Googleが提供する地図アプリ「Googleマップ」といえば、店舗や施設を利用したユーザーの口コミを投稿できる点が魅力の一つとなっています。
しかしその一方で、自分の書いた口コミが反映されないという声もあるようです。そのため、「店舗や施設側で削除・非公開にしているのでは?」と考えている人も多いのではないでしょうか?
この記事ではそんな地図アプリユーザー向けに、Googleマップの口コミが反映されない理由を解説します。
Googleマップの口コミが自分だけ反映されない時の解決方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Googleマップの口コミが反映されない理由はGoogleにある
Googleマップの口コミは、書き込まれた店舗側や施設側が、口コミを自由に削除したり非公開にしたりすることはできません。
そのため、口コミが反映されない時は、Google及びGoogleマップ側の理由によって反映されていない可能性が高いです。
自分だけ口コミが反映されないからといって、店舗側や施設側で特定の口コミを削除していると決めつけてしまわないように注意しましょう。
また、Googleマップに口コミを投稿する場合は、Googleのアカウント登録が必要です。
したがって、口コミの投稿内容やサポートへの問い合わせ内容によっては、Google側に悪質なユーザーと判断されアカウント停止になる恐れもあります。
自分のアカウント画面では投稿済みになっているのに、Googleマップ上では口コミが反映されていない状況の場合は、怒りに身を任せて衝動的な発言をしたり行動を起こしたりしないように気を付けましょう。
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Googleマップの口コミが反映されない理由8つ
Googleマップの口コミが反映されない原因として、具体的には下記のような理由が考えられます。
- Googleポリシー・利用規約の違反に該当した
- Googleの口コミ審査で削除対象になった
- 審査待ち&まだ反映されていないだけ
- 他ユーザー・オーナーの通報で削除された
- Googleマップの不具合
- Googleビジネスプロフィールがガイドライン違反している
- 投稿者自身が削除してしまった
- 投稿者のアカウントが停止されている
以下、一つずつ順番に説明していきます。
理由①Googleのポリシー・利用規約の違反に該当した
Googleが定めたポリシーや利用規約に違反すると、Googleマップに投稿した口コミが反映されません。
違反に該当する内容を簡単に説明すると、主に下記のような4つが挙げられます。
- 差別や誹謗中傷をする内容
- スパムや宣伝目的の内容
- 虚偽や誤解を招く内容
- 個人情報やプライバシーに関する内容
これらの内容は、Googleポリシーや利用規約の違反対象です。口コミが反映されない時は、この内容が含まれていないかチェックしてみましょう。
更に、Google公式サイト「マップのユーザー作成コンテンツに関するポリシー」では、下記のように説明されています。
たとえば、投稿や編集の内容は、実際の体験や情報に基づくものでなければなりません。意図的な虚偽情報の投稿、写真のコピーや盗用、話題に無関係なクチコミ、中傷的な表現の使用、個人攻撃、不必要または不正確なコンテンツなどは、すべてポリシー違反に該当します。Google では通常、違反と見なされるのが投稿の一部であったとしても、投稿全体(投稿された写真とそれに添えられたクチコミなど)が削除されます。
引用元:Google公式サイト「マップのユーザー作成コンテンツに関するポリシー」
このことから、違反対象となる内容の口コミをGoogleマップに投稿した場合は内容の一部が削除されるのではなく、写真を含めて口コミ自体が反映されないことが分かります。
ちなみに、Googleポリシーに違反する口コミは、AIによる自動検出と人間による検出によって削除されるシステムです。「マップのユーザー作成コンテンツに関するポリシー」では、下記のように説明されています。
ポリシーに違反しているコンテンツを検出するため、Google の機械学習アルゴリズムは投稿をスキャンし、不審なユーザー アクティビティを示す兆候がないかチェックしています。ポリシーに違反するコンテンツは Google の自動モデルによって削除されます。アルゴリズムのみでは判断が難しいコンテンツは、専門のトレーニングを受けた担当者やアナリストに報告されます。
引用元:Google公式サイト「マップのユーザー作成コンテンツに関するポリシー」
このため、微妙なニュアンスであっても人間の判断で違反対象となる場合があるかもしれません。
したがって、Googleマップの口コミが反映されない時は、どのような内容をどのような表現で書いたかを思い出してみましょう。
理由②Googleの口コミ審査で削除対象になった
Googleが口コミの品質を保つために行なう審査で投稿した口コミが削除・非表示対象にされた場合、Googleマップに反映されません。
削除・非表示対象となる審査ポイントとしては、主に下記のような4つが挙げられます。
- 内容の適切性
- 表現の明瞭さ
- 誤字脱字の有無
- スパムや宣伝目的の口コミの有無
先に挙げた理由の一つ「Googleポリシー違反・利用規約違反」の判断は、口コミ審査の一部に該当します。
口コミ審査では更にこれらの審査ポイントによって、違反に該当しない内容であっても、文章力によっては口コミが削除・非表示対象となるわけです。
Googleマップの口コミが反映されない時は、このような口コミ審査が理由であることも念頭に置いておくと良いでしょう。
理由③審査待ち&まだ反映されていないだけ
Googleマップの口コミは日頃から多くの人に投稿されているため審査が多く、反映されるまでに時間がかかっている可能性があります。
Googleポリシー・利用規約違反の判断や口コミ審査などの人間によるチェック工程があると、Google側の人員が少ない時は確認までに日数を要するため、すぐには反映されません。
そのため、口コミを投稿してからGoogleマップ上に反映されるまでは早くて数日、長くて1ヶ月ほど待ってみましょう。
理由④他ユーザー・オーナーの通報で削除された
Googleマップの口コミがなかなか反映されない時は、実は自分の知らないうちに一度反映されていたが、誰かから通報されて削除されたという可能性があります。
通報者として想定されるのは、他のGoogleマップユーザーや、口コミが書かれた店舗・施設のビジネスオーナーです。Googleマップの口コミは、「レビューを報告(口コミを報告)」ボタンからGoogleに違反報告することができます。
つまり、投稿された口コミをみて悪質な内容だと感じた第三者がすぐに通報して、Google側が即座に対処したという状況が考えられるわけです。
ただし違反報告した口コミは必ず削除されるわけではありません。Googleのポリシーや利用規約に違反しているかどうかの審査を行ない、Google側に認められた場合のみ削除されます。
【口コミを違反報告するときの該当項目】
・関連性のないコンテンツ
このビジネスでの経験とは関係ない口コミ
・スパム
ボットまたは虚偽のアカウントからのクチコミ、あるいは広告かプロモーションを含む口コミ
・利害に関する問題
該当のビジネスまたは競合するビジネスと関係するユーザーが投稿した口コミ
・冒涜的な表現
汚い言葉、露骨な性描写、詳細な暴力描写を含む口コミ
・いじめ、嫌がらせ
特定の人を個人的に攻撃する口コミ
・人種差別、ヘイトスピーチ
身元を理由に個人またはグループを中傷する表現を含む口コミ
・個人情報
住所や電話番号などの個人情報を含む口コミ
・役に立たなかった
この場所に行くかどうかを決めるのに関係ない口コミ
理由⑤Googleマップの不具合
Googleマップのシステムに不具合が発生している時は、投稿した口コミが反映されない可能性があります。
その場合は、時間をおいて再度口コミを投稿すると、反映されるかもしれません。
理由⑥Googleビジネスプロフィールがガイドライン違反している
「Googleビジネスプロフィール」に登録されている情報が、Googleのガイドラインに違反している場合は、口コミが反映されない可能性があります。
Googleビジネスプロフィールとは、店舗・施設のオーナーが利用する「Googleマップの店舗情報管理ツール」です。
このツールを使ってビジネスオーナー自身が登録した情報がGoogleのガイドラインに違反すると、情報掲載が停止される仕組みになっています。
したがって、もしGoogleマップに店舗情報が表示されない状況であれば、ビジネスオーナー側でガイドライン違反となっているかもしれません。
理由⑦投稿者自身が削除してしまった
Googleマップの口コミを削除できるのは、Googleもしくはその口コミの投稿者のみです。
そのため、投稿者自身が誤って口コミを削除してしまった可能性もあります。
気になる方は、自分のGoogleアカウント管理画面で口コミを確認してみてください。
理由⑧投稿者のアカウントが停止されている
投稿者のGoogleアカウントが停止されていると、Googleマップに投稿した口コミが反映されません。
アカウント停止に心当たりがある場合は、Googleの管理コンソールでユーザーアカウントのステータスを確認してみてください。
Googleの口コミが自分だけ反映されない時の解決方法
ここでは、Googleマップの口コミが自分だけ反映されない時の解決方法を説明します。
反映されない理由として、最も考えられる原因を踏まえた2つの解決法を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
解決方法①最新のGoogleポリシーと利用規約を確認する
Googleマップの口コミが反映されない理由として一番多いのが、Googleのポリシー違反と利用規約違反です。
そのため、「Googleのポリシーと規約」や「マップのユーザー作成コンテンツに関するポリシー」をしっかりと確認したうえで、口コミの内容を再度考えてみましょう。
また、ハラスメントやヘイトスピーチなど、口コミを通して行なわれる不適切な行為に対しての審査は、AIの自動検出によって日々厳しくなっていると言えます。
したがって、Google公式サイトに掲載されている「マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー|禁止および制限されているコンテンツ」にて、最新情報をチェックしておくことも大切です。
【禁止および制限されているコンテンツ】
虚偽のコンテンツ、偽装行為
・虚偽のエンゲージメント
・なりすまし
・誤った情報
・不実表示
不適切なコンテンツまたは行為
・ハラスメント
・ヘイトスピーチ
・不適切なコンテンツ
・個人情報
・わいせつ、冒とく的な表現
・性的描写が露骨なコンテンツ
・アダルト向けコンテンツ
・暴力的または残虐なコンテンツ
・制限されているコンテンツ
・危険なコンテンツ
・違法なコンテンツ
・子供の安全
・テロに関するコンテンツ
・関連性のないコンテンツ
・宣伝と勧誘
・意味不明なコンテンツや、繰り返して投稿されたコンテンツ
・改変、悪ふざけ
解決方法②Googleのサポートに問い合わせてみる
Googleマップの口コミが反映されないことが続く場合は、Googleマップのヘルプページからサポートに問い合わせてみるのも一つの方法です。
自分では良い口コミをたくさん書いているつもりでも、Google側では不自然な口コミやスパムとして判定されてしまっているという可能性もあります。
例えば、同じ店に続けて口コミを投稿したり、別の店に同じ内容の口コミを複数投稿したりすると、スパム扱いになってしまうこともあるようです。
自分では気づかないうちに不適切な行為を行ない、削除・非表示対象になってしまうことは多々あるため、心配であればサポートに問い合わせてみましょう。
AIで誹謗中傷・風評被害対策&ネット炎上対策
Googleマップの口コミはGoogle側でチェックされる仕組みになっていますが、なかには悪意のある口コミがそのまま反映されていることもあります。
Googleマップに店舗情報を掲載している企業はそういった場合に備えて、インターネット上に書き込まれた誹謗中傷や悪質な風評を、簡単に確認できるAIツールを導入していることが少なくありません。
これにより、Googleマップに書き込まれた悪意のある口コミに対して、即座に違反報告できる体制を整えているというわけです。
近年は口コミを通して嫌がらせをする人が増加傾向にあり、企業側も誹謗中傷・風評被害対策やネット炎上対策に注力しているため、今後もユーザーの口コミが反映されないという状況が増えていくかもしれません。
▼Googleマップの口コミを管理するツールは、こちらで解説!
Googleの口コミが管理できるツール8選【Googleビジネスプロフィール】
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【まとめ】Googleマップの口コミが反映されないのは理由がある
Googleマップに投稿した口コミが反映されない状況になった時は、必ず何らかの理由があります。
大抵の場合は、Googleが定めたポリシーや利用規約に違反していたり、Googleの口コミ審査で削除対象になったりしたことが原因です。
自分だけ口コミが反映されないのであれば、まずはこの記事で紹介した8つの理由を思い出して、投稿した口コミの内容を振り返ってみると良いかもしれません。
投稿者プロフィール
- 誹謗中傷対策とWebマーケティングに精通した専門家です。デジタルリスク対策の実績を持ち、これまでに1,000社を超えるクライアントのWebブランディング課題を解決してきました。豊富な経験と専門知識を活かし、クライアントのビジネス成功に貢献しています。