「マンションコミュニティ」は、2001年より運営されている、全国のマンションに関する口コミ掲示板です。
投稿される内容が多岐にわたっているため、マンションの購入を考えている方や、住民の方にとって、とても貴重な情報源となっています。
一方で、
「マンションコミュニティにネガティブな投稿があって営業に支障がでている！」
「入居者による昔の投稿を削除したい！」
「根も葉もない噂が書き込まれていて困る！」
という声も聞かれます。
そこでこの記事では、マンションコミュニティの概要、投稿による影響、削除の可否・方法などについて、詳しく解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。
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目次
マンションコミュニティとは？
「マンションコミュニティ」は、マンション購入検討者やマンション住民のための、日本最大級の口コミ掲示板です。
公にされている一般的な情報だけでなく、購入検討者や住民によって、住み心地やトラブル、管理費などの金銭的な内容まで、さまざまな内容が投稿されます。
全国のほとんどの分譲マンションの情報を網羅しているため、多くのアクセス数があり、日々更新されています。
マンションコミュニティの掲示板の種類
「マンションコミニュティ」は、以下の4つの掲示板をメインに成り立っています。
| 検討板 | マンション購入を検討している人向けの掲示板。 各マンションで「⚫︎⚫︎（←マンション名）ってどうですか？」というスレッドで投稿されている。 |
| 住民板 | 各マンションの契約者や住民向けの掲示板。 施設・設備の状況、騒音など困っていることなどが投稿されている。 |
| 情報板 | 新築マンションの分譲時価格や、モデルルームの体験記などのスレッドがある。 |
| 知識板 | 住宅ローン、防犯・防災・防音、デベロッパー・ゼネコン・リノベーション会社の評判など、スレッドの内容は多岐に渡る。 |
これらの掲示板は、誰でも会員登録なしで、無料で閲覧・投稿ができます。投稿時は、名前（ニックネーム可）とともに書き込みます。
マンションコミュニティの運営会社
「マンションコミュニティ」は、住まいに関するさまざまなWebサイトを運営しているミクル株式会社が運営しています。
| 所在地 | 東京都新宿区西新宿7-19-15 小田切ビル303 |
| 設立 | 2005年10月5日 ※「マンションコミュニティ」は2001年に開始 |
| 関連サイト | スムログ、スムラボ、e戸建て、すてき空間 など |
マンションコミュニティ投稿による影響
「マンションコミュニティ」という掲示板で、マンションに対するさまざまな投稿があることで、どのような影響があるのでしょうか。
以下のような影響が挙げられます。
- 購入前後の情報共有
- マンション内のコミュニティ活性化
- 風評被害
1つずつ、解説します。
影響①購入前後の情報共有
「マンションコミュニティ」の投稿による影響の1つ目は、購入前後の情報共有です。
マンションコミュニティの投稿によって、マンション購入検討者や購入者が、情報共有をすることができます。さまざまな情報が共有されていますが、以下にその投稿内容の例を挙げます。
- 該当マンションの販売状況
例：「南側の住戸は全て完売らしい」「次期の販売は抽選だから早めに申し込んだ方が良い」 - モデルルームの体験記
例：「モデルルーム見学は予約が必須、予約すればAmazonギフトカードがもらえるのでお得」「床暖房はオプションでつけられるらしい」 - 不動産会社から聞いた情報
例：「数年後に大型スーパーが近くにできるらしいので、今後もますます人気の出るエリア」「隣に保育園があるけれど、園長がかわってあまり良い噂を聞かない。それ以外の園を最初から希望することをおすすめします」 - 資料に記載されている内容の疑問
例：「他のマンションではあまり見かけない「⚫︎⚫︎金」という記載があり。内容を確認しなければ」
このような情報が共有されることで、マンション購入検討者はその内容を加味して検討を進めることができます。またマンション購入者は、具体的な入居の準備を進めることができます。
影響②コミュニティの活性化
「マンションコミュニティ」の投稿による影響の2つ目は、コミュニティの活性化です。
マンション住民による投稿は、イベントなどの企画・周知に利用されていることがあります。このような利用方法は、コミュニティ全体の活性化や、住民同士の強い結束力の保持につながるでしょう。
また、マンション内で起きる問題やトラブルについての情報が投稿されることで、住民同士が協力して解決策を見つけることができます。セキュリティや施設の問題に対処するため、アイディアや提案の議論の場となっているケースもあります。
このように「マンションコミュニティ」における投稿は、住民同士のコミュニティの活性化や問題解決に利用されています。
影響③風評被害
「マンションコミュニティ」の投稿による影響の3つ目は、風評被害です。
「マンションコミュニティ」の投稿は、マンションのイメージを下げるような内容もあります。以下に例を挙げます。
「共有部分での住民のマナーが悪い」
「夜になると、暴走族の音がうるさくて眠れない」
「管理人が全然仕事をしない」
「入居して3ヶ月しか経ってないのに、設備故障が3か所も発生している…欠陥工事なのでは」
これらはマンションの住民同士の情報共有という意味合いもありますが、マンションのイメージを下げる投稿とも言えます。
マンション購入検討者にとっては、購入を取りやめるきっかけとなる内容であるため、販売会社としては、契約機会を逃すことになります。
上記の投稿が事実であればある程度不可避と言えますが、誰でも投稿できる掲示板であるため、事実を大げさに表現したり、入居者以外がウソの内容を書き込んだりしている可能性も否めません。
状況次第ではマンションの資産価値が低下してしまい、風評被害につながります。
マンションコミュニティの投稿は削除できる？
では、風評被害につながるような「マンションコミュニティ」の投稿は、削除ができるのでしょうか？
結論としては、以下の規約に該当していれば、削除が可能です。
・当サイトに参加されておられる方が不快に感じられると判断するもの
・マンションの関係者であろうことや特定の投稿者を攻撃するもの
・２ちゃんねるでのやり取りを連想させるような表現、投稿内容
・ただの相づちだけで内容が無いもの
・個人、又は団体の名誉を著しく毀損しているもの
・倫理的観点から問題があるもの
・当サイト及び他の企業もしくは第三者に不利益を及ぼすもの
・当サイトの競合となる同等のサイトへのリンクがあるもの
・公序良俗に反しているもの
・著作権等知的所有権の侵害になるもの
・投稿の内容が、事実と著しく異なると判断できるもの
・故意・過失に問わず、各種法令に違反しているもの
・スレッドの内容と無関係な内容であると判断するもの
・スレッドが荒れてしまうと判断するもの
・「無料で広告できます板」以外での営業行為と判断されるもの
・物件購入の意志を妨げようとする悪意あるもの
・他の物件を批判するもの
・その他当サイトの方針に反するもの
・自作自演の可能性があるもの
・弊社または、管理人およびその代理に対しての公開質問または回答要求を添えた書き込み
・弊社または、管理人およびその代理との私信の公開
・レスに対して販売及び建設関係者であることを指摘するもの
上記に該当している場合は、サイト運営会社へ削除依頼することによって、削除することができます。
マンションコミュニティの投稿の削除方法
「マンションコミュニティ」の内容は、削除基準に該当し、削除依頼することで、削除されます。削除対象は、投稿（コメント）だけでなく、スレッド全体も対象です。
以下で、削除依頼方法を解説します。
削除方法①スレッド
①スレッドの「投稿する」ボタンの左隣の「削除依頼」を選択する。
②削除依頼フォームに「名前」「理由」「立場」と詳細を入力して、送信する。
削除方法②投稿（コメント）の削除方法
①各投稿（コメント）の右上の「…」部分を選択し、「削除依頼」を選択する。
②削除依頼フォームに「名前」「理由」「立場」と詳細を入力して、送信する。
削除依頼フォームから削除を申請すると、運営会社によって内容がチェックされ、削除に該当すると判断された場合は削除されます。
ただし、削除可否などの返信はないため、削除依頼後も削除されたかどうかチェックする必要があります。
マンションコミュニティの投稿を削除できない場合の対策
運営会社に対し「マンションコミュニティ」の内容に関する削除の依頼をしても、削除されないケースもあります。
しかし、削除されないネガティブな投稿やスレッドをそのままにしておくことで、大きな風評被害につながることもあります。
これを防ぐためには、以下の対策をとるべきでしょう。
- 裁判手続きをする
- 口コミ対策専門会社に相談する
それぞれを解説します。
対策①裁判手続きをする
マンションコミュニティの投稿を削除できない場合の対策の1つ目は、裁判手続きをすることです。
「投稿者を特定したい」「損害賠償を求めたい」場合は、「仮処分命令の申立て」を行い、投稿者のIPアドレスの開示を裁判所から運営会社に命じてもらいます。
この場合、「どの権利がどのように侵害されているのか」を法的に主張する必要があるため、法律知識のある弁護士に相談することをおすすめします。
さらに、裁判で権利侵害が認められた場合は、裁判所からの命令により、運営会社は投稿を削除しなければいけません。
対策②口コミ対策専門会社に相談する
マンションコミュニティの投稿を削除できない場合の対策の2つ目は、口コミ対策専門会社に相談することです。
悪評につながる投稿があると、SNSや他掲示板・ブログなど「マンションコミュニティ」以外にも、ネガティブな情報が広まる可能性が大きいです。
そのため、ネット全体に対する「口コミ管理」が必要になります。
SNS上の「口コミ管理」、ネガティブな情報をポジティブな情報で押し下げる「逆SEO対策」、検索エンジンのネガティブな「サジェストワード対策」など、風評被害を防止する対策はさまざまです。
口コミ対策専門会社に相談すると、多彩な視点での風評被害対策の提案がうけられます。さらに、専門知識と実績が豊富な業者への相談は、売上・集客アップにまでつながる対策が可能です。
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ネガティブな投稿に対して法的対応を行いたい場合は弁護士への相談が不可欠ですが、専門会社に「口コミ対策」を相談することで、以下のようなメリットが得られます。
- 弁護士への相談に比べて、コストが抑えられる
- 「マンションコミュニティ」以外にも広がっている悪評に対応できる
- 売上・集客アップにつながる対策が可能
- SNS上の口コミのモニタリングも可能
誹謗中傷・風評被害対策を得意とするBLITZ Marketing（ブリッツマーケティング）なら、さまざまな業界での口コミ対策に豊富な実績があります。
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まとめ
この記事では、マンションコミュニティの概要、投稿による影響、削除の可否・方法などを詳しく解説しました。
マンション口コミ掲示板の「マンションコミュニティ」の利用者は多く、そこに投稿される情報や議論の様子が、マンション購入検討者の貴重な情報源になっていることは間違いありません。
マンション住民による投稿も多いので、とてもリアルな情報ではありますが、トラブルなどのネガティブな情報はマンションイメージを下げてしまう原因ともなります。
誰でもニックネームで投稿できるので、内容が大げさに表現されたり、真実ではない情報が書き込まれるケースも見られます。これがSNSなどで拡散され、風評被害につながることもあるのです。
こういったことを防ぐためには、しっかりと口コミ対策を行うべきでしょう。削除依頼、裁判手続き、口コミ対策専門会社への相談など、それぞれの状況に合わせた対策を行い、「マンションコミュニティ」を上手に利用していきましょう。
投稿者プロフィール
- 誹謗中傷対策とWebマーケティングに精通した専門家です。デジタルリスク対策の実績を持ち、これまでに1,000社を超えるクライアントのWebブランディング課題を解決してきました。豊富な経験と専門知識を活かし、クライアントのビジネス成功に貢献しています。
