Googleで検索する時、検索したいキーワードを入力すると、それに関連する候補のキーワードが羅列されるサジェスト機能があります。
検索候補として表示されたキーワードで、もともと検索する意図はなくても、その候補を見て興味がわき、ついついクリックした経験がある方も多いのではないでしょうか。
例えば、ある商品名で検索した際に「壊れやすい」「返品方法」などの検索候補があると、その商品に対し、良い商品なのかという疑いの目を向けてしまうこともあります。
特にサービス名・商品名・企業名など、ビジネスに関わるキーワードの検索候補の影響力は大きいため、「ネガティブな検索候補を消したい」と要望する声が多く聞かれます。
この記事では、
「そもそもどんな仕組みで検索候補が表示されている?
「Google検索時に出るネガティブな意味の検索候補は消すことができる?」
という疑問にお答えすべく、Googleの検索候補の仕組み、他ユーザーの検索候補を消す方法などについて、詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。
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目次
Googleの検索候補を消す(非表示にする)ことはできる?
Googleには、調べたいキーワードを検索窓に入力したときに、その検索ワードに関連する候補のワードが自動で表示される機能があります(サジェスト機能)。
例えば「Google」と入力すると、上記画像のように「翻訳」「map」「scholar」「drive」などが表示されます。
サジェスト機能は、検索ユーザーの入力の手間が省けてとても便利である一方、この表示を煩わしく感じたり、ネガティブなキーワードが表示されて困る経営者がいたりするのも事実です。
このGoogleの検索候補を消す(もしくは非表示にする)ことはできるのでしょうか?
「自分のブラウザ」「他ユーザーのブラウザ」に分けて、以下で解説します。
自分のブラウザの検索候補を消したい場合
自分のデバイスの検索候補を消したい(非表示にしたい)場合は、使用しているブラウザの設定を変更することで、非表示にすることができます。
ここでは「Google Chrome」の設定の変更方法を解説します。
①Chromeのメニューから「設定」を選択する。
②「Googleの設定」から「同期とGoogleサービス」を選択する。
③「検索語句やURLをオートコンプリートする」をオフにする。
上記の方法で変更しても、過去の閲覧履歴が残っていると、その履歴に基づいて予測候補が表示される場合があります。そういった場合は、閲覧履歴も削除します。
④設定画面から「プライバシーとセキュリティ」→「閲覧履歴データの削除」を選択する。
⑤基本設定タブの「閲覧履歴」にチェックを入れて、「データを削除」を選択する。
上記を行うことで「Google Chrome」での検索時に、検索候補が表示されなくなります。
他ユーザーのブラウザの検索候補を消したい場合
検索候補として表示される特定のキーワードを、全てのユーザーのブラウザでも消したい(非表示にしたい)という方も多いでしょう。
なぜなら、ネガティブな意味のキーワードが検索候補に出ることで、悪評が広まりやすく、ビジネスにも悪影響だからです。
しかし、他ユーザーのブラウザの検索候補の表示/非表示を操作することはできません。
ネガティブな意味のキーワードを全てのユーザーのブラウザで非表示にしたい場合は、根本的なサジェスト対策が必要です。方法は後述します。
Googleの検索候補はどんな仕組みで表示される?
そもそもGoogleの検索候補は、どんな仕組みで表示されるのでしょうか?
- 検索回数が大きく関係している
- 表示される検索候補はユーザーによって異なる
- 関連キーワードとの関係も深い
下記で、1つずつ詳しく解説します。
検索回数が大きく関係している
Googleの検索候補は、検索回数と大きく関係しています。
基本の仕組みは、多くの人が実際に検索しているキーワードが候補に表示されるということです。
例えば検索窓に「パソコン」と入力した時に表示される候補は「おすすめ」「教室」「スクショ」などです。つまり「パソコン」というキーワードと共に、これらのワードが多くの人によって検索されているのです。
この機能によって、ユーザーは望む情報をより迅速に見つけられるようになります。
また「注目を集めているトレンド」も検索候補に影響を与えるため、時期によっても検索候補の内容や順番は異なります。
表示される検索候補はユーザーによって異なる
Googleの検索候補は、ユーザーによって異なります。
Googleの検索エンジンは、ユーザーに合わせた情報を提供するため、ユーザー1人1人の要求に応じて最適化できます。
そのため、同じキーワードを入力しても、異なるユーザー間では異なる検索候補が表示される場合があります。
検索候補に影響を与える情報は、以下の通りです。
- ユーザーの使用言語
- 検索が実行される場所・時間帯
- 検索履歴
- Googleアカウント内の情報
つまり、全体の検索回数が単に多いからといって、必ずしも検索候補に表示されるとは限りません。
ユーザーに合わせて、検索キーワードの入力を高速化させるこのGoogle検索の機能を「オートコンプリート」と呼びます(参考:Google のオートコンプリートの候補の仕組み)。
関連キーワードとの関係も深い
Googleの検索候補は、関連キーワードとの関係も深いです。
「関連キーワード」は、あるキーワードで検索実行後、画面の最下部に表示されます。
一度キーワード検索した後、再度検索をかけようと検索窓をクリックすると、最初の検索候補と全く違うキーワードが表示されることがあります。
これはページ最下部の「関連キーワード」が影響する仕組みになっています。
「関連キーワード」は、Googleのアルゴリズムによって自動的に表示されますが、検索者本人の検索履歴などは反映されません。またトレンドが強く影響し、多くのユーザーの関心を反映させたキーワードが表示されます。
つまり、検索窓に表示される検索候補は「自分の検索履歴」など、関連キーワードは「他ユーザーの検索キーワード」をもとに自動的に表示され、再検索する際は「関連キーワードをもとに検索候補が表示される」のです。
他ユーザーのGoogleの検索候補を消す方法とは?
では、他ユーザーのブラウザに表示される悪影響のある検索候補(サジェスト)は、どのように消したら良いのでしょうか。
削除方法は、以下の3通りです。
- 関連記事の削除
- Googleへ法的な削除申請
- 検索画面の「不適切な検索候補の報告」からの申請
削除方法の詳細は、こちらの記事(▶︎ネガティブなGoogleサジェストの削除方法3選)で解説しています。
消したGoogleの検索候補を再表示させないためには?
前述の方法でGoogleの検索候補を消しても、消した検索候補のキーワードが再び表示される可能性はあります。
それは、Googleがユーザーの利便性を第一に考えていることにあります。検索候補が表示されるサジェスト機能は、ユーザーが調べたい情報にスムーズに到達することが目的です。もし検索候補が削除されても、ユーザーの検索ニーズが高ければ再び表示されるのです。
これを阻止するためには「ネガティブな内容の投稿やコンテンツを削除する」もしくは「検索上位に表示されないようにする」ことが必要です。
ネガティブな内容の投稿やコンテンツが残り、それを目にする人がいる限り、それがまた拡散される可能性はあります。これが悪い風評となり、その内容について検索するユーザーは存在し続けるでしょう。
そのため、削除した検索候補が再び表示されないようにするためには、悪影響あるの投稿・コンテンツを日常的にチェックして削除する、もしくは検索順位を下げる「サジェスト対策」が必要です。
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Googleのサジェスト対策が自分でできない時は…
サジェスト対策は自分でも行うことができます。しかし、正しい知識を持って効率的に行わないと、膨大な時間・手間がかかり、効果が出ない可能性も高いです。
確実に売上・集客アップにつなげるサジェスト対策は、やはりプロに相談することがベストでしょう。
ネガティブな記事・コンテンツの削除や、投稿者の特定など、法的な対応を望む場合は、弁護士への相談が望ましいですが、費用も時間もかかります。
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まとめ
この記事では、Googleの検索候補の仕組み、他ユーザーの検索候補を消す方法などについて、詳しく解説しました。
Googleの検索候補(サジェスト)は、ユーザーの入力の手間が省けて便利な一方で、ネガティブなキーワードが表示されると、その検索キーワードに対して悪評があるのかと疑いの目を向けるきっかけになってしまうことも多いです。
自分のブラウザ上で検索候補を消すことはできますが、他ユーザーの検索候補を消すには、ネガティブな内容の投稿やコンテンツを根本から削除する、もしくは検索順位を下げる必要があります(サジェスト対策)。
サジェスト対策は、実績豊富な業者に依頼することで、いち早く効果が出ます。正しいサジェスト対策をしっかり行い、検索候補表示によるビジネスへのダメージを防ぎましょう!
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投稿者プロフィール
- 誹謗中傷対策とWebマーケティングに精通した専門家です。デジタルリスク対策の実績を持ち、これまでに1,000社を超えるクライアントのWebブランディング課題を解決してきました。豊富な経験と専門知識を活かし、クライアントのビジネス成功に貢献しています。
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