近年、当たり前のように行われているSNS上の誹謗中傷。有名人やインフルエンサーに限らず、最近は一般人も誹謗中傷の標的にされる場合があります。様々な人が誹謗中傷の標的になっている中、「SNSで誹謗中傷する人はどのような心理状態なのだろうか?」という疑問を抱えている人も多いかと思います。
そのような方のために、この記事ではSNSで誹謗中傷・嫌がらせをしてくる人はどのような心理状態になっているかということについて具体的にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
誹謗中傷・嫌がらせを行う心理状態①他人に対する羨望・嫉妬
SNSで侮辱、誹謗中傷してくる人の心理として挙げられるのが他人への羨望や嫉妬です。
TwitterやInstagramなどのSNSが普及し、簡単に他人の生活を目にする機会が多くなっているのではないでしょうか。
特にInstagramでは「インスタ映え」という言葉が流行るほど、高級ブランドや車などを自慢する人が増えています。
このような豊かで充実した暮らしぶりの写真を見て「素敵だな」という感情を持つ人もいる一方、羨望や嫉妬心という負の感情も持つ人もいるでしょう。「本当は自分もそのような生活がしたい」と思う気持ちがエスカレートし、誹謗中傷や嫌がらせへと発展するのです。
誹謗中傷・嫌がらせを行う心理状態②匿名ならバレない
SNSは匿名性が高く誹謗中傷・嫌がらせなど、人を平気で侮辱するような発言を行う人は「匿名だからバレないだろう」という心理状態になっていると考えられます。
実際にFacebookは本名でのアカウント登録をルール化していますが、TwitterやInstagramなどは匿名でアカウントが作れるのです。
匿名で利用できるメリットには手軽さやプライバシーの保護などがありますが、匿名であるが故に気持ちが大きくなりやすかったり、責任を感じにくくなるといったデメリットもあります。
全てのSNSのアカウントに本名を使うことが義務付けられた場合、誹謗中傷や侮辱にあたる書き込みは激減すると言われています。多くの人々が「何かあった時は責任を取りたくない」と思うでしょう。
しかし現在は匿名であっても身元を特定することが出来るので、書き込む内容には注意が必要です。
誹謗中傷・嫌がらせを行う心理状態③みんなやっている
SNSで誹謗中傷・嫌がらせをしてくる人は「皆、誹謗中傷しているから良いだろう」という心理状態になっている可能性が高いと考えられます。そのような心理状態になっている原因は「集団心理」が関係しています。
集団心理とは?
- 集団心理とは、人は集団になると思考停止になってしまい、無意識に周りと同じような行動を取ってしまうこと。
多くの人は「誹謗中傷は良くないことだ」という考えをしています。しかし、SNSで誰かが誹謗中傷されているのを目の当たりにするとこの考えが一変するのです。
「誹謗中傷をしてはいけない」という考えから「皆、誹謗中傷しているから自分も誹謗中傷して良いのではないか?」「少しくらいならやっても問題ないだろう」という考えになってしまいます。最初は数人しか誹謗中傷していなかったのに対して、数日後には数十人、数百人と誹謗中傷する人が増えていくことも珍しくありません。
特に日本人は、周りの空気に流されやすい人が多い傾向にあり、誹謗中傷する人が雪だるま式に増えていってしまうというのが怖いところです。
誹謗中傷・嫌がらせを行う心理状態④自分の賢さアピール
SNSで誹謗中傷・嫌がらせをしてくる人は「自分の賢さをユーザーに示したい」という心理状態になっている可能性が高いと考えられます。少し前に「いいね稼ぎ」や「インスタ映え」という言葉が流行りましたが、これらは承認欲求を満たすために行われている傾向があります。
少しやり方は違いますが、この手の人も同じく自分の賢さをユーザーに示して承認欲求を満たそうとしているのです。SNSで自分の賢さを示そうとしている人たちは、他の人の意見に対して必ず反論する傾向があります。
例えば、正しいか間違っているかは別としてAさんが「バイトはするべきではない!自分のビジネスを持つべきだ!」と発言したとしましょう。
そうすると、自分の賢さをSNSユーザーに示したいと思っているBさんは「その考えは間違っている!なぜなら〇〇だからだ!お前はそういう偏った考えしか出来ないのか!この低能が!」という反論をしてくると思われます。
すると、Bさんの意見に対して「Bさんの考えは正しい!」「Bさんみたいな考え持つ大人になりたい!」と賛同してくる人が一定数います。こうなるとBさんは「どうだ!自分は賢いだろう!よし、もっと賢さをアピールしてやる」という考えになってしまい、また他の人を誹謗中傷していくのです。
誹謗中傷・嫌がらせを行う心理状態⑤ストレス発散
SNSで誹謗中傷・嫌がらせをしてくる人は「ストレスを発散したい」という心理状態になっている可能性が高いと考えられます。現代は、ストレス社会と言われており、嫌でもストレスが溜まっていきます。
その中で、最近は思ったことを直接口には出さず、SNSで思ったことを発するという人が増えている傾向があります。そのため、ストレスのはけ口が他人への誹謗中傷になっている人が多いのです。
誹謗中傷・嫌がらせを行う心理状態⑥同じような仲間を作りたい
SNSで誹謗中傷・嫌がらせをしてくる人は「SNSで仲間を作りたい」という心理状態になっている可能性が高いと考えられます。例えば、皆と一緒に誰かを誹謗中傷しているとしましょう。皆で誰かを誹謗中傷していると、そこにみんなでやっているという「一体感」が生まれます。
この一体感こそが、誹謗中傷している人は「楽しい」と感じているのです。良い例で表すと、部活動や文化祭などが挙げられます。部活動に励んでいるメンバーで甲子園やインターハイなどを目指すときや、文化祭で面白い出し物を考えているときは「楽しい」と感じたことがあるかと思います。
それは、部活動や文化祭自体が好きというのもあるかもしれませんが、「皆でやっているから」ということに対しても「楽しい」と感じたことがあるはずです。このように、皆で同じことをしていると一体感が生まれ、仲間ができたように感じます。
そのため、誹謗中傷をしたいというよりは、誹謗中傷を通じて仲間を作りたいという人も一定数SNSには存在します。
【まとめ】誹謗中傷・嫌がらせをSNSでする人の心理は嫉妬が大半
この記事では、SNSで誹謗中傷してくる人の心理状態について具体的にまとめました。もう一度おさらいすると、SNSで誹謗中傷してくる人は以下のような心理状態になっている可能性が高いと考えられます。
SNSで誹謗中傷してくる人の心理状態
- 心理状態1:他人に対して嫉妬している
- 心理状態2:匿名で誹謗中傷すればバレないだろうと思っている
- 心理状態3:みんな誹謗中傷しているから良いだろうと思っている
- 心理状態4:自分の賢さをSNSユーザーに示したいと思っている
- 心理状態5:誹謗中傷で日々のストレスを発散したいと思っている
- 心理状態6:SNS上の誹謗中傷を通じて仲間を作りたいと思っている
今回紹介した心理状態の中でも特に多いのが「嫉妬」です。誹謗中傷されたくないと考えているのであれば、なるべく嫉妬されないような投稿を心がけていきましょう。
投稿者プロフィール
- 誹謗中傷対策とWebマーケティングに精通した専門家です。デジタルリスク対策の実績を持ち、これまでに1,000社を超えるクライアントのWebブランディング課題を解決してきました。豊富な経験と専門知識を活かし、クライアントのビジネス成功に貢献しています。
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