キャリコネは企業に関する口コミを提供するサイトとして有名です。多くの企業が優秀な人材を募集するためにキャリコネを活用していると思いますが、その一方で事実とは異なる口コミを投稿されて困っていませんか?今の時代、就職を考えている企業を調べる際に口コミを確認する人はとても多いです。
ネガティブな口コミよって会社のイメージが低下してしまい、採用面に悪影響を及ぼしてしまうのは避けたいですよね。そのような方の為にこの記事ではキャリコネの口コミ削除方法や投稿者を特定する方法についてまとめましたので是非、参考にして下さい。
目次
キャリコネの口コミ削除方法
キャリコネに投稿されたネガティブな口コミを削除するためにはまず、利用規約を確認する必要があります。投稿された内容がキャリコネに記載されてある利用規約に反している場合は削除依頼を出すことができるので、以下で確認していきましょう。
利用規約を確認する
キャリコネは「企業に関するアンケートの利用規約」において以下のような禁止事項を明記しています。
・虚偽の内容の投稿
・他人の著作権、名誉、プライバシーその他の権利を侵害する或いはそのおそれのある内容の投稿その他の行為
・他者を差別もしくは誹謗中傷する行為
・理由が書いていない批判(なお、評価のみの投稿はこれに該当しないものとします)や、意図的に特定事業者の名誉又は信用を毀損する行為
・宣伝、勧誘行為
・ウィルス等の有害なプログラム等を送信または掲載する行為
・性的、猟奇的表現を含む情報を掲載する行為
・日本国内及びネットワーク設備を設置している国の法律に違反する、又はそのおそれのある行為
・自己に関する虚偽の個人情報を弊社に申告する行為
・本サービスの趣旨に反する行為
・法令や公序良俗に反する行為
・犯罪行為、又は重大な危険行為に結びつくおそれのある行為
・上記に準ずる行為及びその他の弊社が不適当と判断した行為https://id.careerconnection.jp/rules/survey/index.html#anchor_3
そのため、投稿された口コミの内容が上記の利用規約に該当する場合は削除の対象になります。投稿内容が利用規約に反している場合はキャリコネの削除フォームに移行し、削除依頼をします。
削除フォームから削除の依頼をする
こちらからキャリコネの削除依頼フォームにアクセスすることができます。削除フォームにアクセスすると以下のような画面が出てくるので必要事項を記入していきましょう。
削除依頼記事番号は「口コミ・評判」をクリックし、表示される口コミの右下から確認することができます。
削除依頼をしても、投稿内容が利用規約に反していなければ掲載を削除することはできません。そのため、キャリコネに削除を依頼する際は利用規約に反していると判断できる理由や証拠を提出する必要があるので注意しましょう。削除依頼理由に関しては以下の例文を参考にしてみて下さい。
削除依頼の記載例
お世話になっております。株式会社〇〇の〇〇と申します。
〇年〇月〇日に投稿された記事番号〇〇の口コミがキャリコネの企業に関するアンケートの利用規約第3条「禁止事項」の○○の部分に該当しています。この口コミが掲載されていることにより、〇〇といった被害が出ているため削除のご検討の程よろしくお願い致します。
口コミが削除されない場合の対処法
キャリコネに削除依頼をした場合でも十分に理由を説明できない場合などは削除依頼が承認されない場合もあります。その場合はネットの口コミ削除に強い弁護士などに依頼をして投稿を削除してもらいましょう。ネット上の問題を数多く解決してきた弁護士であればそれだけ事例も豊富です。削除依頼だけでは削除されない場合でも弁護士を通じて依頼することで口コミが削除される場合もあります。
弁護士に依頼をする場合は平均的な相場としては着手金で5~10万円、報酬金で5~10万円になります。弁護士に依頼をしたからといって口コミが確実に削除されるとは限らないので、資金に余裕がある場合は弁護士に依頼をすることも検討してみて下さい。
口コミ投稿者を特定する方法
キャリコネや弁護士に依頼して投稿を削除することに成功した場合でも、口コミ投稿者を特定することはできません。そのため、投稿の削除に成功したとしても再び同じ人物がネガティブな内容の投稿をする可能性もあります。そういった事態を防ぐためにこの記事ではネガティブな口コミを投稿した人物の特定方法についてまとめていきたいと思います。
キャリコネに口コミを投稿できる人は以下のような人になります。
ポイント
- 現職の社員
- 退職済みの社員
- 内定辞退者や採用結果待ちの就活生
現職の社員と退職済みの社員しか投稿できないように思われていますが、内定辞退者や採用結果待ちの就活生もキャリコネに口コミを投稿することができます。また、稀にライバル会社の社員が会社の評判を落とすために否定的な投稿をする場合もあるので、ネガティブな投稿をした人物が100%社員であるとは限りません。
キャリコネに口コミを投稿した人物を特定するためには「発信者情報開示請求書」をキャリコネに送付する必要があります。この発信者情報開示請求書を送付することでサイトの運営者にIPアドレスの開示を依頼することができます。
IPアドレスを特定することができたらその次にプロバイダを特定し、プロバイダに対して口コミ投稿者の個人情報の公開を依頼します。ここで許可が降りれば口コミ投稿者を特定することができます。口コミ投稿者を特定することができた場合、投稿の内容次第では相手に対して損害賠償を請求することができます。以下が誹謗中傷により請求できる慰謝料の相場になりますので、損害賠償を請求する際は参考にしてみて下さい。
ポイント
名誉毀損:【一般人の場合】10万~50万円【事業主の場合】50万~100万円
侮辱:1万~10万円
プライバシー侵害:10万~50万円
今後ネガティブな口コミを防ぐための方法
事実とは異なった口コミを記載されてしまった場合、その口コミの影響によって会社のイメージが悪くなり、採用率の低下にも繋がる恐れがあります。なので、そういった事態を避けるためには常に口コミなどの投稿を確認する必要がありますが、日々の業務を行っている中で口コミの内容確認をすることは大変だと思います。
そういった方にオススメのサービスが【口コミ監視サービス】です。口コミ投稿サービスとは「企業や商品に関する情報をネットやSNSで調査し、危機情報が潜んでいないかを報告してくれるサービス」になります。24時間365日常に監視をしてくれるので、ネガティブな口コミが投稿された場合でもすぐに対応することができることができます。
平均的な料金の相場としては月額10万円~15万円程度になります。Twitter、Facebook、口コミサイト、などそれぞれの媒体で月額費がかかる場合がほとんどなので、今回のような事例の場合は口コミサイトに対して監視サービスを利用すると、キャリコネでのネガティブな口コミ投稿にいち早く対応することができるようになります。
キャリコネの口コミ削除方法まとめ
この記事ではキャリコネの口コミ削除方法についてまとめました。キャリコネの口コミを削除するためには以下の手順で進めていきましょう。
手順
- 利用規約を確認する
- 削除フォームから削除の依頼をする
キャリコネに口コミの削除を依頼する際は、利用規約に反していると判断できる理由や証拠を提出する必要があります。なので、どの部分の利用規約に反しているのかをしっかりと明記することを忘れないようにしましょう。
また、口コミが削除されない場合はネットの問題解決に強い弁護士に依頼をすることで口コミが削除される場合もあります。しかし、口コミの削除に成功した場合でも再び悪意のある口コミが投稿されてしまう可能性も十分にあります。そういった事態を未然に防ぎたい場合は【口コミ監視サービス】などを活用して、すぐに対応することができるような状態を整えておくことをオススメします。
投稿者プロフィール
- 誹謗中傷対策とWebマーケティングに精通した専門家です。デジタルリスク対策の実績を持ち、これまでに1,000社を超えるクライアントのWebブランディング課題を解決してきました。豊富な経験と専門知識を活かし、クライアントのビジネス成功に貢献しています。