AI議事録自動作成ツールとは？議事録作成におすすめなAIツール8選

在宅勤務やリモートワーク（テレワーク）という働き方が広まってきた近年では、Web会議を頻繁に行なう会社が急増しています。

それと同時に、テープ起こしからの議事録作成に業務が圧迫されているという人も、意外と多いのではないでしょうか？

この記事では、そんな人の業務効率アップを手助けする「AI議事録自動作成ツール」について解説します。

おすすめのAIツールも紹介しているので、Web会議やオンラインミーティングが活発な会社に勤めている方は、ぜひ参考にしてみてください。

AIによる音声読み取り＆テキスト化で議事録作成

AI議事録自動作成ツールは、議事録用に会議のテープ起こしを自動で行なってくれるAIツールです。

「議事録」とは会議の内容を文字で記録したもので、「テープ起こし」とは録音された音声をテキスト（文字・文章）にする作業のこと。

つまりAI議事録自動作成ツールを使えば、会議で録音した会話をわざわざ聞き返してテキスト入力する手間がかからないというわけです。

このAI議事録自動作成ツールは、AIが会話音声を読み取って、その会話をテキスト化するという仕組みになっています。具体的に説明すると、音声読み取りAIと文字起こしAIを掛け合わせた、複合的なAIツールです。

Web会議が定着してきた現在では、オンライン会議ツールとの連携がデフォルトになりつつあるのが大きなポイント。ボイスレコーダー＋アプリの組み合わせで使えるタイプもあるので、自分の業務スタイルにあわせて選ぶことができます。

議事録に最適な機能を備えたAIツール

AI技術の発達が目覚ましい近年では、議事録に最適な機能を搭載したAI議事録自動作成ツールが、続々とリリースされています。

開発会社によってどんな機能に注力しているかは異なるため、ツールを選ぶ際はそこに注目してみると良いかもしれません。

AI議事録自動作成ツールで「会議の見える化」を実現

AI議事録自動作成ツールを使用すると、テープ起こしを自動化できるだけでなく、会議参加者への共有がしやすくなります。

これにより、会議の内容を参加者がすぐに振り返ることができ、会議で決定したタスクも即座に実行に移すことができるというわけです。

これまで時間をかけて会議を行なっても思ったような結果が出にくい環境であったのなら、このAI議事録自動作成ツールを利用することで、社員の実行力や生産性向上を期待できるかもしれません。

会議を有意義なものにするためにも、議事録をスピーディに完成させることで「会議の見える化」を目指しましょう。

AI議事録自動作成ツールを選ぶときのポイント2つ

AI議事録自動作成ツールの選ぶときのポイントは2つです。

以下、それぞれを詳しく説明します。

【ポイント①】セキュリティ管理がしっかりした会社・ツールを選ぶ

AI議事録自動作成ツールを選ぶ際は、会議の録音データが外部に漏れてしまわないように、セキュリティ管理がしっかりした信頼できる会社を選ぶことが重要。

特に、会議で機密情報や個人情報を扱うことが多い場合、実績のない会社や海外の会社を利用するのは避けた方が無難です。

セキュアなサービスを選ぶのであれば、企業ごとに専有型のクラウドサーバーで管理しているタイプがオススメ。もし録音データを厳重に管理したいのであれば、ネットワークに接続せずに利用できる端末インストール型を選ぶのも良いでしょう。

【ポイント②】辞書機能＆AIの機械学習機能を搭載したツールを選ぶ

AI議事録自動作成ツールでは、「固有名詞（商品名・サービス名）」や「業界の専門用語・略称」などの音声認識をするのが難しい場合もあります。

そのため、よく使う用語の事前登録ができる「辞書機能」や、AIの音声認識精度を上げる「AIの機械学習機能」を搭載したツールがオススメです。

議事録に特化したツールのなかには、特定の業界に関する専門用語に強いAIを搭載している場合もあります。したがって、ツールの導入実績をチェックしておくと良いでしょう。

議事録作成におすすめなAIツール6選

ここでは、議事録作成におすすめなAIツールを紹介します。

議事録を作成するのに充分な機能を備えているので、まずはこれらのツールを使ってみてはいかがでしょうか？

音声議事録システム

出典：「音声議事録システム」

「音声議事録システム」は、ビッグデータ分析システムやAIシステムの研究開発を行なう企業「株式会社ユーザーローカル」が提供している、議事録分析ツールです。

オンライン上でミーティング参加者の会話を文字起こしできるだけでなく、会議中によく使用された名詞・動詞・形容詞・感動詞の単語出現頻度を分析できるのが特徴。

また、発言から「ポジティブ・ネガティブ」「5感情（喜び・好き・悲しみ・恐れ・怒り）」の感情認識も行なえるので、会議の空気感も解析することができます。

RIMO Voice

出典：「RIMO Voice」

「RIMO Voice」は、副業やリモートなどの働き方をサポートするツールやサービスの開発を行なう団体「Rimo合同会社」が提供している、AI文字起こしツールです。

日本語に特化したAIが音声ファイル・動画ファイルを文字起こししてくれるため、前後の文脈を考慮しながら自然な日本語で文章に変換できるのが特徴。

公式サイトでは大手企業の導入事例が掲載されているので、ツールを利用した会議や議事録のイメージがしやすいのもポイントとなっています。

AI議事録取れる君

出典：「AI議事録取れる君」

「AI議事録取れる君」は、AI・VR・AR・IoTなどの先端技術を駆使したプロダクトやサービスの開発を行なう企業「株式会社ALM」が提供している、議事録作成ツールです。

ブラウザで開くアプリのため、Zoom・Microsoft Teams・Google Meet・Webexなどのオンライン会議ツールと併用できるのが特徴。

会議の参加者全員で文字起こし修正などの共同編集が可能で、議事録をすぐに共有しやすい環境を整えられるのが大きな強みとなっています。

AI GIJIROKU

出典：「AI GIJIROKU」

「AI GIJIROKU」は、デジタルクローンP.A.I.（パーソナル人工知能）の普及を目指す企業「株式会社オルツ」が提供している、自動議事録ツールです。

音声認識精度99.8%で発言を正確に記録できるうえ、業種別の音声認識機能によって各業界の専門用語を認識しやすいのが特徴。

ZOOM連携では発言を字幕表示可能なので、リアルタイム翻訳機能とあわせることで、外国人メンバーとの会議もスムーズに行なえるのがポイントとなっています。

AmiVoice®ScribeAssist

出典：「AmiVoice®ScribeAssist」

「AmiVoice®ScribeAssist」は、音声認識技術「AmiVoice®」を用いた音声認識ソリューションの企画・設計・開発を行なう企業「株式会社アドバンスト・メディア」が提供している、議事録作成ツールです。

過去の議事録・専門用語集・会議音声データなどの素材を用いて、音声認識辞書をチューニング＆専用の音声認識エンジンを構築してくれるのが特徴。

インターネット接続不要のスタンドアローン型アプリケーションのため、そのセキュリティの高さから官公庁や教育機関での導入事例も多いようです。

SecureMemo

出典：「SecureMemo」

「SecureMemo」は、AIに関するコンサルティング・受託開発を行なう企業「Nishika 株式会社」が提供している、AI文字起こしソフトウェアです。

OpenAIが開発した音声認識AI「OpenAI Whisper」を独自にチューニングしたモデルによって、単語誤り率（WER）5.3%という高精度な文字起こし性能を実現しているのが特徴。

2023年10月3日より、独自プロンプトと併せたChatGPTによる要約機能を搭載した「SecureMemoCloud」の無償トライアル版が公開されているため、気になる方はこちらもチェックしてみてください。

議事録作成におすすめなボイスレコーダー連携AIツール2選

ここでは、議事録作成におすすめな「AIボイスレコーダー」及び「ボイスレコーダーに連携したAIツール」を紹介します。

いつでも気軽に使えるボイスレコーダーを使ってスピーディに議事録を完成させることができるため、ぜひ参考にしてみてください。

AutoMemoシリーズ

出典：「AutoMemo」

「AutoMemoシリーズ」は、ボイスレコーダーと文字起こしAIアプリを組み合わせた議事録作成ツール。ボイスレコーダーは、スティックタイプの「オートメモ R」と、タッチディスプレイ付きの「オートメモ S」があります。

録音データはクラウドに保存して、Webアプリ「オートメモ Home」を使って文字起こしやテキストの編集ができる仕組みとなっているのが特徴。

「オートメモ Home」は「PC録音・Web会議録音機能」が今後搭載予定なので、将来的にはボイスレコーダーがなくても文字起こしができそうです。

その他にも、AutoMemoシリーズの一つとしてスマホアプリ「オートメモ App」がリリースされているため、文字起こしボイレコアプリを使ってみたい方はこちらもオススメです。

VOITERシリーズ

出典：「VOITER」

「VOITERシリーズ」は、録音と文字起こしが行なえるAIライティングレコーダー。最大集音距離10mの2つのマイクと、360度から集音できる6つのマイクが搭載されていて、高精度な音声認識を実現しています。

Webアプリ「RECORDER STATION」にデータをアップロードすることで、管理・編集・共有が可能となっているのが特徴。更にアプリの機能の一つ「議事録モード」で、自動的に話し手を分類できるのも大きな魅力です。

AIを利用したネット炎上対策をしてみませんか？

音声を正しく認識したり、文脈を考えて文字起こししたりと、AIを活用したツールは業務の負担を減らしてくれる心強い存在です。

誹謗中傷・風評被害対策のプロ「BLITZ Marketing（ブリッツマーケティング）」では、そんなAIを利用したインターネット炎上対策ツール「AIブランドモニター」を提供しています。

AIブランドモニターでは、ネットの風評を24時間監視しながら、AIがネガティブな情報を自動判定します。これにより、ネット炎上や悪質な風評の火種を即座に発見することができます。

また、Webサイト・SNS運用を担当されている方向けに、対話型AI「ChatGPT」を活用した口コミ管理サポート機能も搭載。「SNSの投稿文のリスクスコア分析機能」や「Google Mapsの口コミへの返信文作成機能」を利用することができます。

AIブランドモニターは1ヶ月分の無料トライアルを実施中です。誹謗中傷・風評被害対策に関しても相談無料となっているため、ぜひお気軽にお問い合わせください。

【まとめ】高性能なAI議事録自動作成ツールが続々登場中！

議事録用の文字起こしができるAI議事録自動作成ツールは、AIモデルの進化にあわせて精度の高いものが続々とリリースされています。

また、Web会議が一般的に行なわれるようになった背景から、オンライン会議ツールと連携ができるものも増えてきました。

普段から会議が多くて議事録の作成を負担に感じている人は、ぜひこの機会にAI議事録自動作成ツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか？

投稿者プロフィール

デジタルリスク施策部

誹謗中傷対策とWebマーケティングに精通した専門家です。デジタルリスク対策の実績を持ち、これまでに1,000社を超えるクライアントのWebブランディング課題を解決してきました。豊富な経験と専門知識を活かし、クライアントのビジネス成功に貢献しています。

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