5ちゃんねるは、大規模な匿名掲示板として普及し、インターネット上での自由な意見交換や情報共有の場として多くの人々に利用されています。
一方で、5ちゃんねるの特徴である「匿名性と自由度の高さ」によって、荒らしや誹謗中傷問題も数多く起こっています。
5ちゃんねるの利用ユーザーでなくても、書き込みの対象になり得るため、知らないところで誹謗中傷が拡大していたという事例もあり、それによってビジネスに悪影響を及ぼすこともあります。
そこで、この記事では
「5ちゃんねるの誹謗中傷の影響は?」
「5ちゃんねる対策をすべき理由は?」
「5ちゃんねる対策を外部に依頼したい場合は?」
という疑問・お悩みの声にお答えするため、5ちゃんねる概要・トラブル事例・荒らしや誹謗中傷対策をすべき理由・対策の依頼先などについて、詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。
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目次
5ちゃんねるとは?
「5ちゃんねる(5ch.net)」は、「5ch」とも呼ばれる日本の大規模な匿名掲示板です。
西村博之(通称:ひろゆき)氏によって1999年に開設された「2ちゃんねる」の派生サイトでもあり、運営体制の変更などにより「5ちゃんねる」として運営されるようになりました。
【5ちゃんねる誕生の経緯】
1999年に「2ちゃんねる(2ch.net)」が誕生
→管理人の方針や運営方法に対する意見の相違から、2014年にドメインの異なる「2ちゃんねる(2ch.sc)」が作られる。
→「2ちゃんねる(2ch.net)」の管理権争いなどから、2017年10月1日に「5ちゃんねる」に名称変更。「2ちゃんねる(2ch.net)」へのアクセスは「5ちゃんねる(5ch.net)」に転送されるようになる。
→現在では「2ちゃんねる(2ch.net)」は消滅し、「2ちゃんねる(2ch.sc)」と「5ちゃんねる(5ch.net)」が存在している。
5ちゃんねるは、さまざまなトピックやテーマのスレッドが存在し、他のユーザーとのコミュニケーションを行うことができます。
日本国内外のさまざまな話題についての議論や情報交換の場として利用されており、政治・社会・エンターテイメント・アニメ・ゲーム・スポーツなど、幅広いジャンルの掲示板が存在し、ユーザーは興味のあるトピックに参加することができます。
一方で、利用ユーザーは「名前等を表示せずに書き込みができる」という5ちゃんねるの匿名性の高さから、批判的な発言や荒らし行為が見られることが数多くあります。
2003年1月からは、全書き込みについてIPアドレスの記録・保存が始まっており、現在は厳密に言うと匿名掲示板ではなくなっています。
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5ちゃんねるのトラブル事例
5ちゃんねるでは、以下のようなさまざまなトラブル事例が報告されています。
事例①個人情報の漏えい
トラブル事例の1つ目は、個人情報の漏えいです。
「5ちゃんねる」は匿名性が高い掲示板でありますが、個人情報の漏えいのリスクは存在しています。
例えば、地域や学校に関する情報、趣味、職業、具体的な行動のエピソードなどの投稿内容から、ユーザーの個人情報を推測することができる場合があります。
また、投稿内容より、他のSNSのプロフィール情報などと組み合わされ、個人情報が特定されることもあります。
さらに、システムの脆弱性やセキュリティの不備により、5ちゃんねる自体がデータ漏えいやハッキング被害に遭う可能性もあります。
投稿者のIPアドレスや、投稿が行われた場所に関連する位置情報が他のユーザーによって取得されると、投稿者情報や投稿場所の特定が可能になります。
事例②個人攻撃
トラブル事例の2つ目は、個人攻撃です。
5ちゃんねるでは、特定のユーザーが攻撃の対象となることがあり、誹謗中傷や嫌がらせの投稿が行われ、被害者は精神的な苦痛や迷惑を被る可能性があります。
有名人の容姿・性格などから、職業・民族・性別・性的指向、5ちゃんねるの投稿内容など、個人のプライバシーや人格に関わる要素が個人攻撃につながることが多いです。
また、悪意のあるユーザーが他ユーザーの個人情報を特定し、現実の世界で追いかけ回したり、ストーカー行為を行ったりすることもあります。
事例③荒らし
トラブル事例の3つ目は、荒らしです。
5ちゃんねるの荒らしとは、大量の書き込みで他人を意図的に挑発したり、争いや攻撃的な反応で分断を引き起こしたりする行為です。
特定のトピックに関して、5ちゃんねる上で大量の書き込みや批判が集まると、議論が過熱し、炎上状態となることがあります。炎上は、関連する個人や団体に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、トピックに無関係の大量の広告やリンクを連続して投稿するスパム投稿も荒らしの1つです。
これによって、他ユーザーのコミュニケーションが阻害されたり、トピックに関連しない情報で埋め尽くされることで、掲示板の利用価値が低下したりします。
事例④著作権侵害
トラブル事例の4つ目は、著作権侵害です。
5ちゃんねるでは、他人が作成した文章・画像・音源・動画などの著作物が投稿されたり、著作権で保護された映画・音楽・ソフトウェアなどのコンテンツを無断で共有されたりすることがあります。
これらの著作物は作成者によって保護されているため、無断で掲示板上に転載する行為は、著作権侵害となります。
また、他人の著作物を改変し、二次的な創作物として公開することも著作権侵害に該当します。
事例⑤デマ情報の拡散
トラブル事例の5つ目は、デマ情報の拡散です。
5ちゃんねるでは、根拠のないウソや誤った情報が拡散することがあります。
悪意のあるユーザーが、特定の個人や組織を中傷したり混乱を引き起こしたりするために、デマ情報を拡散することもありますが、ある人物の憶測や考えが、あたかも真実かのように拡散するケースもあります。
また、興味を引くようなタイトルや驚くような主張は、人に共有しやすい要素があるため、話題がどんどん大きくなってしまうこともあります。
5ちゃんねるは、投稿者が匿名であるため、真偽を確かめる手がかりが限られています。そのため、他ユーザーがデマ情報に基づいて判断してしまう可能性も大きいのです。
5ちゃんねるの誹謗中傷対策対策をすべき理由
5ちゃんねるにおいて、誹謗中傷対策や荒らし対策をすべき理由はいくつかあります。
- 売上・集客への悪影響
- 信頼性の低下
- 該当者の精神的苦痛
1つずつ、解説します。
理由①売上・集客への悪影響
5ちゃんねるの対策をすべき理由の1つ目は、売上・集客への悪影響があるからです。
5ちゃんねるにおける誹謗中傷は、企業や個人のブランドイメージに損害を与えることがあります。
ネガティブな批判が広まれば、消費者やクライアントはその情報に基づいて企業や個人を評価することがあります。それにより信頼を失う可能性があり、売上や集客に悪影響が及ぶことが考えられます。
また、誹謗中傷によって、悪い口コミがより拡散されることもあります。5ちゃんねるでネガティブな情報が共有されれば、それが噂レベルの内容であったとしても、閲覧した人はそれを他人に伝えることがあります。これがSNSなどえ悪い口コミとなって広まり、多くの人々の意思決定に影響を与えることがあるのです。
理由②信頼性の低下
5ちゃんねるの対策をすべき理由の2つ目は、信頼性の低下があるからです。
5ちゃんねるで誹謗中傷が広がると、情報の真偽に関わらず、該当する個人や企業に対し、疑念を持つ可能性があります。
また、5ちゃんねるでの誹謗中傷は、インターネット上に長期的な痕跡を残すことがあります。投稿やコメントは長期間アーカイブされ、検索エンジン経由で見つけられる可能性があるため、将来的に該当者の名前やブランドを検索する人が、過去の誹謗中傷の情報を目にすることがあります。
これによってネット上に長期的な影響が残ることとなり、信頼性の低下が続くことがあります。
理由③該当者の精神的苦痛
5ちゃんねるの対策をすべき理由の3つ目は、該当者の精神的苦痛があるからです。
個人攻撃や侮辱的なコメントをによる誹謗中傷は、該当者の自尊心やプライドを傷つけ、精神的な苦痛を生じさせます。
特にネット上で他の人々に公に晒される形での攻撃や侮辱は、心理的健康から身体的な健康まで、深刻な影響を与えることもあります。
また、ネット上だけでなく、時にはリアルな脅迫や迷惑行為につながることもあり、犯罪や事件につながることもあります。
これらの理由から、5ちゃんねるにおいては誹謗中傷対策を講じることがとても重要です。対策を講じることにより、該当者の安全と精神的健康を保つだけでなく、「5ちゃんねる」というコミュニティの健全性を担保し、掲示板の魅力を高めることもできます。
5ちゃんねるの誹謗中傷対策
前述の通り、5ちゃんねるのスレッドが荒らされていたり、書き込みで誹謗中傷がある場合、さまざまな悪影響を及ぼすことがあります。
しかし、以下の対策を講じることで、それらを防ぐことができます。
- 冷静に証拠収集する
- 削除請求する
- ネット上をモニタリングする
それぞれを解説します。
対策①冷静に証拠収集する
5ちゃんねる対策の1つ目は、冷静に証拠収集することです。
まず、誹謗中傷に対して感情的に反応せず、冷静になることが重要です。相手の意図的な攻撃の意図にのせられれると、さらに誹謗中傷が拡大することがあります。
また、誹謗中傷の書き込みがあった場合は、スクリーンショットなどを保存し、証拠を保存しておきましょう。万が一、誹謗中傷が法的な問題に発展すると、証拠の有無がその後の展開を左右することがあります。
対策②削除請求する
5ちゃんねる対策の2つ目は、削除請求することです。
誹謗中傷のある書き込みを投稿者に削除請求することは、一般的には難しいと考えられます。
しかし、5ちゃんねるの運営側(利用者の削除請求に対応する「削除人」という有志のボランティア)に、削除請求を行うことはできます。
削除要請フォームから、名前・メールアドレス・法人名/団体名・削除要請理由などを入力し、申請します。
削除請求を行うと、削除ガイドラインと照らし合わせた上で、投稿が削除対象かどうかが判断されます。
また、特定の書き込みの投稿者を特定するために、法的措置をとることも可能です。そのためには、警察や弁護士が必要になり、これらの手続きは煩雑で時間がかかる場合があります。
対策③ネット上をモニタリングする
5ちゃんねる対策の3つ目は、ネット上をモニタリングすることです。
誹謗中傷対策として、最も有効なのが早期発見と早期対応です。
誹謗中傷や悪意のある投稿を早期に発見するためには、ネット上のモニタリングが必要です。
万が一、悪意のある投稿を早期に発見することができれば、迅速な対応により、被害の拡大を防ぐことができます。
また、法的な対応を望む場合も、ネット上のモニタリングは証拠収集に役立ちます。
5ちゃんねるの誹謗中傷対策の依頼先
5ちゃんねるで誹謗中傷にあっている場合、以下のような外部機関に相談し、対策を依頼することもできます。
- 弁護士
- 専門対策業者
それぞれを、以下で紹介していきます。
依頼先①弁護士
依頼先の1つ目は、弁護士です。
弁護士は法律に関する専門知識を持っているため、特定の状況においてどのような法的手段が適切かを、アドバイスしてくれます。
また、投稿者に対して、誹謗中傷行為の停止や削除を求める正式な通知や警告状を出すことができ、法的な手続きを開始する前に、投稿者との示談交渉や解決を試みることも可能です。
さらには、必要に応じて法的手続きを進めることもできます。
訴訟手続きの準備や書面の作成、法廷での代理人としての出席などが可能であるため、法的措置を求める場合は、弁護士への依頼が必要不可欠でしょう。
依頼先②専門対策業者
依頼先の2つ目は、専門対策業者です。
誹謗中傷対策を専門とする業者は、ネット上の脅威に関する知識と実績を持っているため、誹謗中傷を防ぐためのツールや手法を使いこなし、迅速で効果的な対策を提案してくれるでしょう。
また、ネット上の誹謗中傷によってが信頼が低下してしまった場合、専門業者はそれを回復するためのサービスも有しています。
さらに専門業者への依頼によって、ネット上の悪影響を最小限にし、評判の回復やポジティブなイメージの構築のサポートが可能になります。
ただし、専門業者に依頼する場合は、その業者の信頼性や実績、契約内容や料金体系を明確に確認することが重要です。事前相談などを利用して、自身のニーズに適した業者を選ぶようにしましょう。
5ちゃんねる対策はBLITZ Marketingへ!
「5ちゃんねる」は、さまざまなトピックで意見交換が行われる掲示板として、多くの利用者を率いてきました。しかし「匿名性が高い」ことから、攻撃性の高いコメントや誹謗中傷の書き込みが多く存在していることも事実です。
掲示板の誹謗中傷を防ぐためには、「早期発見と迅速な対応」が非常に重要です。
これを行うためには、ネット上のモニタリングが有効です。
ネット上のモニタリングは、自動ツールを使用することで、手間をかけずに24時間365日行うことができます。
BLITZ Marketing(ブリッツマーケティング)によって開発された「AIブランドモニター」は、5ちゃんねるをはじめとする、ネット上の風評を迅速に発見することが可能です。
「AIブランドモニター」は、5ちゃんねるだけでなく、SNS・検索エンジン・口コミサイト、ブログなどを自動で監視し、特定のキーワードに関連する情報を監視します。
さらに、AIがキーワードの前後の言葉などから、ネガティブ・ポジティブな文脈を自動で判断します。そのデータを数値化・グラフ化し、ユーザーに適したレポートを提供します。Webマーケティングツールとしても利用できる「AIブランドモニター」は、ネット上のモニタリングツールとして、多くのお客さまにご利用いただいております。
現在、1ヶ月の無料トライアルを提供していますので、お気軽にお問い合わせください。
\ネット上の監視なら!/
まとめ
この記事では、5ちゃんねる概要・トラブル事例・荒らしや誹謗中傷対策をすべき理由・対策の依頼先などについて、詳しく解説しました。
匿名性の高い「5ちゃんねる」では、これまでも誹謗中傷に該当する書き込みが多く存在してきました。
匿名掲示板では、コメントを投稿するユーザーでなくても、誹謗中傷の対象になり得るので、注意が必要です。
誹謗中傷被害を防止するためには、早期発見と迅速な対応がとても重要になります。
ネット上のモニタリングツールの導入することで、誹謗中傷につながり得る書き込みをすぐに発見できるため、迅速な対応が可能になります。
信頼できる専門業者に相談することで、拡大してしまった誹謗中傷被害を抑え、徐々に未然に防止できる体制を整えることができるでしょう。
投稿者プロフィール
- 誹謗中傷対策とWebマーケティングに精通した専門家です。デジタルリスク対策の実績を持ち、これまでに1,000社を超えるクライアントのWebブランディング課題を解決してきました。豊富な経験と専門知識を活かし、クライアントのビジネス成功に貢献しています。
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