係の構築を目指すことが大切です。

来院理由④セカンドオピニオン

セカンドオピニオンを受けて整骨院を探している人は、治療方針や施術方針、及び評判を重点的に調べていることが多いです。したがって、自院の施術内容や、病院での医師による治療の違いをホームページに記載しておく必要があります。

また、整骨院は医療機関ではなく手技による施術が中心で健康保険の適用範囲も制限されているため、施術費用に関する不安を抱く人も少なくなりません。他の整骨院と費用を比較できるように、自費施術の料金を明記しておくと良いでしょう。

来院理由⑤交通事故でのケガの施術

交通事故に遭って整骨院に来院する人は、むちうちなどで治療期間が長期に渡って慢性化している場合が多いです。しかし、病院では慢性期の積極的な治療はあまり行なわれません。

そのため、整骨院では慢性期でも時間をかけてマッサージなどの施術を受けられる点をアピールすると集客に繋がります。

ちなみに交通事故に遭って整骨院に来院する人は、加害者が加入している任意保険会社から治療費（慰謝料）が支払われることが一般的。しかし、なかには任意保険会社にケガの施術費用が認められず、治療費がもらえない場合もあるようです。

これには、慰謝料を請求するための必要資料を揃えにくいといった要因があります。なぜなら、整骨院には医師がいないので「診断書を書いてもらえない」のと「レントゲン検査やCTなどの検査ができない」ため。

したがって、交通事故でのケガの施術に関しては、ホームページやSNSなどで必ず注意事項を記載しておきましょう。

「BLITZ Marketing」でインターネット炎上対策

インターネットを活用してマーケティングを行なう場合は、ネット炎上リスクに備えておく必要があります。

しかし、人力でネット上の情報を全て把握するのは難しいため、ネット炎上や悪質な風評の火種をいち早く見つけるのは非常に困難です。

そんな時は、誹謗中傷・風評被害対策のプロフェッショナル「株式会社BLITZ Marketing（ブリッツマーケティング）」が提供している、「AIブランドモニター」を利用してみてはいかがでしょうか？

AIブランドモニターは、ネットの風評を24時間監視しながら、AIがネガティブな情報を自動判定することが可能です。これにより、本格的なネット炎上が起こるのを予防することができます。

また、今話題の「ChatGPT」を活用した口コミ管理サポート機能を搭載しているのも大きなポイント。「SNSの投稿文のリスクスコア分析機能」や「Google Mapsの口コミへの返信文作成機能」を利用することができます。

SNSに掲載する文章を作成する際は、この機能を使ってネット炎上を防止できるのが魅力です。

AIブランドモニターは、1ヶ月分の無料トライアルを実施しているので、気になる方は気軽に試すことができます。

【まとめ】整骨院で集客するコツは「病院との違い」

整骨院（接骨院）の集客方法は、患者のタイプや来院理由によって異なります。特に来院理由に関しては、「病院との違い」や「整骨院ならではの魅力」で選ばれること多いので、集客するための重要なポイントと言えるでしょう。

ターゲットにあわせたマーケティングを行なうことによって集客効果がアップするため、まずは自院の特徴と強みを明確にしてターゲット像を設定してみてはいかがでしょうか？

投稿者プロフィール

デジタルリスク施策部

誹謗中傷対策とWebマーケティングに精通した専門家です。デジタルリスク対策の実績を持ち、これまでに1,000社を超えるクライアントのWebブランディング課題を解決してきました。豊富な経験と専門知識を活かし、クライアントのビジネス成功に貢献しています。

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