ツイッターは、誰でも無料で気軽に利用することが出来るSNSです。自分の日常や感じたことなど、自分の意見を自由に発することが出来るSNSですが、中には誹謗中傷のツイートをしている人たちも存在します。
今では芸能人のみならず、一般人に対しても誹謗中傷ツイートが送られてくることもあります。
Twitterで誹謗中傷被害に遭ってしまった場合は、誹謗中傷がエスカレートしないように対応していきたいところですが「どのような対応をして行けば良いのだろうか?」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
そのような方のために、この記事ではツイッターで誹謗中傷された場合に行いたい5つの対応について具体的にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
対応1:証拠を押さえる
ツイッターで誹謗中傷された場合に行いたい対応1つ目は「証拠を押さえる」ことです。
Twitterでの誹謗中傷は、様々な罪に問える場合がありますので、損害賠償を請求したり刑事事件として訴えたりすることも出来ます。
しかし、損害賠償を請求したい、刑事事件として訴えたいと思ったとしても誹謗中傷の被害に遭ったという証拠がなければ、被害妄想として片付けられてしまいかねません。
基本的に証拠保全の方法は以下2つに分かれます。
証拠保全の方法
- ツイッターで誹謗中傷された箇所をスクリーンショットしておく
- ツイッターで誹謗中傷された箇所を印刷しておく
証拠保全の方法はどちらか一方でも構いませんが、最近は簡単に画像を加工することも出来るようになりましたので、画像の加工を疑われないためにも「スクリーンショット+紙に印刷する」という方法で証拠を押さえておくと、なお良いでしょう。
対応2:誹謗中傷のツイートを通報する
ツイッターで誹謗中傷された場合に行いたい対応2つ目は「誹謗中傷のツイートをTwitter社に通報する」ことです。
ここでは、「アプリから通報する方法」と「ブラウザ版から通報する方法」を図を用いながら、具体的に説明していきます。
アプリからから通報する方法
ここでは、アプリから誹謗中傷のツイートを通報する方法を説明していきます。
まずは、Twitterのアプリを起動して、削除したいツイートを見つけましょう。削除したいツイートを見つけましたら、ツイートの右上にある「v」という個所をタップしてください。
出典:APPTOPI
「v」をタップしますと、様々なメニューが表示されますので、下から2番目の「ツイートを報告する」という項目をタップします。
出典:APPTOPI
「ツイートを報告する」をタップすると、「問題を報告する」というページに飛びますので当てはまる項目をタップしてください。
誹謗中傷ツイートの場合は、「不適切または攻撃的な内容を含んでいる」に当てはまる可能性が高いと考えられます。
出典:APPTOPI
上記の項目いずれかを選択しますと、さらに詳しい状況を問われますので当てはまる項目をタップしましょう。
出典:APPTOPI
当てはまる項目をタップしますと、Twitterにお問い合わせ内容が送信されますので、これでアプリからの誹謗中傷ツイートの通報完了です。
ブラウザ版から通報する方法
ここでは、ブラウザ版から誹謗中傷ツイートを通報する方法を説明していきます。
まずは、ブラウザ版Twitterのログインページからログインしてください。ログインしましたら、通報したい誹謗中傷ツイートの右上にある「v」という項目をクリックしましょう。
出典:Twitter
「v」をクリックしますと、様々なメニューが表示されますので「ツイートを報告」という項目をクリックします。
出典:Twitter
「ツイートを報告」をクリックしますと、「問題を報告する」というページが開きますので、該当する項目をクリックしてください。
出典:Twitter
当てはまる項目をクリックすると、さらに具体的な詳細を問われますので、再度当てはまる項目をクリックしましょう。
出典:Twitter
当てはまる項目をタップしますと、Twitterにお問い合わせ内容が送信されますので、これでブラウザ版からの誹謗中傷ツイートの通報完了です。
対応3:嘘情報であることをTwitterで発信する
ツイッターで誹謗中傷された場合に行いたい対応3つ目は「嘘情報であることをツイッターで発信する」ことです。
身に覚えのないことで誹謗中傷されている場合は、デマニュースが原因で誹謗中傷されている可能性があります。
「デマニュースだから、放っておけば収まるだろう」と思っていますと、さらなる被害に遭う危険性がありますので、ご自身のTwitterで「デマニュースである」ということを発信していきましょう。
しかし、「デマニュースなので誹謗中傷は辞めてください」という発信だけでは、「嘘つくな!」と言われてしまい、誹謗中傷がエスカレートしてしまうこともありますので、必ず「証拠」と共に情報発信していきましょう。
対応4:弁護士に相談する
ツイッターで誹謗中傷された場合に行いたい対応4つ目は「弁護士に相談する」ことです。
誹謗中傷がエスカレートしてしまうと個人で対処するのが難しくなってきますので、誹謗中傷がエスカレートしてしまう前に弁護士に相談しましょう。
弁護士に依頼するメリットは以下の通りです。
メリット
- 誹謗中傷ツイートを完全に削除してくれる
- スピーディーな解決が見込める
- 弁護士法23条照会という方法を利用することが出来る
- 法的手続きを利用することが出来る
- 相手方にペナルティを与えてもらうことも出来る
弁護士に依頼する最大のメリットは、誹謗中傷ツイートを完全に削除出来ることです。
弁護士に依頼しますと、まず誹謗中傷ツイートをした本人に削除の交渉を行い任意で削除依頼に応じてもらうよう説得してくれますが、中にはその削除依頼に応じてくれない人もいます。
削除依頼に応じてもらえなかった場合は、仮処分手続きを行い裁判所からの命令を利用して、強制的に誹謗中傷ツイートを削除していきます。
対応5:警察に相談する
ツイッターで誹謗中傷された場合に行いたい対応5つ目は「警察に相談する」ことです。
誹謗中傷ツイートは刑事事件として訴えることも出来ます。例えば、被害者の社会的評価を落とす内容であれば名誉毀損罪、企業の経済的信用を落とす内容であれば信用毀損罪が成立します。
警察は、このような犯罪を取り締まる専門機関ですので、犯罪が成立する場合は犯人逮捕まで動いてくれることがあります。しかし警察は、誹謗中傷ツイートが犯罪として成立しなければ動いてくれません。
例えば、あなたの会社の商品に対して「ゴミ商品だ!」という誹謗中傷ツイートをされたとしましょう。
この誹謗中傷ツイートを警察に「これは信用毀損罪が成立するため逮捕してほしい」と相談したとしても、「そのツイートは本当なのかもしれない」と捉えられてしまうことがあります。
また「○○株式会社はブラック企業だ!」という誹謗中傷ツイートをされて相談したとしても「この程度のツイートで犯罪は成立しないだろう」と思われてしまうかもしれません。
このように、「ほぼ100%犯罪が成立する」という場合でなければ、基本的には動いてくれませんのでスピーディーな対処を求めている人は弁護士に相談すると良いでしょう。
Twitterで誹謗中傷された場合に行いたい対応まとめ
この記事では、Twitterで誹謗中傷された場合に行いたい対応について具体的にまとめました。
もう一度おさらいすると、Twitterで誹謗中傷された場合に行いたい対応は以下の通りです。
まとめ
- 証拠を押さえる
- 誹謗中傷ツイートを通報する
- 嘘情報であることをTwitterに報告する
- 弁護士に相談する
- 警察に相談する
誹謗中傷ツイートを放っておきますと、さらなる被害に遭う危険性があります。広範囲に広がる前に、なるべく早く対処するようにしましょう。
投稿者プロフィール
- 誹謗中傷対策とWebマーケティングに精通した専門家です。デジタルリスク対策の実績を持ち、これまでに1,000社を超えるクライアントのWebブランディング課題を解決してきました。豊富な経験と専門知識を活かし、クライアントのビジネス成功に貢献しています。
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