「ChatGPT(チャットジーピーティー)」を活用した仕事術は、日本でもビジネス雑誌で頻繁に特集が組まれるほどに、多くの人の注目を集めています。
そんなChatGPTの作業効率を大幅にアップさせてくれるのが「プラグイン」。今や900個以上存在していて、それを利用するために有料ブラン「ChatGPT Plus」にアップグレードする人も多いようです。
この記事ではChatGPTをより使いこなしたい人向けに、ビジネスシーンで利用できるおすすめのChatGPTプラグインを紹介します。
ChatGPTとChatGPT Plusの違いや、プラグインを使う場合の注意点についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ChatGPTのプラグインとは?
ChatGPT(チャットジーピーティー)の「プラグイン」とは、ChatGPTの機能を拡張するためのツールのことです。
そもそもChatGPTは文章生成AIを利用した人工知能チャットボットであり、会話形式で回答を生成してくれるAIチャットサービス。文章を生成することを目的としています。
このChatGPTにプラグインを導入することにより、さまざまな専門知識に対応した回答(文章)を生成できるという仕組みです。
1つのチャットに3つまで利用することが可能になっているため、必要に応じて適切なプラグインを使い分ける必要があります。
ChatGPTとは?
人工知能(AI)の開発を行なうアメリカの企業「OpenAI(オープンエーアイ)」が開発した人工知能チャットボット。自然言語処理(Natural Language Processing)技術を利用した文章生成AIを搭載している。言語モデルは「GPT-3.5」と「GPT-4」。
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ChatGPTのプラグイン導入でできること
ChatGPTのプラグインにはさまざまな種類がありますが、大まかに3タイプに分けることができます。
- 最新情報へのアクセス
- データベースからの情報取得
- 外部連携によるアクションの実行
以下、順番に説明します。
最新情報へのアクセス
Webブラウジングで最新ニュースなどのリアルタイム情報にアクセスすることができます。
これにより、最新のニュースやデータ(スポーツの対戦結果や企業の株価等)を考慮した回答を得られるのが特徴。
ChatGPTに搭載されている言語モデル(GPT-3.5&GPT-4)自体の学習データは2021年9月までの情報となっているため、情報の鮮度が高い回答が欲しい場合に便利です。
データベースからの情報取得
特定のデータベースを連動させることで、言語モデルの学習データにない情報を取得することができます。
例えば、企業の専門情報やお店の商品・サービスの情報など。詳しく知りたいジャンルの情報を、ピンポイントで調べられるのが特徴です。
知りたい情報にあわせてプラグインを切り替えられるように、日頃から気になるプラグインをチェックしておくと良いかもしれません。
外部連携によるアクションの実行
質問や指示に対して文章での回答だけでなく、外部サービスを起動するなどのアクションを実行することができます。
例えば、宿泊施設や航空券の予約、デザインソフトでの編集など。回答にあわせたWebサービスやアプリケーションを起動して、そのままスムーズに移行できるのが特徴です。
したがって、「具体的にどこで何したら良いか分からない」「途中までの作業を代わりにやってほしい」という場合に便利なプラグインと言えるでしょう。
プラグインは「ChatGPT Plus」で利用可能
ChatGPTのプラグインは、有料プラン「ChatGPT Plus」に加入しているユーザーのみ利用することができます。
料金は月額20ドル(約3,000円)で、サブスクリプション手続きをすることにより使用可能。支払いはクレジットカード決済のみ対応しています。
ChatGPT Plusはプラグインの利用以外にも多くの面で優遇されているため、利用頻度が多い人は有料プランにアップグレードするのがオススメです。
無料プラン「ChatGPT」と有料プラン「ChatGPT Plus」の違い
無料プラン「ChatGPT」と有料プラン「ChatGPT Plus」の違いは、以下の通りです。
無料プラン 「ChatGPT」 |
有料プラン 「ChatGPT Plus」 |
|
利用料金 | 無料 | 月額20ドル |
言語モデル | GPT-3.5 | GPT-3.5/GPT-4 |
回線 | 不安定なときもある | 優先的にアクセス |
レスポンス速度 | 中速 | 高速 |
新機能・改善機能への対応 | 遅い | 優先的に利用 |
ChatGPT Plusは、最新の言語モデル「GPT-4」に切り替えられるのが大きな強み。GPT-3.5よりも高精度な回答を生成することが可能です。
ChatGPTのプラグインは、このGPT-4でのみ利用可能となっているため、プラグインを使用するときは切り替える必要があります。
「ChatGPT Plus」へのアップグレード方法
①ChatGPTにログインして、「GPT-4」のタブをクリック
②「Upgrade to ChatGPT Plus」をクリック
③「Upgrade to Plus」をクリック → 決済手続きが完了するとChatGPT Plusが利用可能
ChatGPTプラグインの導入方法
出典元:「リモートワーク研究所【リモ研】」公式チャンネル
①画面左下にあるアカウント名横の「…」マークをクリック
②「Settings」をクリック
③「Beta features」を選択
④「Plugins」のボタンを押して緑の状態に変更
⑤「GPT-4」タブを選択
⑥「Plugins Beta」を選択
⑦「No Plugins enabled」を選択
⑧「Plugin store」を開く
⑨利用したいプラグインの「Install」をクリック
⑩インストールしたプラグインにチェックを入れる
おすすめのChatGPTプラグイン12選【最新版】
ここでは、ビジネスシーンに使えるおすすめのChatGPTプラグインを種類別に紹介します。
プラグインストアには900個以上のプラグインがリリースされているため、一つ一つ確認していくのはとても大変です。仕事に活かせそうなプラグインを探している人は、まずはこちらをチェックしてみてはいかがでしょうか?
情報抽出
URLからWebブラウジングを通して情報を抽出するプラグインを紹介します。
Ask Your PDF
URLからPDFファイルを解析して、質疑応答や分析をすることができます。
New plug-in for ChatGPT for PDF 🤯 “Ask Your PDF”
That’ll save a lot of time!
pic.twitter.com/9aWnsa32IE— Kris Kashtanova (@icreatelife) May 20, 2023
Link Reader
URL・PDF・画像・Word・PowerPoint、その他のドキュメントなど、あらゆる種類のリンクの内容を読み取ることができます。
ChatGPTのプラグイン、「Link Reader」が地味に便利。これまでリンクの内容を読むことが出来なかった(くせに読めてるフリだけはするw)ChatGPTの弱点が補える。論文PDF等を読ませて要約するのにも使えそう。 pic.twitter.com/0wAcxGIpLi
— Kazuhiro Isashiki 伊佐敷一裕 (@issa_kzp) May 18, 2023
Scraper
URLを指定すると、Webページから文章や画像などの情報を収集します。
【ChatGPTプラグイン活用】
①画像1枚目:https://t.co/5gedZxjTXv
②画像2枚目:プラグイン"Scraper"で上記ULRのサイトの情報を読み取り(スクレイピング)
③画像3・4枚目:プラグイン"Make A Sheet"でCSV出力して、そのCSVをExcelで開く
という手順で簡単にページ情報を取得できます。#IEM pic.twitter.com/v1KoDQAVK6— 加藤秀幸@メイトー社労士事務所 (@meito_office) August 27, 2023
情報やデータの分析
取得した情報やデータを分析して、別のタスクを実行するプラグインを紹介します。
Show Me
情報を基に、チャット上で図解を作成することができます。
ChatGPTのプラグイン「ShowMe」を共有。回答を図解形式で視覚的に情報をまとめてくれる。単体でも十分使えますが、他のプラグインと組み合わせる事でもっと便利になります。戦略の提案から物語のプロットまで、様々な使い方ができる汎用プラグインとして導入おすすめのプラグインです。 pic.twitter.com/2GlrC8HUFc
— きたがわ (@bukuta_3) May 23, 2023
Wolfram
リアルタイムの情報にアクセスしながら、同時に高度な計算をすることができます。
ChatGPTのWolframのプラグインを突っ込んでクイズを作らせたら、完璧なのを作ってきた
ChatGPTは抽象概念の取り扱いが得意で、具体知識の取り扱いは苦手だよ、とドヤ顔で語っていたわけですが、
これからは具体概念もこいつに任せればいいや、ってななった pic.twitter.com/y7Dqjgf1Yu— ところてん (@tokoroten) May 16, 2023
最新情報の取得
特定の分野や範囲に特化した最新情報を取得するプラグインを紹介します。
BizToc
ビジネス・ファイナンス系の最新ニュースを検索して、最適なトレンド記事をピックアップします。
【情報収集革命】
『BizToc』というChatGPTのプラグインが便利💡
ウェブから記事を拾ってきて質疑応答できるやつで
知りたいことを質問
↓
記事取得&要約を生成(英→日対応
↓
追加質問みたいに使える
「今日のAI界隈のニュースは?」とか聞けば一瞬でその日の情報収集完了
ぜひ使ってみて👇 pic.twitter.com/5i5wQ3XZYs
— 木内翔大@SHIFT AI代表「日本をAI先進国に」𝕏 (@shota7180) May 22, 2023
World News
世界中の最新ニュースを検索して、最適な記事の内容を要約します。
【ChatGPT×News】
最新のニュースヘッドラインを取得できるChatGPTプラグイン“World News”
キーワードやトピックを入力することで関連ニュースを簡単に取得できます👀
ニュース内容は要約して教えてくれるし、ソースも提供してくれるので良い感じです👍 pic.twitter.com/uJgI9nAnnD
— 木村修也【ChatGPT ✖ 最新AI情報】 (@syuyakimura) August 19, 2023
SEO対策のアシスト
SEO対策として、コンテンツ制作やキーワード選定に使えるプラグインを紹介します。
SEO.app
SEOを考慮したテキストコンテンツを制作することができます。
【SEO最適化】
SEOに特化したChatGPTプラグイン“https://t.co/tLpPKRw4Td”
検索エンジン向けに最適化されたSEOに強いコンテンツを作成したり、特定の言語に合わせたコンテンツを作成することができます💡
ほか、既存コンテンツの改善などもサポートしてくれます✨ pic.twitter.com/0xhK9LJ4we
— 木村修也【ChatGPT ✖ 最新AI情報】 (@syuyakimura) August 16, 2023
SEO CORE AI
AIによる分析でWebサイトSEOを改善したり、キーワードのアドバイスを受けたりすることができます。
ChatGPTプラグイン紹介!
SEO CORE AIウェブサイトのSEOをAIが分析し、改善策を教えてくれる優れもの!競合との差別化も可能🔥ブログの成長を考えている方にはおすすめ💡#ChatGPT #ChatGPTPlugins pic.twitter.com/z7ls9TlK9v
— Kai|生成AI (@KaiArt4) May 27, 2023
Keyword Explorer
SEOに効果的なテキストコンテンツを制作するためのキーワードを検索します。
【ChatGPT×プラグイン】
🌟Keyword Explorer
特定のキーワードに関連する他のキーワードを提案するツールです👏
SEOの攻略に役立ちそうなので、ブロガーやライターの人には、大活躍するプラグインとなりそうです‼️✨
例:ChatGPTの検索キーワードを出力
👇👇👇👇 pic.twitter.com/haikC3v1or— KEIYA (@2GWnt5LUpYojx81) June 8, 2023
画像生成のサポート
画像生成用のプロンプトを考えてくれるプラグインを紹介します。
SceneXplain
チャット上で画像を認識させて、その画像の説明文を生成することができます。
ChatGPTに画像をインプットすると、それがどんな画像なのかテキストで返してくれるプラグイン『SceneXplain』が公開された🔥
画像の入力ができるようになると、まじで応用の幅は広いだろうな〜pic.twitter.com/ZBVCgjecqo
— 木内翔大@SHIFT AI代表「日本をAI先進国に」𝕏 (@shota7180) April 11, 2023
Photorealistic
画像生成AI「Midjourney」で使えるような英語の長文プロンプトを生成することができます。
【ChatGPT×Midjourney】
ChatGPTの「Photorealistic」プラグインは、かんたんな日本語からMidjourneyのプロンプトを生成してくれる!
例えば「サイバーパンクっぽい日本にいる忍者」と打っただけで、めちゃ詳細な英語のプロンプトが2通り出てきてます。
他の画像生成AIでも使えるのでオススメ。 pic.twitter.com/z48yRVqTwE
— ひろちゅ~|AI副業 (@hirochuu8) August 26, 2023
ChatGPTプラグインを使う場合の注意点
ChatGPTのプラグインを使う場合は、以下の点に注意しましょう。
プラグインの安全性を確かめてからインストールする
プラグインの殆どはChatGPTの開発元であるOpenAI以外の企業によって作成されているため、悪意のあるプラグインが配布されている可能性があります。
そのため、事前にWebでプラグイン名を検索して安全性を確かめることが大切です。
また、海外製のプラグインは学習データの著作権問題によって、意図せず著作権侵害を引き起こしてしまう恐れもあります。
インターネット炎上を防ぐためにも、回答結果を公表する場合は内容をよく確認するようにしましょう。
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プラグインを確実に使う時はなるべく1つに絞る
1つのチャットで同時に使用できるプラグインの上限数は3つですが、予期せぬ動作によりエラーが起きやすいのが現状です。したがって、プラグインを使用するときはなるべく1つに絞りましょう。
より確実に使うためには、指示内容(プロンプト)の末尾にプラグインの使用を明示することも重要。もし回答の生成時にプラグインが機能しないときは、英語で指示してみるのもオススメです。
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「BLITZ Marketing」でコンテンツの炎上対策
インターネット上でコンテンツを公開する場合は、常にネット炎上リスクに備えなければなりません。
しかし、「実際にどのようなことをしたら良いのか分からない」という人も多いのではないでしょうか?
そんな時は、誹謗中傷・風評被害対策のプロフェッショナル「株式会社BLITZ Marketing(ブリッツマーケティング)」にお任せください!
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また、「ChatGPT」を活用した口コミ管理サポート機能を搭載しているのも大きなポイント。「SNSの投稿文のリスクスコア分析機能」や「Google Mapsの口コミへの返信文作成機能」を利用することができます。
ネット上に掲載する文章を作成する際は、この機能を使ってネット炎上を防止できるというわけです。
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【まとめ】ChatGPTプラグインはSNSで探すのがおすすめ
ChatGPTのプラグインはたくさん存在していますが、信頼性の問題からよく使われているものはある程度決まっているようです。
X(旧:Twitter)では利用方法の動画や回答結果の画像が多く投稿されているため、自分にあったプラグインを探しやすいと言えるでしょう。
ChatGPTの機能を拡張して仕事の効率をアップさせたい人は、ぜひChatGPTプラグインをいろいろ検索してみてはいかがでしょうか?
投稿者プロフィール
- 誹謗中傷対策とWebマーケティングに精通した専門家です。デジタルリスク対策の実績を持ち、これまでに1,000社を超えるクライアントのWebブランディング課題を解決してきました。豊富な経験と専門知識を活かし、クライアントのビジネス成功に貢献しています。