Twitterの企業アカウントとは？運用ポイントを詳しく解説

「Twitterの企業アカウントってどんなものがあるの？」
「企業アカウントのTwitter運用ってどうやったらいい？」

Twitter（ツイッター）は、SNS（Social Networking Service）のなかでも拡散力に優れたメディアのため、現在多くの企業がアカウントをつくり、SNSマーケティングに利用しています。

企業アカウントといえば、いろいろなタイプがあるのが特徴。そのため、どのようにTwitter運用していいか分からないという人も多いのではないでしょうか？

この記事ではそんなSNSマーケティングを行ないたい人向けに、Twitterの企業アカウントや運用のポイントについて解説します。

Twitter運用の炎上対策も説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。

Twitterの企業アカウントとは？

Twitterの企業アカウントとは、企業が運用しているTwitterアカウントのこと。一般的に「企業の公式アカウント」と呼ばれています。

企業アカウントを運用する目的は、主に自社商品やブランドの認知度向上のため。SNSマーケティングにおいて、重要な活動の一つとなっています。

したがって、Twitter運用を担当しているのは、広報やマーケティングを担う部署の人である場合が多いようです。

なかでも個性的なツイートを行なう企業アカウントは、ユーザーから「中の人」と呼ばれて親しまれています。

時には企業の“中の人同士”でやりとりを交わしたり、コラボレーションをしたりすることも。意外な企業との繋がりが生まれるのは、Twitterの企業アカウントならではと言えるでしょう。

Twitter運用における企業アカウントのタイプ

Twitterの企業アカウントのタイプは、大まかに分けて3種類あります。

担当者（投稿者）が異なっていて、それぞれの利点があるため、企業の目的やTwitterのターゲットにあわせて選ぶことが重要です。

企業イメージ

企業の公式アカウントとして、統一されたトーンやイメージでツイートするタイプです。

このタイプは、企業のロゴや商品の画像をアイコンにしていることが多く、ブランドの認知度や信頼性を高められるのが特徴。

自社商品・サービスに関する情報や豆知識、キャンペーンなどの発信が中心となっている場合が殆どです。

固定の担当者がいないと個性や魅力が伝わりにくい印象があり、ユーザーによってはコミュニケーションが冷たく感じられることもあるかもしれません。

そのため、「中の人」のキャラクター性を出すことで、他社との差別化を図る方法が一般的です。

エアコンの新製品、出揃っております。むやみに買えと迫るわけではありませんが、もうそうとう古いとか、なんか調子が悪いとか、試運転したらうんともすんともいわないとか、事情があれば「どうせ買うなら早めに」が合言葉です。 https://t.co/BHPbLM9ZY2 pic.twitter.com/XOGXOv09BO

— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) June 17, 2023

【ほどほどの話】

あなたより
カラダが小さい私は、
アルコール分解も遅いんだ。

お酒は、なによりも適量です。

※アルコールの分解スピードは遺伝による体質、体重、性別、年齢などにより異なります。#ほどほど#適正飲酒

適量ってどのくらい？https://t.co/jer8yhHpVz pic.twitter.com/Ia7btNcLa9

— SUNTORY（サントリー） (@suntory) June 14, 2023

エイプリルフールとして発表した、あのシール。多くの「商品化して！」のリクエストにお応えし、まさかの商品化。本日より予約販売をスタートします。https://t.co/bRSgLRQEsx pic.twitter.com/5ZQSmmVw8h

— キングジム (@kingjim) May 10, 2023

爽やかな季節になりましたので、今年も「パインアメ」と「無糖ヨーグルト」だけで作る超美味ヨーグルトをツイートしま( ´◎｀)ｽｰ

①パインアメ８粒を無糖ヨーグルト１パックに入れて混ぜる
②冷蔵庫で１日放置

＼以上／

めっちゃおいしいのでぜひ試してみてくだパイン！ pic.twitter.com/4ZEX1kWWMN

— パインアメの【パイン株式会社】🍍 (@pain_ame) April 17, 2023

企業内の実在の人物

その企業で働いている実在の人物が、自分の名前や役職、顔写真を公開してツイートするタイプです。

このタイプは、ユーザーとのコミュニケーションを重要視していて、親近感や信頼感を得られるのが特徴。

企業の人事担当者が、就活生や転職志望者などの求職者に企業の魅力を伝えるために、期間限定で活用している場合も少なくありません。

実名や顔写真を公開しているアカウントはインターネットの炎上リスクが大きいため、運用時には充分注意しましょう。

企業の看板キャラクター

企業の看板キャラクターの名前や画像（イラスト・写真）を使い、キャラ設定に沿ってツイートするタイプです。

そのキャラクターの商品・サービスに関する情報やコラボ企画を通して、キャラクターの個性や魅力を発信しているのが特徴。

特にそれぞれターゲットが異なる「キャラクタービジネス」では、ユーザーの反応を直接みられるのが強みです。

キャラのアカウントが多いと設定に合わせたツイートを作るのが難しくなるため、最初に運用方法をしっかりと決めておきましょう。

6がつ　だね。　あめのひにしか　みれない　とくべつな　けしき、　メロディと　いっしょに　さがしに　いこう♡ pic.twitter.com/9xJFjXrKZ3

— マイメロディ【公式】 (@Melody_Mariland) June 1, 2023

時間が解決してくれることもあるんよ〜 pic.twitter.com/y8VTF9MCnC

— ぐでたま【公式】🍥🕙 (@gudetama_sanrio) June 17, 2023

イリュージョン中なっしー♪
ヾ(。゜▽゜)ノモゾモゾモグモグウマウマ

今日も一日お疲れ様なっしー♪
明日もみんな笑顔になれます様に梨汁ブシャー:＊

もやもざす pic.twitter.com/5WIP3MykzV

— ふなっしー💙 (@funassyi) June 19, 2023

みなさん、今日も 1 日おつからしれんこ～ん！おやくま～☆ pic.twitter.com/VPUPYrfOLf

— くまモン【公式】 (@55_kumamon) June 17, 2023

中の人が垣間見える？個性的なキャラアカウント

キャラクターのアカウントを運用する場合、キャラ設定が重要です。しかし、なかには「中の人」が垣間見えることで、親しみを感じることもあります。

その代表例として有名なのが、パイロットインキ株式会社が販売するお世話人形「メルちゃん」の公式アカウント。

ツイートは小さな女の子らしい話し方で統一されていますが、その内容がまるでおじさんのようだと話題になりました。

野球の阪神ファンであったり、食事内容が渋いものであったり。メルちゃんの可愛らしさも相まって、そのギャップに魅力を感じた人も多いようです。

ツイート内容は比較的自由なようで出張中らしい写真も多く、メルちゃんを通して「中の人」の私生活を見ているような印象。

ターゲット以外のユーザーをたくさん獲得できた、意外な成功例と言えるのではないでしょうか。

やきゅう みにきたよ⚾︎
はんしんは もう あれだけど…… pic.twitter.com/caEAbuElao

— メルちゃん®︎ 公式 (@mellchan_dayo) October 7, 2018

わーい のりべん🍱 pic.twitter.com/A8R2A8GZ47

— メルちゃん®︎ 公式 (@mellchan_dayo) June 8, 2023

ひこうき おおきいね✈️ pic.twitter.com/BpcGHIm3pp

— メルちゃん®︎ 公式 (@mellchan_dayo) February 15, 2023

Twitterの企業アカウント運用ポイント5つ

Twitterの企業アカウントを運用する際のポイントは、主に5つあります。

以下、順番に説明していきます。

ターゲット（ペルソナ）を決める

Twitterの企業アカウントでは、運用を開始する前にターゲット（ペルソナ）を決めておく必要があります。

なぜなら、Twitterは趣味や関心で繋がる面が強いメディアであるため。フォロワーを獲得するためには、ユーザーニーズを把握して“自分向けの情報”だと感じてもらわなければなりません。

企業アカウントの運営方針や投稿するコンテンツ内容を考えるためにも、その人の生活習慣や関心の傾向を具体的に想像してターゲット像を設定することが大切。

また、その際にターゲットがどんなツイートをしているのか調査して、ペルソナの根拠となるデータも収集しておくことも重要です。

KGI・KPIを明確にしてゴールを設定する

Twitterの企業アカウントを運用するのであれば、「KGI（重要目標達成指標）」と「KPI（重要業績評価指標）」を明確にしておきましょう。

「KGI（重要目標達成指標）」は、Twitter運用のゴールとなる指標（認知度・売上・購入意向 等）のこと。「認知度が何％上がったのか」「売上がいくら伸びたのか」など、具体的な数字によって結果を出せる指標を設定します。

「KPI（重要業績評価指標）」は、KGI達成までの課程を評価する中間指標のこと。KGIにあわせて設定して、定期的に数値を確認して評価する必要があります。

SNSマーケティングを成功させるためには、どちらも重要な要素となっているため、こちらも運用開始前にしっかり決めておきましょう。

運用コンセプトを明確にする

Twitterの企業アカウントを運用する目的や目標を設定した後は、運用コンセプトを明確にしましょう。

詳しく説明すると、ゴール（KGI・KPI）をどのように達成していくかを考慮して、具体的な施策やコンテンツを決めます。

投稿する内容や頻度、投稿するタイミングなども重要なポイントとなっているので、定期的に分析や改善を行ないながら、時には方針を見直すことも必要です。

Twitterキャンペーンを活用する

フォロワーを増やす施策としては、Twitterの機能を利用したキャンペーンを行なうのが効果的です。

例えば、アカウントのフォローとあわせて「リツイート」「引用ツイート」「ハッシュタグ投稿」などを組み合わせることで、エンゲージメント（ユーザーがアクションを起こした数値）を促します。

エンゲージメントは、キャンペーンの反応や結果を計測する重要な数値です。企業アカウントでTwitter運用を行なうのであれば、普段からエンゲージメントをチェックしつつ、キャンペーン時との比較もできるようにしておきましょう。

企業側からのアクション＆コミュニケーション

Twitterの企業アカウントでは、自らアクションを起こして、ユーザーと積極的にコミュニケーションをとるのも一つの方法です。

具体的には、ユーザーのツイートに対して企業アカウントが「リツイート」「引用リツイート」「いいね」をしたり、コメントをしたりすることで、ユーザーに好印象を抱いてもらいやすくなります。

また、他の企業のツイートに反応すると、ユーザーの注目を浴びやすくなる点もポイント。意外なターゲット層を獲得できることもあるため、きっかけがあればアクションを起こしてみるのも良いかもしれません。

企業アカウントのTwitter運用は炎上対策も万全に！

Twitterは拡散性の高いメディアのため、火種となるようなツイートを行なってしまうと一気に拡散され、炎上状態になってしまいます。

そのため、企業アカウントをTwitter運用する場合は、火種となりやすい話題を避けることが大切です。

なかでも避けるべきなのは、政治・宗教・スポーツ・スキャンダルなど。その他にも、格差や差別などのセンシティブな話題は避けるようにしましょう。

投稿内容に不安がある場合は、投稿する前に複数人に確認してもらえるように、チェック体制を整えておくと安心です。

SNSの運用代行を利用するのもオススメ

企業アカウントのTwitter運用に自信がないのであれば、運用ノウハウを持った専門の会社に代行してもらうのもオススメです。

Twitterの運用を代行してくれるのは、WEBマーケティング会社であることが殆ど。そのなかでも、SNSマーケティングに特化した業者を選びましょう。

インターネットの炎上対策なら「BLITZ Marketing」におまかせ！

企業アカウントのツイートが炎上しなくても、ユーザーのツイートがきっかけで炎上することもあります。その場合、Twitterの企業アカウントのツイートに誹謗中傷が直接コメントされる可能性が高いので、注意しなければいけません。

企業イメージの低下や経営ダメージを防ぐためにも、炎上はできる限り早めに発見して、早急に対処する必要があります。しかし、社内でSNSを常に監視するのは現実的には難しい問題です。

そんなときは、誹謗中傷・風評被害対策のプロフェッショナルである「BLITZ Marketing（ブリッツマーケティング）」にお任せください！

BLITZ Marketingでは、AIがインターネット上の悪質な書き込みを24時間監視してくれる「AIブランドモニター」を提供しているため、これを利用することにより炎上を未然に防ぐことができます。

また、BLITZ Marketingは悪質な口コミや書き込みにも迅速に対処することが可能。

検索画面のネガティブ記事の押し下げやサジェスト・関連KWの非表示化など、さまざまな手法で逆SEO対策を行なっているのでご安心ください。

相談する際の料金は無料で、AIブランドモニターは無料トライアルも実施中です。気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

【まとめ】Twitterの企業アカウントを運営するなら個性が重要

Twitterの企業アカウントにはいくつかタイプがありますが、ユーザーに親しまれるような個性があると反応してもらいやすくなります。

運用するためのポイントを抑えつつ、オリジナリティを備えた企業アカウントを生み出すためには、マーケティングの知識も必要になりそうです。

「中の人」を誰に担当してもらうかも重要なポイントとなっているので、いろんな企業アカウントをみて研究してみるのも良いかもしれません。

投稿者プロフィール

デジタルリスク施策部

誹謗中傷対策とWebマーケティングに精通した専門家です。デジタルリスク対策の実績を持ち、これまでに1,000社を超えるクライアントのWebブランディング課題を解決してきました。豊富な経験と専門知識を活かし、クライアントのビジネス成功に貢献しています。

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