TwitterやInstagramなど、現在は様々なSNSが誕生しました。自分のビジネスを軌道に乗せるため、インフルエンサーになりたいためなどと、様々な理由でSNSは活用されていますが、中には誹謗中傷の被害に遭っている人もいます。
誹謗中傷をされてしまっては、自分の信用力やブランド力が下がってしまうため「なるべく、SNSで誹謗中傷をされないように対策をしておきたい」と考えている人も多いのではないでしょうか?
この記事では、SNSでの誹謗中傷を未然に防ぐ対策方法や誹謗中傷をしてくる人の心理について具体的にまとめてみました。SNSで誹謗中傷をされないようにしたいと考えている人にとって、きっと役に立つはずなので参考にしてみてください。
目次
SNSで誹謗中傷をする人の心理
なぜSNSで誹謗中傷をしてくる人たちがいるのでしょうか?ここでは、SNSで誹謗中傷をする人の心理を具体的に説明していきます。
嫉妬している
1つ目は「嫉妬」です。基本的に人間は「自分が最も優れていたい」と思う傾向があります。あなたも一度は「年収1億円になりたい、高級車を買いたい、仕事をせずに南の島でのんびりと過ごしたい」と思ったことがあるのではないでしょうか?
もちろん、このような夢を達成する人もいますが、ほとんどの人は達成できていないのが現状です。「毎日嫌な仕事ばかりだ、こんなに頑張っているのにも関わらず安月給だ」と思っている人の方が、多いと考えられます。
その中で「年収〇億円!毎日が日曜日!」という人がいたら、どう思うでしょうか?おそらく多くの人は「ムカつく!なんで自分はこのようになれないんだ!」と思うはずです。
このように「なんであいつだけ!自分もあのようになりたい」という他人への嫉妬から、誹謗中傷が生まれてしまう場合があります。
自分を正当化するため
2つ目は「自分を正当化するため」です。相手の劣っている点やコンプレックスなどを探し出し、悪口を言うことで「自分は間違っていない!」と自分を擁護している人もいます。例えば以下のような誹謗中傷が考えられます。
具体例
- お金が全てじゃない!お前は金の亡者だ
- 年収〇億円と言うけれど、すべて立場の弱い人たちから巻き上げた金だろ!
- ネット上の情報をまとめているだけでお金を取るなんて最低だ!この詐欺師!
このような人たちは「あいつは嘘をついてる!本当は自分と同じレベルの人間なんだ」と思いたいのではないかと考えることが出来ます。つまり、自分よりも上の人を引きづり落したいと考えているのです。
実際、お金を稼いでいる人たちが誹謗中傷を受けて、「手取り13万円です」という人はあまり叩かれないのはそのためです。似たような童話として、きつねがブドウを取ることが出来ない自分を正当化する「イソップ童話」というものがあります。
このように、「自分が劣っているということを認めたくない」という思いから、誹謗中傷をしている人たちもいます。
「自分は優れている」というアピールをしたいため
3つ目は「自分は優れている」とアピールしたいためです。このような人たちは、他人の意見に対して反対の意見を出し、「自分の意見の方が正しいだろう?」と周りに示そうとしています。
その意見に対して「凄い!ごもっともです!」と共感してくれる人もいるため、誹謗中傷をしている人は「やはり自分は優れている」という優越感に浸っているのです。
このタイプの人は、わざわざたくさんの人の目に触れるような場所で間違いを指摘する傾向があります。本当に間違っていることを言っているのであれば、ダイレクトメールで個人的に指摘してあげれば良いはずです。
それなのに対して、SNS上で誹謗中傷をするということは少なからず「自分は優れている」というアピールをしたい人なのではないかと考えられます。
相手の反応を見て楽しんでいる
4つ目は「相手の反応を見て楽しんでいる」ためです。例えば以下のような事例が考えられます。
具体例
加害者A:Bさんは詐欺師なのに、どうしてそんなに堂々としていられるのですか?
被害者B:詐欺師ではありません!いい加減なことを言わないでください!
加害者A:(お!ムキになってる!)元々は情報弱者を騙してお金を稼いでいたんですよね?
被害者B:あなたが原因で、取引先の会社から契約を打ち切られてしまいました。どうしてくれるのですか?
加害者A:(お!困ってる!)日頃の行いが悪いから仕方ありませんね!
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このように攻撃を仕掛けて、被害者がどのような反応をしてくれるのかを楽しんでいるのです。
SNSでの誹謗中傷を未然に防ぐ対策方法
先ほど紹介したような人たちから誹謗中傷をされないためには、どのようにして行けば良いのでしょうか?ここでは、SNSでの誹謗中傷を未然に防ぐ対策方法を具体的に説明していきます。
情報を整理する
1つ目の対策方法は「情報を整理する」ことです。具体的には以下のような対策をしてみましょう。
ポイント
- 従業員に対して、情報公開のガイドラインを策定する。
- 機密情報の漏洩を防ぐために、管理を徹底する。
従業員を疑えという訳ではありませんが、トラブルのきっかけを減らすためにも、ルールを定めておくことは大切です。その上で、法務部門の設置や顧問弁護士との契約なども検討してみましょう。
SNSでの発言や拡散に気を付ける
2つ目の対策方法は「SNSでの発言や拡散に気を付ける」ことです。先ほども説明しましたが、誹謗中傷をしてくる人たちは、嫉妬や自分を正当化するためにSNS上で誹謗中傷をしてきます。
つまり、誹謗中傷をしてくるような人たちの気に障るような発言をしなければ、誹謗中傷をされることはないと考えられます。以下の具体例をご覧ください。
具体例
- 年収〇億円達成!
- え?まだ○○している人っているの?
- ○○な人は時代に乗り遅れている!
上記のような、過激な発言は基本的に避けるようにしましょう。もちろん、SNSで発言したくなる気持ちは分かりますが、わざわざSNSで言う必要はないとも考えられます。
例えば、年収1億円を達成したことを誰かに報告しなければいけないのであれば、その人に個人的に伝えれば良いはずです。また、真実かどうかが不明確な情報を拡散するのも控えましょう。
デマの情報を拡散してしまうと「あいつは嘘つきだ!今回の出来事も嘘に違いない!」と言う誹謗中傷をされてしまう場合があります。わざわざSNSで発言しなくても良い出来事は発言しない、怪しい情報は拡散しないということを心がけましょう。
必要以上に反応しない
3つ目の対策方法は「必要以上に反応しない」ことです。特に「誹謗中傷をして相手の反応を楽しんでいる」というタイプの人には効果的な対策方法です。
誹謗中傷をしてくる人は「○○と言ったら○○、△△と言ったら△△」と言うように、永遠に誹謗中傷をしてきます。また、誹謗中傷に対して反応していると「あいつムキになってるぞ!もっと悪口言ってやろう」とエスカレートしてしまう場合や、新たな人から誹謗中傷をされてしまうという危険性があります。
実際に、とあるYouTuberがアンチコメントに反論していたところ、誹謗中傷がエスカレートしてしまい、その人物を誹謗中傷する記事もアップされてしまったという事例があります。
誹謗中傷をされたとしても、グッとこらえることで「なんだ、反応してくれないならつまらない」と自然に誹謗中傷をしてくる相手が離れていきますので、必要以上に反応しないということを心がけましょう。
SNSの誹謗中傷対策まとめ
この記事では、SNSの誹謗中傷対策について具体的にまとめてみました。もう一度おさらいすると、SNSでの誹謗中傷を未然に防ぐ対策方法は以下の通りです。
ポイント
- 情報を整理する
- SNSでの発言や拡散に気を付ける
- 必要以上に反応しない
もしかすると誹謗中傷をされてしまう原因は、あなたにもあるかもしれません。過激な発言やSNSで言う必要がない発言などは極力控えるようにして、それでも誹謗中傷をされてしまった場合は、必要以上に反応しない「大人の対応」を心がけましょう。
投稿者プロフィール
- 誹謗中傷対策とWebマーケティングに精通した専門家です。デジタルリスク対策の実績を持ち、これまでに1,000社を超えるクライアントのWebブランディング課題を解決してきました。豊富な経験と専門知識を活かし、クライアントのビジネス成功に貢献しています。
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