ネット・SNS監視

【徹底解説】2ちゃんねるで悪質な投稿をした人物を特定する方法とは?

2ちゃんねるは匿名性が高く、投稿する時に個人情報を公開する必要がありません。プライバシーを守りながら、自由な意見や情報を共有できる場であるため、 1999年の開設当時から匿名掲示板のパイオニア的存在として利用されています。

しかし、その匿名性の高さによって、悪質な内容の書き込みも多く投稿されており、風評被害などの実被害も多く発生しています。

そのため、投稿者を特定して、書き込みの削除請求をしたり、実被害に対する損害賠償請求を行ったりするケースが多いのが実情です。

そこで、この記事では
「2ちゃんねるの投稿者を特定した方が良いケースは?」
「2ちゃんねるの投稿者を特定する手順は?」
「2ちゃんねるの投稿者を特定するには誰に相談すべき?」
という疑問・お悩みの声にお答えするため、2ちゃんねるの悪質投稿の事例・対策をすべき理由・投稿者を特定する手順などについて、詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。

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2ちゃんねるとは

ノートパソコンの投稿イメージ

「2ちゃんねる」は、20年以上運営され続けているインターネット上の匿名掲示板ですが、これまで悪質な内容の投稿も数多くありました

そんな背景がある2ちゃんねるについての概要・歴史、5ちゃんねるとの違いについては、こちらの記事(▶︎2ちゃんねるとは?)で解説しています。

2ちゃんねるの悪質投稿の事例

ノートとペン

これまで、2ちゃんねるに書き込まれた悪質な投稿には、どんなものがあったのでしょうか。以下に事例を挙げます。

  • 犯罪予告
  • 名誉毀損・侮辱
  • 個人情報漏えい

1つずつ、見ていきましょう。

事例①犯罪予告

2ちゃんねるの悪質投稿の1つ目は、犯罪予告です。

2ちゃんねる上の犯罪予告は数多くの事例があり、実際に投稿者が逮捕された事例もあります。犯罪予告の具体的な内容は、以下の通りです。

  • 殺人・危害を加えるなどの予告(特定の人物の名前を挙げての予告)
  • テロ行為や爆破の予告(学校などの施設名や日時を特定した予告)
  • 違法薬物の取引(2ちゃんねるを連絡ツールとして活用)

犯罪に関わる書き込みは、警察が動く案件に発展することがあります。

警察が水面下で調査を行い、威力業務妨害罪などで投稿者が突然逮捕されるケースもありました。

事例②名誉毀損・侮辱

2ちゃんねるの悪質投稿の2つ目は、名誉毀損・侮辱です。

2ちゃんねるの匿名性の高さによって、他人の評判・信用を傷つけるような、虚偽や中傷的な書き込みを行う行為は、多数発生しています。ネガティブな内容の1つの書き込みが連鎖的に拡大し、ネットいじめに発展することもあります。

一時的な感情で脅迫するような内容の投稿をしてしまったり、誹謗中傷に該当する内容を投稿してしまったりすることで、名誉毀損や侮辱、営業妨害などとして、裁判沙汰になっているケースも多いです。

例えば、特定の人物の名前を挙げた上で、「犯罪歴がある」「○○の事件の当事者である」といった内容の投稿です。こういったネガティブな内容の投稿は、人の心にも残りやすく拡散されやすいため、真偽に関わらず、相手を傷つけたり、悪い影響を及ぼすことにつながります。

事例③個人情報漏えい

2ちゃんねるの悪質投稿の3つ目は、個人情報漏えいです。

第三者によって、名前・電話番号・住所・勤務先などの個人情報が勝手に晒されるケースがあります。

例えば、ある事件の容疑者の個人情報が第三者に晒されたことにより、その家族が誹謗中傷や脅迫を受けることにつながったという事例は、数多く報告されています。

また、投稿者自身は個人情報を書き込んでいなくても、投稿内容から個人情報が特定され、第三者によって拡散されるケースもあります。

2ちゃんねるの悪質投稿に対策をすべき理由

1つだけ光がついている電球

2ちゃんねるの悪質投稿があると、以下のようなダメージがあります。

  • 被害者の精神的苦痛
  • 信頼の低下
  • 悪影響の拡大

それぞれの詳細は、こちらの記事(▶︎2ちゃんねるの誹謗中傷対策をすべき理由)で解説しています。

2ちゃんねるで悪質な投稿をした人物を特定する手順

赤鉛筆

2ちゃんねるで悪質な投稿をされた場合の対応の1つとして、投稿者を特定する方法があります。その手順は、以下の通りです。

  • 運営者に報告(IPアドレスの開示請求を行う)
  • 仮処分命令の申立て
  • プロバイダの特定
  • 発信者開示請求を行う
  • 発信者情報開示請求の訴訟を起こす

詳細を見ていきましょう。

手順①運営者に報告(IPアドレスの開示請求を行う)

まず、投稿内容を2ちゃんねるの運営者に報告して、IPアドレスの開示請求を行います。

IPアドレスは、パソコン・タブレット・スマホなどの端末でネットワーク通信を行う場合に割り振られた番号で、IPアドレスが開示されれば、投稿者を特定できる場合があります

しかし、IPアドレスの開示請求を行っても、それに強制力はありません。2ちゃんねる運営者が開示請求に応じないケースも多いです。

手順②仮処分命令の申立て

2ちゃんねるの運営者がIPアドレスの開示請求に応じなかった場合は、「仮処分命令の申立て」を行います。

「仮処分命令の申立て」とは、IPアドレスの開示を裁判所から運営者に命じてもらうために行う手続きのことです。

個人で「仮処分命令の申立て」を行うことも可能ですが、法的な手続きのため、弁護士に依頼して専門的なサポートを受けた方がスムーズです。

手順③プロバイダの特定

運営者よりIPアドレスが開示されたら、プロバイダを特定します。

一般的には、IPアドレスが分かれば、インターネットサービス提供事業者であるプロバイダを特定することができます。

手順④発信者開示請求を行う

プロバイダが特定できたら、プロバイダに「発信者開示請求」を行います。

プロバイダは、名前(法人名)・住所・電話番号・メールアドレスなどの契約時の個人情報を持っています。

しかし「発信者開示請求」を行っても、プロバイダは契約者に開示可否の許可をとるため、必ずしも個人情報が開示される訳ではありません

手順⑤発信者情報開示請求の訴訟を起こす

投稿者に個人情報開示が拒否された場合は、プロバイダに「発信者情報開示請求」の訴訟を起こします。

悪質な投稿が名誉棄損・侮辱・営業妨害などに該当すると認められれば、裁判所がプロバイダに情報開示命令を行います。

裁判所の命令は法的強制力があるため、プロバイダは投稿者の情報開示を行わなくてはなりません。そのため、悪質な投稿をした人物を特定することができるのです。

2ちゃんねるの投稿者を個人で特定するのが難しい理由

ゴミ箱と紙くず

2ちゃんねるに悪質な投稿を行った人物を、個人で特定するのは難しいです。その理由は、以下の通りです。

  • 手順が複雑
  • 早めに対応しないと特定できない
  • トラブル拡大の可能性がある

それぞれを解説します。

理由①手順が複雑

個人で特定するのが難しい理由の1つ目は、手順が複雑なことです。

前述の通り、悪質な書き込みがあった場合でも、その投稿者を特定するための手順はかなり複雑です。

たとえ虚偽の内容であったり、実被害が出たりしていても、2ちゃんねるの運営者への問い合わせだけでは、投稿者の特定はできません。

情報開示が困難な場合、裁判所での手続きが必要な場合もあります。これには法的な専門知識が必要になるため、個人での対応は難しいでしょう。

理由②早めに対応しないと特定できない

個人で特定するのが難しい理由の2つ目は、すぐに対応しないと特定できないことです。

投稿日時が古い場合、内容がどんなに悪質であっても、投稿者が特定できない場合があります。

なぜなら、投稿者特定のために欠かせないIPアドレスの保存期間は短いです。プロバイダによって異なりますが、約1~6ヶ月でIPアドレスの履歴は削除されます。

IPアドレスの履歴がなければ、投稿者の特定はできません。投稿者特定のための手順1つ1つにも時間がかかります。

つまり、悪質な投稿に対しては早めに対応しないと投稿者は特定しにくくなり、これを個人でスムーズに行うのは、かなり困難と言えるでしょう。

理由③トラブル拡大の可能性がある

個人で特定するのが難しい理由の3つ目は、トラブル拡大の可能性があることです。

悪質な書き込みの投稿者を特定しても、書き込みの削除請求や損害賠償請求など、特定後も当事者とのやりとりが必要になります。

当事者同士がやりとりを行うと、感情的になってしまうことが多く、さらにトラブルが拡大したり、同じトラブルが再発したりする可能性は大きいです。

問題の根本的な解決のためには、第三者の介入が必要でしょう。

2ちゃんねるの投稿者を特定したい場合の相談先

会議をしている2人の人物

2ちゃんねるの投稿者特定を個人で行うのは、前述の通り、かなり難しいです。ここでは、スムーズに対応できる相談先について解説します。

  • 弁護士
  • 専門業者

それぞれに適したケースを、以下で解説します。

相談先①弁護士

2ちゃんねるの投稿者特定のための相談先の1つ目は、弁護士です。

弁護士に相談することで、法的なサポートを受けることができます

そのため「仮処分命令の申立て」「発信者開示請求」を、よりスムーズに行うことができるでしょう。

投稿者を特定した後も、投稿者とのやりとりを一任することができます。これは、依頼者の心理的負担を減らすことにつながります。

また、被害規模が大きい場合は、損害賠償請求を行うこともできます。

つまり、2ちゃんねるの悪質な書き込みの投稿者を確実に特定し「損害賠償や刑事告訴など法の裁きによって決着をつけたい」といった場合は、弁護士への相談が良いでしょう。

弁護士への依頼は、費用も多くかかりますので、事前相談などで費用をしっかりと確認することをおすすめします。

相談先②専門業者

2ちゃんねるの投稿者特定のための相談先の2つ目は、専門業者です。

専門業者は、弁護士と異なり「投稿者の特定」はできません。

しかし、悪質な書き込みの根本的な原因特定・書き込みによる被害の予防などが可能です。

企業などが書き込みによる風評被害に遭っており、売上不振や集客への悪影響が出ている場合は、専門業者への相談が良いでしょう。

つまり、1件の書き込みへの対応ではなく、持続的な書き込み対策が必要な場合は、専門業者への依頼をおすすめします

2ちゃんねるの悪質投稿を24時間365日チェック!

AIブランドモニター

2ちゃんねるの「匿名性の高さ」という特性は、多くの利用者を増やしてきた一方で、悪質な書き込みを誘引する原因ともなっています。

悪質な書き込みが多くの実被害を招いており、投稿者を特定するケースも増えています。

「投稿者を特定する」ケースは、被害に対する事後対応であり、将来の風評被害を予防する対策ではありません。

2ちゃんねるによる風評被害を防ぐためには、悪質な書き込みの早期発見と早期対応が必要です。

ネット上の悪評などは、自動監視ツールを利用することで、早期発見が可能です。早期発見することができれば、被害が拡大する前に適切な早期対応を行うこともできます。

BLITZ Marketing(ブリッツマーケティング)が開発した「AIブランドモニター」なら、2ちゃんねるを始め、ネットの上の風評を自動でいち早く発見することができます。

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まとめ

この記事では、2ちゃんねるの悪質投稿の事例・対策をすべき理由・投稿者を特定する手順などについて、詳しく解説しました。

2ちゃんねるには、風評被害につながる投稿が数多く存在しています。2ちゃんねるのユーザーでなくても、被害の対象になり得るため、個人・法人に関わらず注意が必要です。

悪質な書き込みによる被害があった場合、投稿者を特定するには、複雑な手順・時間・費用が必要です。さらに投稿者を特定した後も、削除請求や損害賠償請求などに際する心理的負担はとても大きいでしょう。

2ちゃんねるによる被害を予防するためには、早期発見・早期対応がとても重要になります。

24時間365日ネット上の監視が可能な自動ツールを導入することで、ネット上に悪質な書き込みがあった場合に、すぐに検知することができます。

早期発見できれば、早期対応することができるので、悪質な書き込みによる被害を最大限防ぐことができるのです。

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