インターネット上の誹謗中傷は、社会問題となっています。誹謗中傷にあたる記事や書き込みを削除するよう依頼したり、応じない場合には裁判を検討したりと、すでに起こってしまった誹謗中傷へ対処することは個人にとっても企業にとっても重要な対策です。その他にも、あらかじめ誹謗中傷をされないような対処をしておくことも必要です。
今回は、個人や企業のニーズを引き受けインターネット上に投稿された誹謗中傷への対策を取ることで、ビジネスなどの風評被害を防ぐ事業を展開する業者について解説します。
本記事で分かること
- 誹謗中傷対策を行う業者が対応してくれる内容とは?
- 誹謗中傷対策を業者に依頼する場合の費用目安は?
- 誹謗中傷対策を行う業者の選び方のポイントは?
インターネット上の誹謗中傷的な内容は次々と拡散することもあるため、個人や企業が自力で対策するには限界があります。ぜひ本記事を参考に、誹謗中傷対策業者について深く知っていただけたらと思います。次の記事も合わせて参考にしてみてくださいね。
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目次
誹謗中傷対策を行う業者の対応内容は?
インターネット上の誹謗中傷対策を行う業者は、具体的にはどのような対応をしてくれるのでしょうか?
誹謗中傷サイトの洗い出し
最初に、誹謗中傷や風評被害を生み出しているサイトの洗い出しが行われます。Googleはもちろん、twitterやfacebookなどのSNS、youtubeなどの動画サイト、2ちゃんねるなどの匿名掲示板などに対し、企業名や個人名、商品名などで検索を行い、誹謗中傷の発生源になっているサイトを一つ一つ特定していきます。
誹謗中傷サイト対処を含めた対応の検討
誹謗中傷や風評被害の発生源になっているサイトが判明したら、続いてそのサイトへの対策を含めた対応方法を検討していきます。誹謗中傷を行っているサイトへの対策を講じるのはもちろんですが、個人や企業などの本来の公式サイトを強化していく対策など、全般的ににコンサルティングしていきます。その中でも、誹謗中傷対策業者の施策として多いのが以下の対応です。
関連キーワード対策
Yahoo!やGoogleで検索した際に、検索候補にネガティブなワードが表示されることがあります。このネガティブな関連キーワードを表示されないようにするのが関連キーワード対策です。
掲示板・口コミサイト対策
twitterやfacebookなどのSNSや、Naverまとめなどのキュレーションサイト、2ちゃんねるなどの匿名掲示板などに書かれている悪質な口コミなどへの対策です。
逆SEO対策
逆SEO対策は、検索上位に上がってくるネガティブな内容のサイトの検索順位が下がるようにするための施策です。
公式サイト・コンテンツ強化
誹謗中傷サイトやネガティブな内容のサイトに対してだけ対策を行うのではなく、誹謗中傷対策を依頼する個人や企業の公式サイトや、その中のコンテンツ強化を図ることで、公式サイトなどが上位に表示されるようにSEO対策などを行います。
誹謗中傷者の特定と責任追及
誹謗中傷にあたる内容や悪質な口コミなどについては、運営側のガイドラインに該当しない投稿や口コミの場合には削除対応をしてもらえない場合があります。その際には、法的な手段を検討して誹謗中傷者の特定や責任追及を行っていくこともあります。これについては、弁護士事務所が対応している風評被害対策サービスを利用するといいでしょう。
誹謗中傷対策を行う業者の費用相場は?
誹謗中傷対策と一言で言っても、業者によって対応内容や対応の幅が大きく異なります。そのため、一概にいくら程度と分かりやすい目安はありません。
インターネット上に悪質な記事が上がっていないかどうかを常時確認したり、前述した逆SEO対策を行うのには少なくとも10万円以上は費用がかかるのが一般的です。2ちゃんねるなどの匿名掲示板への対策、ブログサイトなどへの対策にも5万円〜10万円かかるのがおおよその一般的な費用目安と言えます。
誹謗中傷対策業者にかかる費用の開きは、プランによって出ます。徹底的に対策を行い手厚く対応をしてくれる業者を選べば、当然ながらそれだけの費用が発生することになるでしょう。個人や企業、サービスが現在どの程度の誹謗中傷を受けていて、さらなる風評被害に遭わないためにはどの程度の対策が必要になるのかをよく検討し、いくつかの誹謗中傷対策業者から見積もりを取るなどして比較する必要もあるでしょう。
誹謗中傷対策を行う業者の選び方は?
誹謗中傷対策を行う業者はそこまで数は多くないものの、年々増えてきています。どのような業者を選ぶといいのでしょうか?いくつかのポイントを見てみましょう。
非弁行為をしていないか
インターネット上への投稿やコメントの削除依頼を行えるのは、被害に遭っている本人か弁護士と法律で定められています。インターネット上に書き込まれた悪質な投稿などの削除を売りにしている誹謗中傷対策業者の場合、専任弁護士が付いていないと非弁行為である可能性が高いです。
せっかく高い費用を払って誹謗中傷対策を依頼しても、その行為自体が違法では全く意味がありません。非弁行為を行っていないかどうかの確認は十分に行う必要があります。
安さだけで選ばない
インターネット上に上がってしまった悪質な投稿や口コミを対策するのは、そう簡単なことではありません。誹謗中傷に関する法律的な知識が必要になることもありますし、良質なサイトを作るための専門的なSEOに対しての知識が求められることもあります。
安さだけで選んでしまうと、結局は誹謗中傷を対策することができず風評被害がおさまらない、むしろより悪化するという結果を招くことにもなりかねません。
当然ながら費用が高いからと言って、良質なサービスが提供されるとも限りません。費用を検討することは必要ですが、具体的にどんな専門家がいてどんな誹謗中傷対策サービスを展開しているのかを細やかに比較することはもっと大切です。
いくつかの業者と打ち合わせを
前項でも少し触れましたが、やはりいくつかの誹謗中傷対策業者と打ち合わせを重ね、相見積もりを取り、納得いく選択をすることをおすすめします。誹謗中傷対策業者を比較するブログやサイトなどで情報を得ることもできますが、ある企業や個人にとって満足なサービスが、他の個人や企業にとっても100点とは限りません。自社の風評被害を最も効率よく対策するためにも、しっかり打ち合わせをして選択してください。
まとめ・誹謗中傷対策を依頼する業者はしっかりと検討を!
本記事では、インターネット上に書き込まれた悪質な口コミなど、誹謗中傷対策を行う業者についてご紹介しました。簡単にポイントをまとめておきます。
誹謗中傷対策を行う業者・まとめ!
- 誹謗中傷対策を行う業者の対応内容は、関連キーワード対策や掲示板や口コミサイトの対策、逆SEO対策、公式サイトやコンテンツの強化など
- 誹謗中傷対策を行う業者にかかる費用は少なくとも5万円〜。対応を依頼する対策の規模感や施策の内容にもよる
- 誹謗中傷対策業者を選ぶ際には、非弁行為をしていないこと、安さだけで選ばないことを基準に、いくつかの業者を比較して検討する必要がある
インターネットは今後ますます重要なツールになっていきます。多くの個人や企業にとって、インターネット上の情報に対する対策を行うことはより重要になっていくでしょう。自社での対策だけではなく、ぜひ誹謗中傷対策業者のサービスについても検討してみてはいかがでしょうか。
投稿者プロフィール
- 誹謗中傷対策とWebマーケティングに精通した専門家です。デジタルリスク対策の実績を持ち、これまでに1,000社を超えるクライアントのWebブランディング課題を解決してきました。豊富な経験と専門知識を活かし、クライアントのビジネス成功に貢献しています。
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