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ChatGPTとAutoGPTの違いとは?特徴や利用者の声も紹介

「ChatGPTとAutoGPTの違いって何?」
「そもそもChatGPTをよく知らない」
「AutoGPTと似たサービスがあるけど同じもの?」

ChatGPTAutoGPTなど、自然言語処理分野において革新的なAIツールが続々と登場している近年。

AIに関する情報が氾濫する現在では、「それらの特徴や違いを調べても良く分からない」という人も意外と多いのではないでしょうか?

この記事では、ChatGPTとAutoGPTの違いや特徴について説明します。実際に利用している人の声も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ChatGPTとは?

ChatGPTとは?

「ChatGPT(チャットジーピーティー)」は、人工知能(AI)の開発を行なっているアメリカの企業「OpenAI(オープンエーアイ)」が開発した人工知能チャットボット。また、そのチャットサービス(WEBサービス)のことです。

ChatGPTはAIの自然言語処理(Natural Language Processing)技術を利用した、テキスト生成AIツールとしても有名。小説の自動生成やゲームでの会話を生成する用途で開発された、会話形式でやり取りする「GPT」という言語モデルをベースに作られています。

2022年11月にサービスが公開されて以降、2023年2月には「ChatGPT-3.5」、3月には「ChatGPT-4」をリリース。

その言語モデルである「GPT-3.5」「GPT-4」は、さまざまな会社がツールやアプリケーションなどに導入していて、幅広い分野で利用されています。

注意

基本的に「ChatGPT」はチャットサービス(WEBサービス)「GPT」は言語モデルを指します。メディアによっては、分かりやすいようにChatGPTで統一している場合も珍しくありません。

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ChatGPTの特徴

ChatGPTの特徴は、テキストで指示を与えるとまるで人が書いたような自然な文章で精度の高い回答を生成してくれる点です。

また、複雑な語彙・表現を含む指示を理解し、専門的な回答が可能であることも大きな魅力となっています。

ChatGPTを動かしているのは、大量のテキストデータを自然言語処理するアルゴリズム「大規模言語モデル(Large Language Models)」

これによって、AIはインターネット上にある膨大な情報を学習しています。

またその学習能力を活かして、ChatGPTで的確に指示をすれば文章の作成・添削・校正・要約などをすることも可能。その他にも、小説を書いたり、プログラミングや表計算ソフトの関数を記述したりなど、できることは多岐にわたります。

ただし、AIが学習した情報は2021年9月までのものとなっているため、最新情報を知りたい方は注意が必要です。

ChatGPTの始め方

ChatGPTは、OpenAIでアカウントを作成することにより無料で利用することができます。

また、有料でサブスクリプションプラン「ChatGPT Plus」を利用することも可能。

金額は月額20ドル(約2,500円)で、ピーク時でもChatGPTのWEBサイトにアクセスしやすくなったり、応答時間が短縮されたりするので、よく使う方は検討してみても良いかもしれません。

  1. ChatGPT公式サイト(海外サイト)にアクセス
  2. 「TRY CHATGPT」をクリックしてログイン画面へ
  3. 「Sign up」をクリックして、OpenAIのアカウントを作成(無料)
  4. メールアドレス、もしくはGoogleアカウント/Microsoftアカウントで登録
  5. OpenAIから届いたメール本文の「Verify email address」から登録画面へ
  6. 名前と電話番号を登録
  7. ショートメールで送られてきた6桁の認証コードを入力して完了

ポイント

海外サイトの為、アカウント登録や利用画面などは全て英語表記です。ただし、実際に利用する場合は、日本語で質問すれば日本語で回答が返ってきます。

ChatGPTの2021年問題を解決する「Bing AI」

「Bing AI」は、Microsoftが開発した対話型AIです。

このBing AIは、WEBブラウザ「Microsoft Edge」のデフォルト検索エンジン「Bing」を利用した時に使えるチャット機能に搭載されています。

Bing AIにはGPT-4をもとにした次世代の大規模言語モデルが利用されていて、現在インターネットに掲載されている最新情報をもとに回答を行なうのが大きな特徴。

TwitterなどのSNSや、YouTubeといった動画サイトもチェックして答えてくれるので、幅広い情報を網羅することが可能です。

更に、回答時に参照した情報へのリンクも記載されているため、自身で情報の真偽も確かめやすいという利点があります。

2021年9月までの情報しか持たないChatGPTよりも新しい情報を得られる可能性が高いので、質問内容によってはこちらを利用する人も多いようです。

海外サイトの利用やOpenAIのアカウント登録に抵抗がある方は、まず初めにBingのチャットAIを利用してみるのも良いかもしれません。

≪検索エンジン「Bing」を利用してみたい方はこちら≫

AutoGPTとは?

AutoGPTとは?

「AutoGPT(オートジーピーティー)」は、大規模言語モデルGPT-4 が組み込まれたオープンソースソフトウェア(Open Source Software)のことです。

開発したのは、Significat Gravitasと名乗る個人のエンジニア。世界中のプログラマーが自作のプログラムを公開するサイト「GitHub(ギットハブ)」上で、2023年3月に発表されました。

AutoGPTはプログラム言語「Python(パイソン)」で書かれた実験的アプリケーションですが、ChatGPTにはできない自動的なタスク生成や改善などの機能を実装したAIツールとして話題になっています。

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AutoGPTの特徴

AutoGPTの特徴は、目標を設定すると自動でタスクを作成・消化・改善を繰り返す完全自立型である点です。

分かりやすく言えば「細かく何度も指示を出さなくても、AutoGPT自身が考えて目標を達成してくれる」というデジタル秘書のような存在。

設定によってはWEB検索も可能なので、最新の情報を収集してタスクを設定してくれる点も大きな魅力となっています。

AutoGPTで行なわれる工程を簡単に説明すると、以下のような流れです。

【例】〇〇のコーディングをしてほしい

  1. 何をするべきかを情報収集して、タスクを複数設定
  2. タスクを分類して、順番を決定・実行
  3. 該当するソースコードを検索
  4. プログラムを書いて、ファイル保存する
  5. コードのデバッグを行なう
  6. リファクタリングを行なってコードの練度を高める
  7. 問題があれば、新たにタスクを設定してやり直す
  8. 完了

完全自立型ではありますが、工程の途中で提案の許可・拒否・フィードバック(提案とは異なる指示)を入力する必要があります。

自動承認することも可能ですが、方向性を間違えたり、エラーをループしてしまうことがある点に注意です。

AutoGPTの始め方

AutoGPTの動作環境を整えるためには、いくつかのソフトをインストールしたり、設定をしたりする必要があるため難易度が高めです。

また、OpenAIが提供する「API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)」を使用する関係で、APIの使用料金が発生します。

従量課金方式のため、指示やタスクが増えるほど料金が高くなるので、利用時は充分に注意しましょう。(例:GPT3.5 APIの場合、1~2時間で使用して約60円)※詳しくは、OpenAIの公式サイトにてご確認ください。

  1. プログラミング言語「Python」をインストール
  2. プログラム編集用のコードエディタ(VScode等)をインストール
  3. 分散型バージョン管理システム「Git(海外サイト)」をインストール
  4. 「AutoGPT(海外サイト)」をインストール
  5. 「OpenAIの公式サイト(海外サイト)」でアカウントを登録、APIキーを取得
  6. コードエディタでAutoGPTを開き、APIキーを入力

AutoGPTを動かす為には、最低限ここまで済ませる必要があります。

AutoGPTにいろんな動作をさせるためには「Pinecone APIキーの取得」「Google APIキーの取得」「Custom Search Engine IDの取得」なども行なう必要があるので、慣れていない人にはハードルが高いかもしれません。

AutoGPTと混同する人も多い「AgentGPT」

「AgentGPT(エージェントジーピーティー)」は、AutoGPTの類似サービス。アプリケーションのインストールが不要で、WEBブラウザ上で利用できるのが大きな特徴です。

開発したのは、カナダ・バンクーバを拠点とするプログラマー3名のチーム。「GitHub」上で2023年4月に公開されました。

AutoGPTと同様にOpenAIが提供する「API」を使用するため、APIの使用料金が発生します。

APIについては「GPT-3.5 API」「GPT-4 API」のどちらを使用するかによって、性能に差があると感じている利用者もいるようです。

≪「AgentGPT」を利用してみたい方はこちら≫

ChatGPTとAutoGPTの違いは「一問一答と自立思考」

ChatGPTとAutoGPTの違いは「一問一答と自立思考」

ここまでChatGPTとAutoGPTの説明をしてきましたが、まったく違うものだという印象を受けた人も多いでしょう。

どちらも自然言語処理技術を利用した大規模言語モデルを用いたAIツールと一括りにはできるものの、その性能や使い方など、さまざまな面で異なります。

ただ、どちらもよく知らないという人にとっては、両方とも「質問したら答えをくれるツール」というイメージが大きいのではないでしょうか。

それに対して分かりやすい説明をするのなら、ChatGPTは質問すると回答を生成する「一問一答」で質問者が目標とする答えに辿り着くタイプ

AutoGPTはテーマを与えると自立思考で目標と答えを導き出すタイプ、と考えると分かりやすいかもしれません。

これまでの説明をもとにして大まかな表にまとめてみましたので、比較してみるとより理解しやすいのではないでしょうか。

ChatGPT AutoGPT
種類 チャットサービス(WEBサービス) アプリケーション
始め方 OpenAIアカウント登録後、ChatGPT公式サイトにアクセス 各種アプリケーションをインストールして起動
使い方 質問に対して回答を生成 指示に対して自動でタスクを作成・消化・改善を実行
言語モデル GPT-4 GPT-4
情報 2021年9月までの情報 WEB検索で最新情報を取得可能
料金 無料
※有料:サブスクリプションプラン「ChatGPT Plus」
AutoGPT自体は無料
※OpenAIのAPI使用料金が別途必要

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ChatGPTについてのネット上の声

ChatGPTについてのネット上の声

ここでは、ChatGPTを実際に利用した人の声を紹介します。

ChatGPTは文章作成の補助として使える!

ChatGPTは仕事や日常生活において、文章を作成する必要があるときに利用している人も多いようです。

文章を書くのが苦手な人にとっては、構成や基礎となる文章を生成してもらえるだけでもかなり助かるのではないでしょうか?

反面、誤った情報が生成されたり、情報が古かったりする部分もあるので、真偽をしっかりと確認する必要があります。

AutoGPTについてのネット上の声

AutoGPTについてのネット上の声

ここでは、AutoGPTを実際に利用した人の声を紹介します。

AutoGPTはエラーも多い?API使用料金にも注意

AutoGPTは、WEB検索経由の情報収集やファイルの保存・管理をなどのさまざまな処理を自動化できますが、エラーも起こりやすいようです。

また、タスクや処理項目が増えて完了まで長くなってしまうと、APIの使用料金が高くなりやすい点も問題視されています。

類似サービス「AgentGPT」のように使いやすいAIツールが今後も増えていくと思われるので、あえてAutoGPTにこだわる必要は今のところないかもしれません。

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【まとめ】ChatGPTとAutoGPTの違いを理解して使いやすい方を選択しよう

ChatGPTとAutoGPTの違いを挙げるうえで、大きく異なっている点はその使い方と言えるでしょう。

ChatGPTは質問に対して回答をその都度生成しますが、対してAutoGPTは指示に対して自動でタスクを作成・消化・改善を実行します。

AutoGPTはまだまだ開発途中のアプリケーションで、環境と整えたり料金が発生したりする点でも利用難易度が高いです。

無料の範囲内で成果を出したいのであれば、ChatGPTを使った一問一答で突き詰めていく方が、より確実な結果を得られるのではないでしょうか。

投稿者プロフィール

デジタルリスク施策部
デジタルリスク施策部
誹謗中傷対策とWebマーケティングに精通した専門家です。デジタルリスク対策の実績を持ち、これまでに1,000社を超えるクライアントのWebブランディング課題を解決してきました。豊富な経験と専門知識を活かし、クライアントのビジネス成功に貢献しています。

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