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モンスターマップに対して削除依頼を出すことは出来るのかどうかを徹底解説!

破産者マップの後継サイトと噂されているモンスターマップ。破産者情報が掲載されているWebサイトとも言われており、自分の情報を削除したいと思っている人も数多く存在します。

この記事を読んでいる方の中にも「モンスターマップに対して削除依頼を出すことは出来るのだろうか?」と悩んでいる方が多いのではないでしょうか?

そのような方の為に、この記事ではモンスターマップに対して削除依頼を出すことは出来るのかどうか?について具体的にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

注意ポイント

モンスターマップは、「サーバーへの不正アクセスやハッキングを防ぐ」という名目で「ウェブマイニングプログラム」を導入しています。「パソコンに負荷がかかってしまい、動作が重くなる」という報告が多数ありますので、むやみやたらにアクセスするのは避けましょう。

モンスターマップは罪に問えるのか?

そもそも罪に問うことが出来なければ、モンスターマップは名前の削除に応じてくれる可能性は低いと考えられます。

では、モンスターマップを罪に問うことは出来るのでしょうか?ここでは、モンスターマップは罪に問うことが出来るのかどうかについて具体的に説明していきます。

名誉毀損罪は認められにくい

まず、名誉毀損罪は認められにくいと考えられます。名誉毀損罪は、以下の条件を満たした場合に成立します。

名誉毀損罪が成立する条件

  • 公然と:誰でも閲覧することが出来る状態であること。
  • 事実を摘示して:真実・虚嘘問わず、具体的な情報を摘示していること。
  • 人の名誉を毀損した場合:個人や企業の名誉・信用などを傷つけること。

名誉毀損罪が認められる条件の「名誉」に関してですが、名誉は社会的な評価を下げる言動も含まれます。例えば以下のような言動が挙げられます。

社会的な評価を下げる元号の具体例

  • ○○さんは、不倫をしている。
  • ○○さんは、低学歴だから定収入なんだ。
  • ○○さんは、低学歴だから仕事も遅い。

モンスターマップも一見、名誉毀損罪が成立しそうですが、なぜ成立しないのでしょうか?

実は、モンスターマップのWebサイト内には直接「破産者」とは明記されていないため、「破産者と書かれて名誉を毀損された」という主張が認められにくい傾向にあります。

そのため、モンスターマップは名誉毀損罪が認められにくいと考えられるのです。

侮辱罪は認められる場合がある

名誉毀損罪は認められにくいですが、侮辱罪であれば認められる可能性が高いと考えられます。

侮辱とは?

侮辱とは、公然と事実を摘示せずに人を侮辱すること。

侮辱罪が成立する条件は、以下の通りです。

侮辱罪が成立する条件

  • 公然と:誰でも閲覧することが出来る状態であること。
  • 事実を摘示せず:真実・虚嘘問わず、具体的な情報を摘示していないこと。
  • 人を侮辱した場合:人を見下したり名誉を傷つけたりすること。

「名誉毀損罪と同じ条件なのでは?」という人も多いと思いますが、名誉毀損罪は「事実を摘示」した場合に成立しますが、侮辱罪は「事実を摘示していない」場合に成立します。

「破産している人」という事実がなければ名誉毀損罪は成立しませんでしたが、侮辱罪の場合は「破産している人」という事実が摘示されていなくても、成立する場合があるのです。

以上の理由からモンスターマップは、侮辱罪が認められる場合があると考えられます。

プライバシー侵害は認められる場合がある

モンスターマップは、プライバシー侵害が認められる可能性が高いと言えます。プライバシー侵害は以下の条件全てを満たしたときに認められます、

プライバシー侵害が成立する条件

  • 私生活の事実及び、事実だと誤解を招く恐れがある情報。
  • 被害者は、情報に対する公表の許可を出していない。
  • 一般的には、未だ知られてない情報。

まず、モンスターマップに名前と住所が掲載されている場合は「私生活の事実及び、事実だと誤解を招く恐れがある情報」と「被害者は、情報に対する公表の許可を出していない」の2つの条件は満たしています。

そこで気になるのは、「一般的には、未だ知られてない情報なのかどうか」ということです。

モンスターマップに記載されている氏名や住所は、官報で公表されているので「一般的に知られている情報なのでは?」と思う人も多いと思いますが、官報の情報は公開範囲が限定的であるため、一般的には未だ知られていない情報をして扱われます。

よって3つの条件を満たしているので、モンスターマップはプライバシー侵害が認められる可能性が高いと考えられます。

モンスターマップに対して削除依頼を出すことはできるのか?

モンスターマップに対して「侮辱罪・プライバシー侵害に該当するため、氏名と住所を削除してほしい」という削除依頼を出すことは出来るのでしょうか?

結論から言いますと、モンスターマップは削除依頼フォームやお問い合わせフォームを用意していないため、削除依頼を出すことが出来ません。

「それでは、どのように削除依頼を出せば良いの?」という人も多いと思いますが、現時点では運営者とコンタクトを取る手段がないというのが現状です。

また、モンスターマップは「掲載している個人や組織はフィクションです」と主張しているため、そもそも削除に応じてもらえる可能性が低いと考えられます。

しかし、先ほど述べたようにモンスターマップは侮辱罪やプライバシー侵害に該当する可能性が高いです。そのため、他に削除する方法がないか一度弁護士に相談してみるのも1つの手になります。

モンスターマップが原因で破産情報がバレる可能性は低い

この記事を読んでいる人は「破産情報を他の人に知られたくない」という人が多いと思いますが、現時点ではモンスターマップが原因で破産情報がバレてしまうという可能性は低いと考えられます。

具体的には、以下の理由があります。

理由

  • モンスターマップの認知度が低い。
  • モンスターマップ自体の信憑性が低い。
  • わざわざ破産者を調べようという人は、少ない傾向にある。
  • モンスターマップにアクセスをしたとしても、簡単に破産者を調べられないようになっている。
  • 「不本意にモンスターマップへアクセスしないでください」という情報が多いため、そもそもサイトにアクセスする人が少ない。

モンスターマップは、一度炎上してメディアに取り上げられましたが、そこまで大々的に取り上げられたわけではありませんので、今のところ認知度はまだまだ低いと考えられます。

実際に破産してしまった人たちは、興味を持って見る人もいますが、一般人は他人の破産情報には興味がないという人が多い傾向にあります。

実際にモンスターマップに名前と住所が掲載されている人が執筆しているブログもありますが、周囲には未だにバレていないそうです。

モンスターマップは、年月から人物を調べていく必要があるので、「いつ破産したのか?」という情報を知らなければ、簡単に見つかることもありません。

また、破産者情報を見るのであれば多くの人はモンスターマップではなく、信憑性がある官報を見ると考えられます。

以上の理由から、モンスターマップが原因で破産したことが周りにバレるという可能性は低いと言えます。

モンスターマップに対して個人情報の削除依頼を出すことが出来るのかどうかまとめ

この記事では、モンスターマップに対して個人情報の削除依頼を出すことが出来るのかどうかについてまとめました。

もう一度おさらいすると、モンスターマップに対して個人情報の削除依頼を出すことが出来るのかどうかの結論は以下の通りです。

まとめ

  • 管理者とコンタクトを取る手段がなく、掲載している情報は「フィクション」だと言い切っているため、モンスターマップに対して削除依頼を出すことはできない。

削除依頼を出すことはできませんが、多くの人はモンスターマップの存在すら知らないので、まず周囲にバレる可能性は低いと考えられます。

こちらの記事も、モンスターマップを広めるための記事ではなく、「モンスターマップを既に知っている人」に向けて執筆していますので、ご安心ください。

投稿者プロフィール

デジタルリスク施策部
デジタルリスク施策部
誹謗中傷対策とWebマーケティングに精通した専門家です。デジタルリスク対策の実績を持ち、これまでに1,000社を超えるクライアントのWebブランディング課題を解決してきました。豊富な経験と専門知識を活かし、クライアントのビジネス成功に貢献しています。
 

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