Google「他の人はこちらも検索」を解説｜ネガティブワードの削除方法

Google検索の検索結果のページ下には、「他の人はこちらも検索」という項目があります。

ここに表示されるキーワードは検索ワードに関連していることから、思わずクリックしてしまう人も多いのではないでしょうか？

この記事では、「他の人はこちらも検索」の目的や仕組みについて解説します。

ネガティブな関連検索ワードが表示されてしまうときの削除方法も説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。

「他の人はこちらも検索」とは？
ネガティブな関連検索ワードとは？
- サジェストにも同じネガティブワードが表示される？
「他の人はこちらも検索」のネガティブワードを削除する方法
- 関連検索から直接削除申請する方法
- サジェストの削除申請で間接的に削除する方法
ネガティブな関連検索とサジェストは併せて対策
- ぜひBLITZ Marketingにご相談ください！
【まとめ】「他の人はこちらも検索」のネガティブ状況を今すぐチェック！
- - 投稿者プロフィール

「他の人はこちらも検索」とは？

Google検索で表示される「他の人はこちらも検索」は、ユーザーが検索したキーワードに基づいて、関連性の高いキーワードを提示する機能です。

検索結果の一番下に表示されるのが特徴で、以前は「関連性の高い検索」と表示されていました。

「関連検索」とも言われるこの機能は、検索エンジンに搭載されている一般的な機能の一つです。

ちなみにYahoo!検索では、検索結果の一番下に「関連検索ワード」と表示されます。

関連検索はどの検索エンジンでも検索結果の一番下に表示されるため、調べ物をしている人にとっては目につきやすい項目だと言えるでしょう。

Googleの関連検索の仕組み

Googleの関連検索は、全ユーザーの「検索クエリ（検索ワード・検索語句）」を収集・分析をして、独自のアルゴリズムによって関連性の高いキーワードを生成しています。

他の検索エンジンとの差別化を図るために、キーワードのパターンやユーザーの行動など、いろんな要素からデータ分析を行なっているのがGoogleの特徴。

検索結果の悪用を防ぐために詳しい仕組みは公開されていませんが、豊富なデータベースは利用ユーザーが多いGoogleならではの強みと言えるでしょう。

現在の関連検索では「他の人はこちらも検索」と表示されているので、検索ボリュームの大きさが要素の一つとして含まれていると考えられています。

そのため、SEO対策では関連キーワードの分析に利用されることも多いです。

SEOとは？
Search Engine Optimization（サーチ・エンジン・オプティマイゼーション）の略称で、「検索エンジン最適化」を意味する。検索エンジン（Google・Yahoo!など）でキーワードを検索した際に、特定のWEBサイトを検索結果の上位に表示させるための施策を指す。

▼SEOについて、詳しく知りたい方はこちら。
【ホームページ(HP)初心者向け】SEO対策を自分でやる方法や費用を解説
SEOの学習方法とは？独学の勉強法を解説【SEO初心者向け】
SEOの資格は必要？オススメの資格と難易度や費用を解説

Googleサジェストとの違い

Googleの検索窓に文字を入力している最中に、それに関連するキーワードが表示される、Google検索のサジェスト機能（オートコンプリート）。

入力時間の短縮を目的としたGoogleサジェストでは、検索ワードの入力中にリアルタイムで検索クエリを提案してくれるのが大きな特徴です。

分かりやすく言えば、検索前の提案がサジェストで、検索後の提案が関連検索となります。

またサジェストの場合は、時事や最新ニュースなどのリアルタイムデータを参考にしているのもポイント。

Googleアカウントにログインしているユーザーであれば、過去の検索履歴や位置情報に基づいて表示されることもあります。

以上のことから、Googleサジェストは提案よりも予測に特化した機能と言えるでしょう。

【キーワード候補の選出要素】
・検索ワードと一緒によく検索されている
・検索ワードに強い関連がある
・WEBサイトなどで記事に含まれていることが多い
・長期間に渡って検索されている
・最近話題になり急激に検索されている
・検索ユーザー自身の個人情報に基づくもの

Google検索ヘルプ「Googleのオートコンプリート候補の仕組み」
オートコンプリートは、検索キーワードの入力を高速化する Google 検索の機能です。Google の自動システムが生成する候補により、ユーザーは検索しようとしているキーワードの入力をすばやく完了して、時間を節約できます。

引用元：Google検索ヘルプ

▼サジェストについては、こちらで詳しく解説しています。
Googleサジェストは操作可能？サジェストの仕組みやリスクも解説
Googleサジェストで「やばい・ひどい・怪しい」等が表示される理由
サジェストを浄化する方法｜サジェスト汚染が起こる仕組み・原因も解説

ネガティブな関連検索ワードとは？

Google検索で表示される「他の人はこちらも検索」には、検索ワードと一緒にネガティブなキーワードが表示されることもあります。

例えば企業名を検索したときに、「やばい」「怪しい」「悪徳」「詐欺」「ブラック」「倒産」などと表示される場合です。

このようなネガティブワードは、会社のイメージを低下させるだけでなく、信用問題に関わったり、採用活動に悪影響を及ぼしたりします。

また、提供しているサービスや商品の売上減少を招くような風評被害に発展する可能性もあるため、放置しておくのは危険です。

自社の会社名や商品名で検索したときに、もしネガティブな関連検索ワードが表示されたら、すぐに対処するようにしましょう。

サジェストにも同じネガティブワードが表示される？

Googleの関連検索でネガティブなキーワードが表示される場合、サジェストでも同じネガティブワードが表示される可能性が高いです。

リアルタイムな情報が反映されるサジェストでは、ネット炎上をきっかけにネガティブワードが表示されることが珍しくありません。

これにより、サジェストで表示されるのをきっかけに検索数が多くなり、関連検索で表示されやすくなるという仕組みです。

特に「やばい」「酷い」「怪しい」といったネガティブワードは、ニュース記事や暴露系記事と関連付けられて検索エンジン内の信頼性が高まり、キーワードも定着しやすいのが特徴。

一度ネット炎上を引き起こすと、サジェストや関連検索に表示されたネガティブワードを消すのは、非常に難しくなります。

「他の人はこちらも検索」のネガティブワードを削除する方法

ここでは、「他の人はこちらも検索」で表示されるネガティブなキーワードの削除方法を説明します。

具体的には、「関連検索（他の人はこちらも検索）から直接削除申請する方法」と「サジェストの削除申請で間接的に削除する方法」を解説します。

ただしこの方法は、Googleのポリシーに違反するような不適切な関連検索を報告するためのものです。

運営の審査によって削除の可不可が判断されるため、確実に削除できる方法ではないので注意しましょう。

Google検索ヘルプ「Googleが候補に関する問題に対処する方法」
オートコンプリートの候補は完璧ではありません。思いがけない候補やショッキングな候補が表示される可能性もあります。候補は事実を示しているわけでも意見を主張しているわけでもありませんが、そのように感じられる場合があります。候補によっては、信頼できるコンテンツにつながる可能性が低い場合もあります。Google は、このような問題に次のように対処しています。

まず、オートコンプリートには、ポリシー違反の無用な候補の表示を防ぐように設計されたシステムがいくつかあります。それらのシステムは、暴力、露骨な性表現、ヘイト、中傷、危険を表す候補、またはそのようなコンテンツの表示につながる候補を識別しようと試みます。そうした候補には、ニュースイベント後の確証のない噂のように、信頼性の高いコンテンツが表示される可能性が低いものも含まれます。

次に、自動システムによって問題のある候補が検出されなかった場合は、Google の違反措置チームが Google のポリシーに違反する候補を削除します。この場合、問題がある特定の候補と、それと密接に関連するバリエーションを削除します。

オートコンプリートでは、このような仕組みにより、思いがけない候補で意図せずユーザーに驚きやショックを与えないようにしています。ただし、この仕組みによってある種の候補が表示されない場合があります。そのため、必要に応じて、オートコンプリートを使わずに検索クエリを最後まで入力し、結果を表示することも可能です。

引用元：Google検索ヘルプ「Googleのオートコンプリート候補の仕組み」

Google検索ヘルプ「オートコンプリートポリシー」
オートコンプリートを誰もが便利に使えるように、Google は Google 検索の全般的なポリシーまたは検索機能のポリシーに違反する次のような候補を防ぐシステムを用意しています。

・危険なコンテンツ
・ハラスメントコンテンツ
・ヘイトコンテンツ
・露骨な性表現を含むコンテンツ
・テロに関するコンテンツ
・暴力や流血
・下品な言葉や冒とく的表現
詳しくは、Google 検索のコンテンツポリシーをご覧ください。

オートコンプリートには、次のような機能固有のポリシーもあります。
・選挙に関連する候補: 以下のように解釈できる候補は許可されません。
・政治家または政党に賛同または反対する立場の表明
・選挙プロセスへの参加または選挙プロセスの公平性に関する主張
・健康に関連する候補: 医学的に健康に害を及ぼす可能性がある主張に関する候補は許可されません。
・名前を示された個人のプライバシーに関する言葉や中傷的な言葉: 名前を示された個人のプライバシーに関する言葉や中傷的な言葉に関する候補は許可されません。これには次のような候補が含まれます。
・ハラスメント、いじめ、脅迫、不適切な性的対象化に関連するおそれのあるもの
・ハラスメント、身元詐称、金融詐欺を招くおそれのある表現で個人情報または機密情報を公開するもの
・重大な悪意のある行為: 十分に確立された証拠や専門家が示す証拠がない場合は、重大な悪意のある行為を行うと疑われる個人または集団に対する非難と解釈しうる候補は許可されません。