中堅のVTuber事務所はどこ？デビュー方法や主な中堅事務所を紹介

VTuber（バーチャルYouTuber）には企業勢と個人勢の2タイプがあり、企業勢の場合はVTuber事務所（VTuber運営会社）に所属しています。

企業勢VTuberは企業のネームバリューが活動に大きく影響するため、大手事務所もしくは中堅事務所に入りたいと思う人が多いのではないでしょうか。

この記事では、VTuber事務所のなかでも中堅事務所に焦点を当てて解説します。

中堅クラスの主なVTuber事務所も紹介しているので、VTuberとしてデビューをしたいと考えている人は、ぜひチェックしてみてください。

VTuber事務所の特徴【大手・中堅・小規模】

VTuberが好きな人であっても、VTuber事務所の名前をそれほどたくさん言える人は少ないかもしれません。

誰もが知っているグループ名は大抵が大手事務所で、中堅事務所は聞いたことがある程度という人も珍しくないでしょう。

まずは小規模事務所も含めてそれぞれの主な特徴を解説するので、中堅事務所の規模を確認してみてください。

大手事務所の特徴

現在におけるVTuber事務所の大手は、ANYCOLOR株式会社の「にじさんじプロジェクト」と、カバー株式会社の「ホロライブプロダクション」の2社です。

所属VTuberの人数は、「にじさんじ」が国内外合わせて200名以上、「ホロライブ」は80名以上。

そのためVTuberファンは「単押し」よりも「箱推し」の場合が多く、グループ全体や特定のユニットが好きという人も多いようです。

また、配信機材・マネジメント・営業や宣伝・トラブル対応など、VTuber運営会社として長年ノウハウを積み重ねている点も強みの一つ。

特にVTuberにとって高品質な2D3Dアバターを用意してもらえるのは大きなメリットであるため、大手事務所でのデビューに憧れる人も多いでしょう。

中堅事務所の特徴

VTuber事務所の規模は、所属するVTuberの人数や人気に依存する部分が多いため、中堅事務所は「大手以外で有名な事務所」とも言えるでしょう。

具体的には、「にじさんじ」「ホロライブ」以外で人気のあるVTuberが所属している事務所。

VTuberファンであれば、知ったきっかけが「VTuberイベントやコラボ配信などで見かけたVTuberが所属していた」ということも多いかもしれません。

「大手のVtuber運営会社」が「中堅のVTuber事務所」をまとめて運営している場合は、待遇が大手事務所並みのケースもあります。

中堅のVTuber事務所はそれぞれに特色が強い傾向があるため、ゲームや音楽などの特定の分野に特化したVTuberになりたい人にオススメです。

小規模事務所の特徴

中堅事務所と比べて所属人数が少なく知名度も低い場合は、小規模事務所に分類されます。

また、設立から間もない事務所を指すことも多いので、まずはサポート体制の有無や倒産リスクを懸念すべきでしょう。

VTuber事務所と所属VTuber間のトラブルは珍しくないため、小規模事務所であればその点も大きな不安要素です。

もしなんらかのトラブルがあった際、契約内容によってはVTuber側が不利になることも考えられます。

したがって、VTuber活動を長く続けたいのであれば、これまでの実績や所属VTuberの評判をしっかりとチェックすることが重要です。

中堅のVTuber事務所でデビューする方法

中堅のVTuber事務所でデビューするには、主に2つの方法があります。

方法① オーディションに合格する

VTuber事務所でデビューするためには、まずその事務所が実施しているオーディションに合格する必要があります。

定期的・不定期に開催しているところもあれば、常に募集しているところもあるようです。

いずれの場合も合格したらそのままデビューできるというわけではなく、まずは研修生として扱われる場合が多いので注意しましょう。

ちなみに大手である「にじさんじ」の場合は、新人オーディションが不定期に開催されていて、それに合格するとタレント育成のプログラム「バーチャル・タレント・アカデミー」を受講。

そこで才能が認められれば、所属タレントとしてVTuberデビューできるという流れです。

このデビュー前の研修では、配信プラットフォームに関するSEO対策やコンプライアンス研修などの各種座学、企画制作等のワークショップを実施。

ライブ配信・歌・演技なども必要に応じて学ぶため、中堅事務所と比べると研修内容に圧倒的な差があると言えるかもしれません。

方法② 個人勢や小規模事務所から始める

個人勢VTuberからスタートして、まずは小規模事務所に所属した後、中堅のVTuber事務所を目指すのも良いでしょう。

オーディションの応募に活動実績が必須というわけではないものの、研修の手間を考えるとVTuber活動に慣れた人の方が有利であることは確かです。

小規模事務所は個人勢をスカウトすることもあり、キャラ（アバター）をそのまま使わせてもらえるケースも珍しくありません。

そもそも元個人勢で企業勢VTuberとしてデビュー、卒業後に他事務所で新たなVTuberとして転生という経緯は、意外とよくあることです。

個人勢としての経験はVTuber業界においても役立つ知識であることは間違いないため、最初はここから始めてみるのも良いかもしれません。

中堅のVTuber事務所【2025年6月時点の情報】

次に、中堅のVTuber事務所を紹介します。

現在運営されている主な中堅事務所をとりあげているので、ぜひ参考にしてみてください。

ぶいすぽっ！ Virtual eSports Project

出典：「ぶいすぽっ！ Virtual eSports Project」

「ぶいすぽっ！ Virtual eSports Project」は、「株式会社Brave group」のグループ会社として加入している「株式会社バーチャルエンターテイメント」が運営するVTuber事務所（VTuberグループ）です。

esportsの魅力を発信することに力を入れていて、ゲームスキルの高いVTuberがたくさん在籍しているのが特徴。ゲーム機器やソフトなどは、運営が負担してくれます。

「常設オーディション」を実施しているため、条件が合っていればいつでもオーディションに応募できるのが魅力。

もし不合格になっても、前回の応募から1ヶ月間空いてれば再応募も可能なので、VTuberになるために挑戦し続けたい人に向いている中堅事務所です。

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Neo-Porte（ネオポルテ）

出典：「Neo-Porte」

「Neo-Porte」は、「株式会社Brave group」のグループ会社として共同運営をしているVTuber事務所（VTuberグループ）です。

Vtuber「渋谷ハル」、プロゲーミングチーム「Crazy Raccoon」、歌手「まふまふ、そらる」の現役メンバー4人による運営体制が基本となっていて、esportsの発展を目的として活動しています。

この事務所では、YouTube以外にも様々なプラットフォームでゲームのライブ配信を行なうストリーマーが在籍しているのが特徴。

2023年9月にオーディションを開催して以降は募集していないようなので、応募したい方は親会社を含めてこまめにチェックする必要があります。

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ななしいんく

出典：「ななしいんく」

「ななしいんく」は、「株式会社774inc.」が運営するVtuber事務所（VTuberグループ）です。

イベント・ライブ・バラエティ番組・ゲーム大会・グッズなど、グループの枠にとらわれず個々が輝ける環境を目指しているのが特徴。

2023年には制作進行中のプロジェクトとして、「ななしいんくミュージック」「ななしいんくバラエティ」「ななしいんくゲーミング」の3つの視点に特化したコンテンツ企画を発表しています。

誹謗中傷に対しては厳格な対応を行なう声明を発表するなど、所属YouTubeを守ろうとする姿勢が強いため、とても安心感のある中堅事務所の一つです。

オーディションは2024年7月に開催されているので、応募したい方は今後の情報をチェックしてみてください。

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.LIVE（どっとライブ）

出典：「株式会社アップランド」

「.LIVE」は、「株式会社アップランド」が運営するVtuber事務所（VTuberグループ）の一つです。

Vtuber事務所としては最古参の運営に数えられ、所属Vtuberの「電脳少女シロ」と「ばあちゃる」は、Vtuber黎明期の草分け的存在としても有名。

.LIVEでは、オンラインイベントやリアルイベントを通して、ファンとの交流を大切にしているのが特徴。

YouTubeに限らず、書籍・ラジオ・テレビ・舞台・映画など幅広い活動を積極的に行なっているので、タレントとして活躍することができます。

オーディションについての情報は公開されていないため、気になる方は直接問い合わせてみてください。

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viviON（ヴィヴィオン）

出典：「あおぎり高校」

「株式会社viviON」は、Vtuberグループ「あおぎり高校」を運営するVtuber事務所です。

「おもしろければ、何でもあり！」のスタイルで、YouTubeにて自由度の高い配信を行なっているのが特徴。

2024年には、ネットスラングやネットミームを多用するショート動画などで人気を集めていました。

オーディションの募集要項では、「ロケ撮影に協力できる人」「流行に敏感な人」などの明確な人物像が記載されているため、応募の際はしっかり確認しておく必要があります。

直近のオーディションは2024年12月に締め切っているので、応募したい方は今後の情報をチェックしてみてください。

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VTuberの誹謗中傷対策・炎上対策ならBLITZ Marketing

出典：「BLITZ Marketing」

VTuberは人気になるにつれて、悪意を持った人物に目を付けられやすい傾向にあります。

いつの間にかネットに誹謗中傷が投稿されていたり、根拠のない噂を流されたりと、アンチによる迷惑行為に悩まされるVTuberは少なくありません。

「BLITZ Marketing（ブリッツマーケティング）」では、そんなネット上の悪質な誹謗中傷・風評被害を早急に解決することができます。

Googleなどの検索エンジンに検索窓に予測表示される「ネガティブワード」や、検索結果の上位に表示される「ネガティブ記事」など、あらゆる要素をまとめて対処することが可能です。

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【まとめ】中堅のVTuber事務所でデビューするなら行動あるのみ

中堅のVTuber事務所は大手と比べてデビューしやすいのではと思いがちですが、どのオーディションも合格率がかなり低いとされています。

応募時に活動経験の有無は問われないものの、YouTubeでの活動実績がある・なしで選考フローが異なる事務所も少なくないようです。

しかし、基本的にオーディションはVTuberを目指す人に広く門戸を開いている事務所が多いので、ぜひ積極的に応募してみてはいかがでしょうか？

投稿者プロフィール

デジタルリスク施策部

誹謗中傷対策とWebマーケティングに精通した専門家です。デジタルリスク対策の実績を持ち、これまでに1,000社を超えるクライアントのWebブランディング課題を解決してきました。豊富な経験と専門知識を活かし、クライアントのビジネス成功に貢献しています。

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