個人で物を販売できる便利さを売りに、利用者を増やし続けているメルカリ。一度は使ったことがある人が多いのではないでしょうか。家にある不要な物を売りたい、お店よりも安く買いたいなど、様々な使い方ができる一方、販売時のやり取りでトラブルになることも。
とくに誹謗中傷で悩まされている声を聞くことも少なくありません。そういったトラブルを起こすアカウントには利用制限がかかるようになっています。とはいえ、誰しもトラブルを起こしたくはないですよね。そこで安心してメルカリを利用するために、押さえておきたい点を紹介します。誹謗中傷から解放され、気持ちのいいやり取りをできるようにしていきましょう。
目次
メルカリとは?
メルカリは、誰でも商品の売買ができるフリマアプリです。ダウンロード数は1億を超え、上場をした企業でもあります。システムは単純で、商品の値段を決めて出品します。その後に希望者による購入が確定し、売買が成立するという仕組みです。
手数料として売り上げの10%を利益から引かれますが、それでも他の店舗で買い取ってもらうより高く売れることが多いため出品が後を絶ちません。スマホ一つで始められることも大きなメリットの一つです。アカウント取得に年齢制限や会費の徴収もないので、幅広い年齢層の方が利用しています。中には転売を目的として利用している業者なども含まれており、副業だけでなく、本業として商品を売買している方も見かけます。
しかし、ほとんどの利用者が不用品を販売に利用しています。それゆえ商品の状態や欠品などでトラブルが起こることも珍しくありません。そういった場合はメルカリの運営が介入し、問題を解決のため仲介に入ることになります。
メルカリの利用制限とは?
メルカリの利用規約によると、利用制限として定められた禁止行為に抵触した場合は、出品物に制限がかかり取り扱いができなくなる、または削除されることもあります。また一定期間、メルカリの機能を利用できなくなり、強制退会や売上金も没収された事例も存在します。
サービスの利用開始時は、メルカリの運営から警告が届き、改善がないと利用制限が始まったのですが、現在は忠告なしに利用制限をかけられることも。そして利用制限の状態になると個別メッセージが届きます。その内容は制限に至った理由の説明や制限がかけられる期間が記載されています。
メルカリで定められた禁止行為
以下にメルカリの規約に違反する行為を一部を記載します。これらを守らないことで違法行為として見なされるので確認しておきましょう。
- 他のユーザーへの誹謗中傷行為
- メルカリを使わないで金銭のやり取りをする
- 宣伝用の商品を販売する
- 外部サイトのURLに誘致する
- 手元にない商品の販売
- 架空取引をおこなう
利用制限をされるとどうなる?
ではいったい、メルカリから利用制限を受けるとどうなるのでしょうか。以下に一例を紹介します。
- いいねやコメントの制限
- 新規の出品の制限
- 購入することの制限
- 出品物の販売への制限
また出品した商品の凍結や削除がされることもあります。メルカリのサービスがほとんど利用できなくなると考えていいでしょう。それだけメルカリ側が強く取り締まっていることの証拠です。特にコメントなどのやり取りで暴言を吐いたりするアカウントは注意が必要です。過度な表現で相手を罵ることで、運営側が問題のあるアカウントと見なします。見張られている意識をもって、丁寧なコメントを心がけましょう。
誹謗中傷の実態
メルカリには様々な利用者が存在します。いいやり取りができて満足するユーザーがいる一方で、やり取りに問題があって嫌な気持ちになるユーザーも存在します。。特にマナーの悪い人だと、非常識な行為をし続けることも。ネット上のコメントは伝えきれないニュアンスもあるので、誤解される可能性も低くありません。以下に誹謗中傷の一例を紹介します。
脅しや暴言で罵られる
メルカリの取引終了後は、必ず出品者を評価しなければいけません。良い・普通・悪いの3つの中から選ぶようになっており、そこで悪いの評価をつけたことで、逆恨みされ誹謗中傷へとつながることもあります。取引終了後もコメントでやり取りは可能になっており、毎日のように暴言を書き込むなどの嫌がらせの行為を続けるような人もいらっしゃるようです。
一方的に悪評価をつける
悪評価が多いと購入不振につながるので、評価は売り上げに直結します。それをわかったうえで、わざと悪い評価をつけたり、誹謗中傷のコメントを書き込んだりもします。販売を目的としている業者にとっては、かなり痛手となる行為です。商品を買う時に、評価の高いアカウントから買う人が多いです。メルカリで販売をする上で、悪い評価をつけられることは、売り上げの低下につながると覚えておきましょう。
出品している商品に誹謗中傷のコメントがつく
新しい商品を出品するたびに誹謗中傷のコメントを書き込むこともあるようです。前の取引でトラブルになり、その後もしつこくコメントをするように。中にはわざと購入して、悪評価をつけ続けるという荒業をする猛者まで存在します。そこまで執着するようであれば、運営側に対応をお願いしたほうが早期解決に向かうでしょう。
メルカリのブロック機能とは
誹謗中傷などの嫌がらせ行為に付き合っている暇はありません。メルカリにはブロックできる便利な機能が備わっています。特定のユーザーをブロックすると、「コメント」と「いいね」だけでなく、「商品の購入」もできなくなります。このブロックを利用することで、迷惑なユーザーとのやり取りがなくなるシステムになっています。方法は以下の通りです。
1.ブロックしたいユーザーのページを表示します
2.該当ユーザーのページ画面の右上の「・・・」のマークをタップ
3.画面下部に「この会員をブロック」「プロフィールシェア」「キャンセル」と表示されるので、「この会員をブロック」をタップ
4.画面中央に「この会員をブロックしました」という表示が出ます
メルカリの通報機能とは?
ブロックの他に通報機能も存在します。あまりにひどい対応が続く場合は、メルカリの運営を頼ることも対策の一つです。該当のアカウントとのやり取りをスクリーンショットに保存し、日付や日時など細かくメモを取り、具体的で簡潔な表現で実態を伝えます。悪質な誹謗中傷を繰り返すアカウントは停止や凍結になりやすいので、少し時間をおいて運営側の回答を待ちましょう。通報の手順は以下の通りです。
1.コメント欄の右下にある旗マークを選択
2.報告ページに移るので、お問い合わせ内容欄にトラブル内容を記入する
通報に関するトラブル・注意点
メルカリの運営は、通報されたユーザーに対する措置の内容を公表しておりません。しかし、通報されたアカウントには何らかの通知が届き、適切な処置を受けることになることは間違いありません。また通報した側に対するペナルティも存在せず、評価が下がることもないので安心して通報の機能を使いましょう。
誹謗中傷をすることで困っている人が増えて、利用者が減ることはメルカリにとってデメリットでしかありません。多くのユーザーに気持ちよく利用してもらうために、運営側は調査と迅速な対応をしてくれます。そして利用者側もできる限り当事者間で解決を試みて、難しいと判断した段階で通報をするようにしましょう。
何よりもルールとマナーを守って利用することが大事です。メルカリ側は中立な立場から、早期の解決に向けて動いてくれるので、安心して取引をすることができます。あまり神経質になりすぎずに利用するほうがいいでしょう。
まとめ
メルカリで誹謗中傷に悩む前に、利用できる機能を知れば安心してやり取りができます。この記事がトラブルのない販売活動のお役に立てれば幸いです。
誹謗中傷は利用制限の対象になる
ブロック機能を使うと誹謗中傷されなくなる
通報機能でメルカリの運営が動いてくれる
投稿者プロフィール
- 誹謗中傷対策とWebマーケティングに精通した専門家です。デジタルリスク対策の実績を持ち、これまでに1,000社を超えるクライアントのWebブランディング課題を解決してきました。豊富な経験と専門知識を活かし、クライアントのビジネス成功に貢献しています。
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