SNSの運用を検討する際は、費用対効果を考えながら予算を組まなければなりません。
しかし、実際にSNS運用でどのような業務にどのくらいの費用がかかるのか、よく分からないという人も多いのではないでしょうか?
この記事ではそんなSNS担当者の方のために、SNS運用の費用について解説します。
SNS運用を自社で行なう場合の費用と、SNS運用代行会社に外注する場合の費用を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
SNS運用における業務内容
SNS運用とは、企業がX(旧:Twitter)・Instagram・FacebookなどのSocial Networking Service(ソーシャルネットワーキングサービス)で、企業アカウントを使用して商品やサービスの認知・宣伝のために情報を発信することです。
SNSを活用したマーケティング手法「SNSマーケティング」の一部で、SNSアカウント運用とも呼ばれます。
SNS運用のポイントは、「継続的な情報発信」「顧客との接点づくり」「商品やサービスのセールス」の3つ。主な目的は、企業や商品・サービスへのポジティブなイメージを作り出すことです。
そのため業務内容は、SNSの投稿やコメントへの返信だけでなく、効果検証やトレンドの把握、競合他社の分析など多岐にわたります。
【主な業務内容】
- SNS投稿に関する企画
- SNS投稿用のテキスト・画像・動画作成
- SNSへの投稿
- ユーザーの分析・アクセス解析
- コメントが来た場合の返信
- フォローやいいねに対する反応
- SNSキャンペーンの実施
- 投稿やキャンペーンの効果測定
- SNS広告の運用
- インフルエンサーとのタイアップ
- 競合他社の情報収集・分析
- SNSの監視
- インターネット炎上リスク対策
SNS運用業務を行なう場合、Webマーケティングの知識が求められます。また、画像や動画の作成など、クリエイティブソフトを使ったコンテンツ制作のスキルが必要とされる点も大きな特徴です。
SNS運用の業務範囲は企業によってさまざまですが、成果を出すためのSNS運用は業務量が多くなりがちと言えるでしょう。それゆえに、近年ではSNS運用代行会社に外注する企業が増えています。
▼企業アカウントについて知りたい方は、こちらをチェック!
Twitterの企業アカウントとは?運用ポイントを詳しく解説
SNS運用の前に自社に合うSNSをチェック!
SNSにはそれぞれ特徴がありユーザー層が異なるため、自社のターゲット顧客にあわせて選ぶことが大切です。
SNSは無料でアカウント登録できることから、手あたり次第に企業アカウントを作ってしまい、その後管理しきれずに放置してしまうパターンも少なくありません。
このように放置された企業アカウントは、ユーザーにネガティブなイメージを与えてしまうので危険です。
そうならないためにも、競合他社のSNSを参考にしながら自社に合うSNSを厳選してみてください。
【主なSNSの特徴】
SNSの名称 | 特徴 |
X(旧:Twitter) | ・写真や動画の投稿が可能 ・ハッシュタグで拡散されやすい ・他の投稿を引用することが可能 |
・写真や動画の投稿が中心 ・ハッシュタグで拡散されやすい ・外国人のユーザーが多い |
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・写真や動画の投稿が可能 ・ハッシュタグで拡散されやすい ・外国人のユーザーが多い ・ユーザーとの繋がりから情報が伝わりやすい |
|
LINE | ・写真や動画の投稿が可能 ・自動返信機能あり ・ユーザーの年齢層が幅広い |
YouTube | ・長い動画を投稿することができる ・チャンネルから過去の動画を見つけやすい ・関連動画からの流入が見込める |
TikTok | ・ユーザーの年齢層が若い ・ショート動画コンテンツとして人気 |
▼海外向けのSNS運用について知りたい方は、こちらをチェック!
インバウンド対策向けのSNS運用ポイント|SNS活用事例も紹介
SNS運用代行会社に依頼できる業務
依頼できる業務範囲は、SNS運用代行会社によって異なります。また、対応しているSNSの種類も業者によって異なる点に注意が必要です。
SNS運用代行会社は大抵の場合、Webマーケティング事業を行なっている会社が、マーケティング施策の一つとしてSNS運用代行を実施していることが殆ど。そのため、業者ごとに得意とする業務や施策があります。
SNS運用を丸投げで外注するか、一部の業務のみを依頼するか、SNS運用代行を依頼する業務を事前にしっかりと決めておきましょう。
▼Webマーケティングについては、こちらをチェック!
Webマーケティングは委託するべき?外注先におすすめな会社8選【最新版】
SNS運用の費用【自社で行なう場合】
SNSの運用を自社で行なう場合、もし社内の人員で全て対応できるのであれば費用は実質0円と言えるかもしれません。
しかし求める成果や会社の規模によっては、自社だけの力でSNS運用を行なっていくのは難しいのが現状です。
そのため、複数のアカウントを管理する「SNS管理ツール」や、炎上や風評被害につながる投稿を発見する「SNS監視ツール」などを使用して、業務を効率化している場合が多いでしょう。
このようなSNSツールは機能の種類によって料金が異なりますが、大体数千円~数万円ほど。あわせてコンサルタントサービスを提供している業者も多いので、SNS運用が初めての方はサポートしてもらうのがオススメです。
▼SNSの投稿チェックについてはこちらで解説。
SNS投稿前にチェックリスト確認!SNS管理ツールで炎上予防
▼SNS管理ツールについてはこちらで解説。
SNS管理ツールとは?日本語対応のおすすめツール6選も紹介
▼SNS監視ツールについてはこちらで解説。
【最新版】SNS監視ツールおすすめ業者・会社・企業9選
SNS運用の費用【SNS運用代行会社に外注する場合】
SNSの運用をSNS運用代行会社に外注する場合、依頼企業にあわせてプラン内容をカスタムするシステムであることが多いため、SNS運用代行費用は一概には言えません。
目安としては、SNS投稿文の作成と投稿といった基本業務のみであれば、月額10万円以下。効果測定やデータ分析なども含めてSNS運用を丸投げするのであれば、月額50万円以上になるようです。
それとは別途で、業者によっては初期費用10~50万円がかかる場合もあります。公式サイトで公開していない会社も多いので、問い合わせをした時に必ず確認しましょう。
また、SNSごと・アカウントごとにSNS運用代行費用がかかる仕組みであることが多いのもポイント。複数のSNSやアカウントの運用代行を依頼する際は、注力したいものだけに絞ることで費用を抑えることができます。
▼SNS運用代行会社をお探しの方はこちら。
SNS運用代行会社とは?外注先におすすめな会社8選
費用対効果で選ぶならSNS運用代行会社
ここまでSNS運用を自社で行なう場合の費用と、SNS運用代行会社に外注する場合の費用について説明しましたが、費用対効果で選ぶならSNS運用代行会社に外注する方が良いでしょう。
SNSによって効果的なマーケティング施策が異なるため、競合他社と差をつけるためにはSNSの運用知識と実績が必要不可欠です。
そのため、自社でSNSを運用するよりも、プロに任せる方が早く成果を出すことができます。
「SNSのフォロワー数を増やしたい」「自社サイトのアクセス数を伸ばしたい」などの明確な目標があれば、まずはSNS運用代行会社に相談してみてはいかがでしょうか?
SNS運用代行を外注するメリット・デメリット
SNSの運用代行を外注する場合は、メリットとデメリットがあります。
SNS運用代行会社に依頼する前にしっかりと理解しておきましょう。
メリット
SNSの運用代行を外注するメリットは、以下の3つです。
- 数か月で成果を上げられる可能性が高い
- 自社に合った最新ノウハウに触れられる
- ネット炎上リスク対策を任せられる
SNS運用のノウハウを持ったSNS運用代行会社に外注することで、短期間で成果を上げられる可能性が高くなります。
具体的には、2ヶ月~6ヶ月でフォロワー数を数千人に増やしたり、問い合わせ数を2倍以上アップしたりすることが可能です。
また、SNS運用の外注を通して自社に合った運用方法を学びながら、最新ノウハウにも触れられるのも大きな魅力。
ネット炎上リスク対策も万全で安心して任せられるため、SNS運用に関する総合的な知識を集中して吸収するチャンスです。
デメリット
SNSの運用代行を外注するメリットは、以下の2つです。
- SNS運用代行料金は成果報酬ではない
- 業務内容によっては割高に感じる
SNS運用代行の料金は、あくまでもSNS運用代行という作業に対して料金を支払うシステムとなっています。
マーケティングの外注料金でよくあるような成果報酬型ではないため、注意しましょう。
また、SNS運用は確実に成果を出せるという保証はありません。そのため、費用に見合った結果が得られない可能性があります。
このような事態を避けるためにも、SNS運用代行会社を選ぶ際はよく調べたうえで検討しましょう。
SNS運用代行会社を選ぶポイント
SNS運用代行会社を選ぶポイントは、以下の4つです。
- SNSマーケティングに特化した会社
- 自社の業種でSNS運用の実績がある
- 運用の目標値と測定基準が明確
- プラン内容と費用が明確
SNS運用代行会社は、Webマーケティングの中でもSNSマーケティングに特化した会社で、自社の業種と同じSNSの運用実績があるところを選びましょう。
また、運用にあたって、自社に合った提案や具体的な目標値を設定してくれるかも重要。実際にその目標が達成できたかどうか効果を測る基準が明確であれば、安心してSNSの運用を依頼することができます。
外注費に関しては、プランの内容と費用を明確にしているかを確認することも大切なポイントです。
SNS運用代行会社によって業務の代行可能範囲が異なるため、希望する業務内容を含むプランであるかをチェックしたうえで、他の業者と見積もりを比較してみましょう。
▼マーケティングについてなら、こちらもチェック!
口コミマーケティング会社とは?おすすめ業者を紹介|費用が格安だと危険?
インフルエンサーマーケティングとは?費用算出方法や相場も解説
SNS運用のネット炎上リスク対策ならBLITZ Marketing
SNSを運用で、誹謗中傷や風評被害などのインターネット炎上リスクに備えるのであれば、「株式会社BLITZ Marketing(ブリッツマーケティング)」にお任せください。
誹謗中傷・風評被害対策のプロフェッショナルであるBLITZ Marketingでは、レピュテーションリスク管理ツール「AIブランドモニター」を提供しています。
このツールはネットの風評を24時間監視しながら、AIがネガティブな情報を自動判定してくれるのが特徴。ネガティブな評判や噂が社会全体に拡散されるのを防いでくれます。
また、AIブランドモニターには、SNS投稿文の炎上リスクを診断する機能「投稿チェッカー」を搭載しているのも魅力の一つ。
この機能を利用することで、投稿前に入力された文章をAIが自動で炎上リスク診断を行ない、ネットの炎上リスクを事前に回避することができます。
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AIブランドモニターは1ヶ月分の無料トライアルを実施しているため、「このSNS投稿文で問題ないか確認したい」「自社の炎上リスクがどこにあるか把握したい」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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【まとめ】SNSの運用は費用対効果を考慮して最適な方法を選ぶ
SNS運用の費用は、自社で行なう場合とSNS運用代行会社に外注する場合で大きく異なります。
自社で行なう場合の費用は主にSNSツールの利用料金で、業者にSNS運用代行を依頼する場合の費用は業務範囲によって変わるのが特徴です。
費用対効果で選ぶならSNS運用代行会社がオススメですが、SNS運用は確実に成果を出せるという保証がないため注意が必要。
SNSツールを利用しながらコンサルティングサービスを利用するなど、自社に合った方法を探してみてください。
投稿者プロフィール
- 誹謗中傷対策とWebマーケティングに精通した専門家です。デジタルリスク対策の実績を持ち、これまでに1,000社を超えるクライアントのWebブランディング課題を解決してきました。豊富な経験と専門知識を活かし、クライアントのビジネス成功に貢献しています。
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