「SEO対策をしたいけど、膨大なデータを収集してまとめるのが大変」
「SEO対策用に集めたデータを、どう活かしたらいいのか分からない」
SEO対策を行なうにはいろんなデータ収集をして、更にそれを分析する必要があります。そのため、集めるデータが多ければ多いほど、アナログでの作業は大変です。
この記事ではそんな問題でお困りの方向けに、SEOの分析ツールについて紹介します。SEO対策用の分析ツールに興味がある人は、ぜひチェックしてみてください。
SEOの分析ツールとは？
SEOの分析ツールとは、SEO対策用にデータを収集したり、そのデータを分析したりするシステムプログラムのことです。これを利用することにより、効率よくSEO対策を行なうことができます。
分析ツールはさまざまな企業によって提供されていますが、収集するデータの種類が異なる場合が殆ど。そのため、目的にあわせて使い分ける必要があります。
SEO対策において、今や必須とも言える分析ツール。もしアナログで作業しているのであれば、ぜひ分析ツールを導入して効率良くSEO対策を行なってみてはいかがでしょうか？
SEOとは？
Search Engine Optimization（サーチ・エンジン・オプティマイゼーション）の略称で、「検索エンジン最適化」を意味する。検索エンジンでキーワードを検索した際に、特定のWEBサイトを検索結果の上位に表示させるための施策を指す。「SEO対策」と呼ばれることも多い。
SEOの分析ツールは無料と有料にどんな違いがある？
SEOの分析ツールは無料で提供されている分析ツールもありますが、「基本はデータ収集のみ」「データ収集数に制限がある」といったものが多いです。
それに対して、有料の分析ツールはデータ収集に加えて「データ結果をグラフやチャートで表示する」「自社データベースを利用した分析・提案を行なう」といった独自サービスを受けられたりします。また、有料の場合は複数のデータを収集する分析ツールもあるので、それ一つで大抵のSEO対策を行なえたりするのも魅力です。
そのため、SEOの分析ツールを選ぶ際は、SEO対策したいWEBサイトの規模と予算の兼ね合いを考慮することも重要。WEBサイトの規模にあわせて最適な分析ツールを選択するためにも、事前にSEO対策の目的をハッキリとさせておくようにしましょう。
無料のSEO分析ツール【2選】
ここでは、無料で使えるSEO分析ツールを2つ紹介します。
このツールはどちらもGoogleで提供されていて、SEO対策において基本的な情報を取得できるのが魅力。そのため、サイトを立ち上げたばかりの人にもピッタリです。
分析ツールに興味があれば、まずはこちらを利用してみるのも良いでしょう。
Google Analytics（グーグルアナリティクス）
Google Analyticsでは、WEBサイト内に入ってきてからのユーザーの動きを分析します。
ターゲットユーザーやサイトの方向性があっているかどうかの判断材料になるため、絶対に利用したい分析ツールの一つです。
ツールの特徴
- どのページがユーザーによく見られているのかを確認できる
- どのページからユーザーが離脱しているのかを確認できる
- ユーザーの年齢層や住んでいる地域を把握できる
ツールの具体的な機能
- サイトのアクティビティをリアルタイムでチェック
- サイトを訪れたユーザーの来訪経路を確認
- サイトのコンバージョンを把握 など
Google Search Console（グーグルサーチコンソール）
Google Search Consoleでは、WEBサイトの掲載順位に関わる監視・管理・改善を行ないます。
Google検索で辿り着くユーザーを想定しているのであれば、サイト来訪者を取りこぼさないためにも必須の分析ツールと言えるでしょう。
ツールの特徴
- GoogleでWEBサイトが問題なく運用できているかを確認できる
- どういったキーワードでGoogle検索してサイト訪問しているか確認できる
ツールの具体的な機能
- Googleで検索して表示できることを確認
- Google検索トラフィックデータの表示
- Google上での問題点の検出（インデックス登録・スパムなど） など
有料のSEO分析ツール【9選】
ここでは、有料のSEO分析ツールを8つ紹介します。
大手企業も使用している分析ツールばかりなので、迷ったらまずはこちらを検討してみてはいかがでしょうか。
Pascal（パスカル）
Pascalは、SEO内部対策ツールです。
自社サイト内でSEO対策を行なうことができるだけでなく、コンテンツのSEO対策にも活用できるため、一石二鳥の分析ツールとなっています。
【料金】＜ライト＞月額 49,500円／＜プロ＞月額 66,000円／＜アナリスト＞月額 88,000円
【公式サイト】https://www.pascaljp.com/
ツールの特徴
- 自社のWEBサイトやコンテンツの改善点を見つけることができる
ツールの具体的な機能
- 検索エンジンで上位30〜50位に表示される情報をリアルタイムに確認
- 検索順位に影響する要因をHTML中心に分析（タグ・アンカーテキストなど） など
DeepCrawl（ディープクロール）
DeepCrawlは、SEO内部対策ツールです。
小規模サイト向けのベーシックプランから、大規模サイト向けのエンタープライズプランまであるので、サイトの規模にあわせて選べるのがポイントとなっています。
【料金】＜ベーシックプラン＞月額 33,000円／＜エンタープライズプラン＞非公開
【公式サイト】https://www.deepcrawl.jp/
ツールの特徴
- 過去のデータをもとに、自社のWEBサイトの問題点を洗い出すことができる
- 検索順位に影響するような技術的問題を発見することができる
ツールの具体的な機能
- ページ内部にある無効なリンクやリンクされていないページを検出
- 過去のデータをチェックして、変化した点を解析 など
Ahrefs（エイチレフス）
Ahrefsは、SEO外部対策ツールです。
常に増え続けている自社のデータベースは14兆にものぼり、膨大なデータを分析してSEO対策をすることができます。
【料金】＜ライトタイプ＞月額 99ドル／＜スタンダードタイプ＞月額 179ドル／＜アドバンストタイプ＞月額 399ドル／＜エージェンシータイプ＞月額 999ドル
【公式サイト】https://ahrefs.jp/
ツールの特徴
- 自社WEBサイトの被リンクプロフィールの強さを知ることができる
- 競合サイトとの被リンク状況を比較することができる
ツールの具体的な機能
- 24時間ごとに約40億ページをチェックしてデータ化
- Ahrefsの独自指標で保有するデータベース内の他サイトと比較 など
MIERUCA（ミエルカ）
MIERUCAは、コンテンツSEO対策ツールです。
ユーザー意図や競合が獲得しているキーワードをAIが細かく自動分析してくれる高機能を備えているため、多くの企業が利用しています。
【料金】月額 150,000円～
【公式サイト】https://mieru-ca.com/
ツールの特徴
- 検索順位の上位を狙うために、コンテンツに足りない要素を発見することができる
- WEBマーケティングに特化したコンサルタントのサポートを受けることができる
ツールの具体的な機能
- 関連キーワードを自動で抽出分類
- WEBサイト内ページの熟読・離脱・クリック箇所を分かりやすく視覚化 など
TACT SEO
TACT SEOは、コンテンツSEO対策ツールです。
SEO歴の長い企業による独自ノウハウを活かしたツールを利用して、検索順位で上位表示できるコンテンツを効率よく作ることができます。
【料金】月額 50,000円～
【公式サイト】https://tact-seo.com/
ツールの特徴
- SEOコンサルノウハウを利用することができる
- 調査から分析までを自動化して、SEO対策を内製化することができる
ツールの具体的な機能
- 指定キーワードで上位表示されているサイトを分析、出現頻度の高いキーワードをグルーピング
- 指定キーワードのランキングを計測・管理・比較 など
GRC
GRCは、キーワード検索順位チェックツールです。
ボタンを一つ押すだけで大量に順位を計測することができるので、キーワードに力を入れたSEO対策をしたい人にオススメと言えるでしょう。
【料金】＜ベーシックプラン＞月額 495円／＜スタンダードプラン＞月額 990円／＜エキスパートプラン＞月額 1,485円／＜プロプラン＞月額 1,980円／＜アルティメットプラン＞月額 2,475円
【公式サイト】https://seopro.jp/grc/
ツールの特徴
- 低価格でたくさんのキーワード検索順位を計測することができる
ツールの具体的な機能
- 検索エンジン毎の検索順位の調査、追跡
- 過去～現在までのキーワード検索順位履歴の保存、推移をグラフで表示 など
DemandMetrics（デマンドメトリクス）
DemandMetricsは、キーワード検索順位チェックツールです。
大量のキーワードから分析を行ない、グラフやチャートなどを使って結果を表示してくれるので、直感的にSEO対策に取り組むことができます。
【料金】非公開
【公式サイト】https://www.demandsphere.jp/demandmetrics
ツールの特徴
- たくさんのキーワードをモニタリングすることができる
- SEO対策全般の機能を幅広く搭載している
ツールの具体的な機能
- 登録したキーワードの調査、順位チェック
- サイト内のSEO診断やコンテンツの分析、被リンク調査 など
Nobilista（ノビリスタ）
Nobilista（ノビリスタ）は、PCへのインストールが不要で利用できる、クラウド型の検索順位チェックツールです。
WindowsやMacなど、OSを問わずにブラウザ上で利用できます。
ウェブサイトのURLとキーワードさえ登録しておけば、365日完全自動で検索順位を計測・記録するため、毎日PCの立ち上げやログインをする必要がありません。
また、検索順位レポートの共有用URLを発行できるため、チームやクライアントへのデータ共有もしやすくなっています。
現在、7日間は0円で利用できる無料トライアルが設けられているため、興味ある方はぜひご利用してみてください。
【料金】月額980円～
【公式】https://co.nobilista.com/ja/
ツールの特徴
- 365日完全自動で検索順位の計測・記録ができる
- 共有用URLを発行することで、ログイン不要で順位データの閲覧可能
- 順位以外にもSEO難易度や検索ボリュームなどのデータも取得
- スマホやタブレットでも利用可能
ツールの具体的な機能
- 登録したWebサイト・キーワードの検索順位や前日比、検索ボリュームを表示
- 検索順位を完全自動で毎朝計測（ログイン不要）
- 自社サイトと競合サイトの順位を比較形式で表示
- 検索順位が変動したらメールでお知らせ
- PLP（Preferred Landing Page）機能あり
SimilarWeb（シミラーウェブ）
SimilarWebは、競合調査・分析ツールです。
競合サイトの情報をSEOの観点から知ることができるので、効率的に競合対策したい場合に有効なツールとなっています。
【料金】非公開
【公式サイト】https://www.similarweb.com/ja/
ツールの特徴
- 競合サイトのSEO状況を分析することができる
- 競合サイトより優れたWEBサイト・コンテンツを作るためのヒントが得られる
ツールの具体的な機能
- 類似しているサイトや競合しているサイトを抽出
- 競合サイトのPV数やユーザー数、流入数などを抽出 など
【まとめ】SEOの目的に合わせて分析ツールを使い分けよう
SEOの分析ツールにはいろんなものがありますが、どのツールも最終的には「指定のWEBサイトを検索結果の上位に表示させること」を目指しています。
重要なのは、改善したいWEBサイトの弱点を知り、それにあったSEO対策を行なうこと。そのためには、分析ツールが必須といえます。
抽出するデータは分析ツールによって異なるため、目的にあわせて使い分けながらWEBサイトの最適化を行ないましょう。
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