日本国内において、携帯電話の所有者のうちスマートフォン比率が97%と言われている現在。
それに伴い、SNSを連絡手段や情報収集ツールとして利用するのが一般的になったことで、スマホ×SNSをマーケティングの場として活用する企業も増えてきました。
この記事では、そんなSNSを活用した集客やSNSマーケティングについて説明します。
企業アカウントによるSNS集客の成功事例も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
SNSで集客するならSNSマーケティング
SNSマーケティングとは、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用して、商品やサービスが売れる仕組みを作る施策のことです。
つまり、SNSマーケティングにおいて「SNSを活用した集客」は、目的のための最初のステップになります。
最終的な目標は、会社のWEBサイトに誘導して自社商品を購入してもらったり、店舗に来店してもらいサービスを受けてもらったりなど、企業によってさまざま。
そのため、SNSに集客(フォロワーを増やす、「いいね」を増やす 等)した後に、WEBサイトや店舗への集客・購入に繋げるまでが、基本の流れとなっています。
このことから分かるように、目標を立てずに「集客」だけ考えていると明確なゴールがありません。
したがって、SNSを活用した集客を行なうのであれば、SNS運用と商品の販売戦略を合わせた施策を行なうSNSマーケティングを実施することが重要です。
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SNSマーケティングの魅力
SNSマーケティングの魅力は、リアルタイムの情報が投稿される点です。
有名なSNSとしては、Instagram、X(旧:Twitter)、TikTokなどが挙げられますが、そのどれもがスマホで利用している人が殆どです。
リアルタイムの情報が投稿されるSNSはスマホとの相性が良く、最新情報やトレンドをこまめにチェックしたい人にとって、重要なツールとなっています。
更にアカウントのフォロワー数が多いと、ユーザーからの信頼を得やすいのも大きなポイントと言えるでしょう。
また、SNSでは投稿が「バズる」と、短時間で多くの人に拡散される点も魅力の一つ。
広告費をかけなくても自社の商品やサービスを広く宣伝することができるため、費用対効果が高いのもSNSの強みとなっています。
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WEBマーケティングとの違い
WEBマーケティングとは、WEBサイトやWEBサービスを活用して、商品やサービスが売れる仕組みを作る施策のことです。
また、WEBに関連するマーケティング全般を指すこともあり、さまざまな手法を総合的に行なう施策を指している場合もあります。
そのため、WEBマーケティングにSNSマーケティングも含まれていることも少なくありません。
もしマーケティング会社にSNSマーケティングを依頼する際は、WEBマーケティングとの違いに注意して、サービス内容をしっかりと確認しましょう。
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SNS集客を成功させるポイント
SNSで企業アカウントを運用して集客を成功させるためには、主に3つのポイントがあります。
- 自社に合ったSNSを選ぶ
- ユーザーの行動を喚起する
- インフルエンサーに依頼する
以下、順番に説明します。
ポイント①自社に合ったSNSを選ぶ
SNSを活用して集客を行なうのであれば、自社の商品やサービスにあったSNSを選択することが重要です。
具体的には、「SNSを利用しているユーザー」と「自社のターゲット層」があっているかをチェックします。
また、SNSによっても宣伝しやすい業種が異なるため、各SNSの特徴や機能を把握しておくと良いでしょう。
SNSの名称 | 特徴 |
・利用ユーザー:20~40代 ・外国人のユーザーが多い ・写真や動画の投稿が中心 ・ハッシュタグで拡散されやすい ・ショッピング機能あり ・美容系、飲食系のアカウントが多い |
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X | ・利用ユーザー:10~30代 ・テキストの投稿が中心 ・写真や動画の投稿が可能 ・バズると拡散されやすい ・他の投稿を引用することが可能 ・プレゼント応募キャンペーンがしやすい |
・利用ユーザー:40~50代 ・外国人のユーザーが多い ・テキスト&写真の投稿が中心 ・実名での登録が推奨されている ・自治体の公式アカウントが多い |
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LINE | ・利用ユーザー:全年齢 ・家族全員で利用することが多い ・チャットの利用が中心 ・店舗集客用ツールが充実している |
YouTube | ・利用ユーザー:10~40代 ・動画の投稿が中心 ・YouTuberの影響力が強い ・関連動画が視聴されやすい |
TikTok | ・利用ユーザー:10~20代 ・Z世代が多いので低価格商品向け ・ショート動画の投稿が中心 ・動画の閲覧数が高い |
ポイント②ユーザーの行動を喚起する
SNSを活用して集客を行なう場合、最終的にユーザーに行動を起こさせるような導線を作っておくことが大切です。
例えば、「企業アカウントのプロフィールに会社のWEBサイトを載せる」、「商品の写真を投稿する際に商品紹介ページのURLを貼る」など。
ユーザーがWEBサイトに訪問しやすい環境を整えておくことは、結果的に商品購入のしやすさにも繋がります。
そのため、目をひくようなテキスト・写真・動画を投稿すると同時に、ユーザーの行動を喚起する要素も忘れないようにしましょう。
ポイント③インフルエンサーに依頼する
SNSを運用する際は、そのSNSで影響力のあるインフルエンサーに自社の商品やサービスをPRしてもらうと集客効果がアップします。
インフルエンサーによるリアルな感想は、フォロワーにとって信頼できる情報の一つ。そのため、購入に結び付きやすいのがポイントです。
また、インフルエンサーへの依頼料金は「フォロワー数×○円」で換算されることが多いですが、商品やサービスを無料で提供する「ギフティング」という方法もあります。
ギフティングであれば基本的に費用は「原価(稼働費)+送料」なので、複数のインフルエンサーに依頼したいときにオススメです。
SNSに口コミがたくさん投稿されれば、大勢の人に認知される可能性が高くなるため、積極的に利用したいマーケティング手法と言えるでしょう。
企業のSNS戦略!集客の成功事例
ここでは、SNSを活用して集客を成功させた企業の事例を紹介します。
本格的にSNSマーケティングを始めたいと思っている方は、ぜひこちらを参考にしてSNS集客のイメージを掴んでみてください。
Instagramを活用した、SNS集客の成功事例を紹介します。
フォロワー数0人→1万人を獲得
フォロワー数が0人のアカウントが、Instagramのコラボ投稿によって、2ヶ月でフォロワーを1万人に増やしました。
コラボ投稿とは、1つの投稿を2つのアカウントによる共同投稿として、Instagram上でシェアできる機能のこと。
この事例では、既に数十万のフォロワーを持つアカウントとコラボ投稿を実施。
これにより「発見タブ」に表示されるようになり、関連コンテンツに興味を持つユーザーにフォローされやすくなりました。
1投稿でフォロワー1.6万人を獲得
既に多くのフォロワーを持つ自社アカウントで、別アカウントの紹介をする投稿を行なったところ、その1投稿だけでそのアカウントは1.6万人のフォロワーを獲得しました。
またこの事例では、同じジャンルのアカウントを紹介することにより、投稿に反応してくれるフォロワーを獲得できているのも大きなポイント。
Instagramでは投稿に「いいね」をするなどして反応すると、エンゲージメント率が上がり、発見タブやおすすめに表示されやすくなります。
アカウントのジャンルに興味のあるフォロワーは、商品やサービスの購入率も高くなるため、SNS集客としては大成功と言えるでしょう。
新規アカウントが4ヶ月でフォロワー1万人
プレゼント・キャンペーン情報を発信する新規アカウントが、フォロワーにアカウントを拡散してもらうことで当選確率が上がる施策を行なったところ、4ヶ月でフォロワー1万人を獲得しました。
この事例では、Instagramのメンション機能を使っているのが特徴。
メンション機能とは、投稿やストーリーに他のユーザーのアカウントをタグ付けできる機能です。
他にも、ユーザーがよく検索するワードをハッシュタグにすることで発見されやすくするなどして、新規アカウントでありながらも短期間で多くのフォロワーを獲得することができました。
X(旧:Twitter)
X(旧:Twitter)を活用した、SNS集客の成功事例を紹介します。
2ヶ月でフォロワー8,000人を獲得
企業アカウントでありながらも「特定分野の担当者の人」として運用していたアカウントが、2ヶ月でフォロワーが8,000人も増えました。
この事例では、担当者のキャラが伝わるような親しみのある投稿を実施。
企業アカウントにありがちな広告感のある投稿ではなく、ユーザーの気持ちに寄り添うような共感性の高い内容を投稿することで、多くのファンを獲得しました。
Xでは企業アカウントが飽和状態ということもあり、このような差別化は競合に勝つための重要な要素の一つと言えるでしょう。
1投稿から10件の問い合わせを獲得
エンジニアの募集をかけるために運用している企業アカウントでは、1投稿から10件の問い合わせを獲得しました。
この事例では、共感性が高くターゲットに響きやすい言葉を使って投稿しているのが特徴。
「エンジニアの仕事はブラック」「サービス残業は悪」といったネガティブな言葉も、企業の担当者が個人の感想として伝えることで、絡みたくなる印象のアカウントになります。
また、日頃からリプライに返信したり、相談DMにも親身になって対応したりと、コミュニケーションを大切にしていたのも大きなポイント。
Xはフォロワーとのコミュニケーションがとりやすい環境となっているので、気軽に問い合わせができる雰囲気を大切にしましょう。
SNSで集客するなら口コミ対策も重要
SNSを運用して集客をするのであれば、インターネット上の口コミ対策をすることも重要です。
ネットで情報を公開していると、SNSをはじめ、ブログサイトや掲示板などのさまざまなプラットフォームで、口コミが投稿されやすくなります。
良い口コミであれば宣伝効果がありますが、悪質な口コミが投稿されると、企業にネガティブなイメージがついてしまうので注意が必要です。
もしそのような口コミをそのまま放置していると、最悪の場合は風評被害に発展するかもしれません。
そのため、謂れのない悪質な口コミは、早急に削除する必要があります。
▼悪い口コミの削除方法については、こちらで解説しています。
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【まとめ】SNSで集客するならマーケティング施策を実施
SNSを活用して集客する場合は、SNS運用とSNSマーケティング施策を実施することになります。
集客を成功させるためには、自社に合ったSNSを選択して、そのSNSに備わっている機能を使いこなすことが重要。
初めのうちはマーケティング会社に依頼してノウハウを学ぶのも一つの方法なので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
投稿者プロフィール
- 誹謗中傷対策とWebマーケティングに精通した専門家です。デジタルリスク対策の実績を持ち、これまでに1,000社を超えるクライアントのWebブランディング課題を解決してきました。豊富な経験と専門知識を活かし、クライアントのビジネス成功に貢献しています。