ミルクカフェは、中学生や大学生などの学生のためのコミュニティサイトです。中学受験や大学受験、そして就職活動情報などの意見交換をすることが出来るため、多くの学生から愛されているのですが、中には悪質な書き込みをする人も存在します。
悪質な書き込みを投稿されてしまっては、学校や予備校の評判・信用が落ちてしまう可能性があるため「誹謗中傷の書き込みを削除したい」と思っている人も多いのではないでしょうか?
そのような方のために、この記事ではミルクカフェに投稿された誹謗中傷の書き込みの削除方法や削除手順について具体的にまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
削除することが出来る書き込みかどうかを確認する
「ミルクカフェに誹謗中傷の書き込みが投稿されていた!すぐに削除したい」という人も多いと思いますが、ミルクカフェには削除することが出来る書き込みと削除することはできない書き込みが存在します。
「え?どのような書き込みであれば削除に応じてもらえるのだろうか?」と思った人は、この段落で削除することが出来る書き込みの具体例を一緒に確認していきましょう。まずは、以下をご覧ください。
削除することが出来る書き込み
- 明らかに悪意を持ち、該当機関に不利益や損害を与える書き込み。
- 個人を特定することが出来る書き込み。
- 明らかに暴言と捉えることが出来る書き込み。
- 容姿への指摘や病歴など、公益性がなく個人攻撃だと捉えることが出来る書き込み。
- アスキーアートのような、意味のない書き込み。
- ミルクカフェやスレッドに関係がない書き込み。
- 公序良俗に反する書き込み。
- 粗暴性、残虐性又は犯罪を誘発助長する書き込み。
- 個人売買だと捉えることが出来る書き込み。
- 第三者を威迫・脅迫するような書き込み。
上記は、ミルクカフェの利用規約に記載されている削除対象の書き込みの具体例です。この段落の結論を言いますと、ミルクカフェに記載されている禁止事項に当てはまる書き込みであれば、削除してもらえる可能性が高いと言えます。
反対に、禁止事項に当てはまらない書き込みの場合は「書き込みによって、受験者が著しく減った」という特別な理由がない限り、削除に応じてもらえる可能性は低いと考えられます。
後ほど説明しますが、ミルクカフェに対して説得力のある書き込みの削除依頼を出すためには、「禁止事項のどの部分に当てはまっている書き込みなのか?」ということを提示しなければいけません。
「利用規約の禁止事項を見るのは面倒だな」という人も多いと思いますが、書き込みの削除成功率を上げるために、しっかりと確認しておきましょう。
ミルクカフェに投稿された誹謗中傷の書き込みの削除方法
ここでは、ミルクカフェに投稿された誹謗中傷の書き込みの削除方法を具体的に説明していきます。以下2つの方法で、誹謗中傷の書き込みに対して削除依頼を出すことが出来ます。
削除方法
- 削除依頼スレッドに書き込む。
- ミルクカフェのお問い合わせフォームから削除依頼を出す。
①削除依頼スレッドから削除依頼を出す
ここでは、書き込み削除依頼スレッドに書き込む方法を説明していきます。
まずは、ミルクカフェ削除依頼掲示板にアクセスしましょう。アクセスしましたら、以下のように様々なスレッドがありますので、あなたが該当するスレッドをクリックして開きます。
スレッドを開きましたら、最下部までスクロールしてください。
そうしますと、以下のような「書き込み欄」がありますので、こちらに削除依頼文を記入して「書き込む」をクリックすることが出来ましたら、書き込みの削除依頼完了です。
「本文には、どのようなことを書き込めば良いのだろうか?」という人は、以下の削除依頼例文を参考にしてみてください。
スレッドに書き込む削除依頼例文
掲示板名:○○掲示板
スレッド名:○○
該当URL:https~
削除依頼レス番号:○○~○○
削除理由:○○であるため。
以上の理由から、大変迷惑しておりますので、早急に削除対応をお願い致します。
②ミルクカフェのお問い合わせフォームから削除依頼を出す
ここでは、お問い合わせフォームから削除依頼を出す方法を説明していきます。まずは、「ミルクカフェ運営へのお問い合わせフォーム」にアクセスしてください。
そうしますと、以下のようなお問い合わせフォームが表示されますので、必要事項を記入して、送信することが出来ましたら、書き込みの削除依頼完了です。
「削除理由という欄には、どのようなことを書き込めば良いのだろうか?」という人は、以下の削除依頼例文を参考にしてみてください。
削除依頼例文
「○○」という書き込みは、○○高等学校○○教員の名誉を毀損しています。
また、今回の書き込みは、ミルクカフェの利用規約の禁止事項「○○」に当てはまります。
(被害が出ている場合は、ここに被害状況を具体的に記載してください。)
該当する書き込みは、本校の運営に悪影響を及ぼす恐れがありますので(及ぼしておりますので)、早急に削除対応をお願い致します。
誹謗中傷の口コミの削除に応じてもらえない場合の対策方法
実は、削除依頼を出したからと言って、ミルクカフェが100%削除依頼に応じてくれるという訳ではありません。
仮に削除に応じてもらえなかった場合は、これから紹介する対策方法を検討してみてください。
弁護士から削除依頼を出してもらう
ミルクカフェが削除に応じてくれなかった場合は、まず弁護士に相談してみましょう。弁護士から削除依頼を出してもらうことも出来ると同時に、以下のようなメリットがあります。
メリット
- ミルクカフェに対して、個人名で削除依頼を出すよりも、弁護士名で削除依頼を出した方が効果的な場合がある。
- サイト管理者の素早い対応を期待することが出来る。
基本的に個人名で削除依頼を出すよりも、弁護士名で削除依頼を出した方がインパクトがあります。
インパクトがあるかないかによって、サイト管理者の対応も変わってくることがありますので、弁護士から削除依頼を出してもらった方が効果的な場合があります。
反対に注意点は、以下の通りです。
注意ポイント
- 大手サイトが管理者であると、対応が鈍い場合がある。
送信防止措置依頼を出す
弁護士からの削除依頼にも応じてもらえなかったという場合は、送信防止措置依頼を出しましょう。送信防止措置依頼とは、プロバイダ責任制限法を利用して、書き込みの削除依頼をすることです。
送信防止措置依頼のメリットは以下の通りです。
メリット
- 一般社団法人テレコムサービス協会が作成したガイドラインがあるため、比較的簡単に書類を作成することが出来る。
反対に注意点は以下の通りです。
注意ポイント
- 法的な知識が必要になる場合がある。
送信防止措置依頼を出すための書類には、侵害された権利や侵害だと言える理由を記入しなければいけません。
そこで法的な知識が必要となってきますので、「法律関係の知識はない」という人は、弁護士の力を借りるようにしてみましょう。
仮処分手続きを利用する
「送信防止措置依頼にも応じてもらえなかった」という場合は、仮処分手続きを利用してみましょう。
仮処分とは、民事裁判や刑事裁判といった正式な裁判を行う前に、手続きをすることで裁判に勝訴した場合と同じ状態をあらかじめ確保しておくことが出来る制度のことです。
仮処分を利用するメリットは以下の通りです。
メリット
- 裁判所から投稿書き込み削除の仮処分命令が発令するため、高確率で書き込みの削除に応じてもらえる。
- 通常の裁判よりも期間が短く、最短1ヶ月程度で書き込みを削除することが出来る。(民事裁判は約1年、刑事裁判は3ヶ月程度の期間を必要とする。)
反対に注意点は以下の通りです。
注意ポイント
- 数十万円~数百万円の費用が必要になる。
高額な費用が掛かってしまいますが、「とにかく早く書き込みを削除したい」という人には、おすすめな対策方法です。
ミルクカフェに投稿された誹謗中傷の書き込みの削除方法まとめ
この記事では、ミルクカフェに投稿された誹謗中傷の書き込みの削除方法について具体的にまとめてみました。
もう一度おさらいすると、ミルクカフェに投稿された誹謗中傷の書き込みの削除方法は以下の通りです。
まとめ
- 削除依頼スレッドから削除依頼を出す。
- ミルクカフェのお問い合わせフォームから削除依頼を出す。
【ミルクカフェが書き込みの削除に応じてくれない場合の対策方法】
- 弁護士に相談する
- 送信防止措置依頼を出す。
- 仮処分手続きを利用する。
誹謗中傷の書き込みは、あらたな被害を運んでくる可能性があるため、発見次第、早急に対応するようにしましょう。
投稿者プロフィール
- 誹謗中傷対策とWebマーケティングに精通した専門家です。デジタルリスク対策の実績を持ち、これまでに1,000社を超えるクライアントのWebブランディング課題を解決してきました。豊富な経験と専門知識を活かし、クライアントのビジネス成功に貢献しています。