「LP制作を依頼したいけれど、相場がわからない!」とお悩みではありませんか?LP(ランディングページ)は自社の売り上げに直結する大切なツールです。
「LP制作で失敗したくない!」と思っている人も多いでしょう。
そこでこの記事では、LP制作の相場とLP制作を依頼する方法について紹介します。どのような流れでLPを制作するのか、どのような依頼をすると相場が高くなるのかを知っておくと、LP制作の相場を理解しやすくなるでしょう。
またLP制作で失敗したくないと考えている人に向けて、依頼先の選び方もお伝えします。LP制作の外注をお考えの人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
LP制作の相場理解に必要!LP制作の流れを知ろう
LP制作の相場を理解するためには、LPを制作する際の流れを知っておくことが大切です。LP制作の流れは、以下のようになっています。
- 戦略設計
- 構成作成・ライティング
- デザイン
- コーディング
- 【LP公開後】運用・改善
ひとつずつの工程について、具体的にどのようなことを行うのか紹介しますので、確認しておきましょう。
1.戦略設計
LPを制作する最初のステップは、戦略を練ること。ターゲットや目標を決めたり、市場を調査したりといった戦略設計は、LPを制作するうえで非常に重要な工程です。
十分に戦略を練ってからLPを制作すると、成果を上げやすくなります。競合調査を行ったり、競合他社のLPを徹底的に分析したりすることも効果的です。
2. 構成作成・ライティング
市場や競合を調査して自社の戦略を考えたら、次にLPの構成を考えます。このとき大切なのは、ユーザー目線で考えること。
ユーザーに、自社の商品やサービスを魅力的に感じてもらい、興味をもってもらえるような構成を作成しましょう。
構成を考えたら、キャッチコピーやテキストも作成します。自社の商品やサービスの情報を伝えるための文面には、ユーザーの訴求力を高めるライティングスキルが必要です。また商品やサービスに対する知識も欠かせません。
3.デザイン
LPの構成と掲載内容が決まったら、全体的なデザインを制作します。デザインは、ターゲットにアピールできるかどうかに関わる大切な部分。より訴求力を高められるよう、デザインしていきます。
4.コーディング
デザインが完成したら、実際のLPとして公開できる形に構築します。コーディングは、一般的なWebサイトと同じようにHTML/CSSで行います。LPは1枚のページですので、公開までにかかる期間は比較的短いです。
5.【LP公開後】運用・改善
LPを公開した後は運用と改善が必須です。LPを公開した後、LPによってどのような効果があらわれているのかを測定し、さらなる効果を得るために改善策を練ります。
LPを効果的に運用するためには、細かな修正と改善を繰り返すことが必要です。
LP制作の相場とその金額でどんなことができるか
LP制作の流れがわかったところで、相場とその金額で依頼できる作業内容についてお伝えしましょう。
結論から言うと、LP制作の相場は数万~数十万円と、金額に大きな幅があります。これは依頼先や作業内容によって、LP制作の相場が大きく異なるからです。
「できれば安い価格でLPを制作してほしい」と考えている人もいるでしょう。しかし、LPは売り上げに直接影響するため、価格にだけ注目して制作を依頼することはおすすめできません。
LPを活用して自社の目的を果たすためには、どの程度の費用が必要なのかを判断することが大切です。
LP制作の相場を正しく理解するために、ここではLP制作の相場と、相場別の特徴を紹介します。
10万円以下
10万円以下という金額は、LP制作においてもっとも安価な価格帯。テンプレートを利用したデザインやコーディングが主な作業内容です。
フリーランスのデザイナーなどに、デザインやコーディングのみを依頼する場合は、こちらの価格が相場です。戦略設計や構成作成、運用、改善などの工程を自社で行えるなら、安価な価格でLPを制作できます。
おすすめの人
- 費用をかけずにLPを制作したい
- デザインにそれほどこだわりはない
- 戦略設計や競合調査、アフターサポート(LP公開後の運用・改善)は必要ない
10〜30万円
10~30万円の金額は、LP制作においてもっとも依頼が多い価格帯のようです。こちらの価格帯では、構成の作成やオリジナルデザイン、コーディングを主に依頼できます。
10万円以下の場合よりも、デザインにこだわれるケースが多いようです。フリーランスのデザイナーや中小規模の制作会社に依頼する場合、こちらの価格帯が多いです。
おすすめの人
- ターゲットに合わせたオリジナルデザインのLPを制作してほしい
- 構成作成もお願いしたい
- 戦略設計や競合調査、アフターサポート(LP公開後の運用・改善)は必要ない
30〜60万円
30~60万円の金額は、本格的にLPを制作したい場合の価格帯。これくらいの費用をかけると、業界調査や競合調査などの戦略設計も、制作会社にお任せできます。
戦略にこだわったLP制作を依頼できるので、LPによる成果を期待している場合には30~60万円程度の費用を用意しておくとよいかもしれません。
LP公開後の運用や改善といったサポートが受けられるかどうかは、制作会社によって異なるようです。依頼できる業務の範囲については、あらかじめ確認しておきましょう。
おすすめの人
- 成果にこだわったLPを制作したい
- ターゲットに合わせた内容を作りたい
- 戦略設計や競合調査などもお願いしたい
60万円以上
60万円以上の金額は、LP制作とともにLPを活用したWebマーケティングも行いたい場合の価格帯。LP制作にとどまらず、その後のLP運用や改善サポートも依頼できます。
金額にはコンサルティングに関する費用も含まれているため高額です。とはいえ、自社リソースをさけない場合や自社に知識をもつ人材がいない場合には、LP制作から運営まですべてをお任せするのもひとつの方法でしょう。
制作会社には、自社に大きく影響する業務を任せることになります。また長期の付き合いとなるため、自社に合う制作会社を選ぶことが成功のポイントです。
おすすめの人
- LPを活用したWebマーケティングにも取り組みたい
- アフターサポート(LP公開後の運用・改善)もしっかり受けたい
- 成果にこだわったLPを制作、運用したい
LP制作の相場に影響する依頼内容とは?
LP制作のどの工程を依頼するのかによって、相場が大きく異なることがおわかりいただけたでしょう。実は、同じ工程を制作会社に依頼した場合でも、作業内容によって相場が異なることもあります。
ここでは、LP制作の相場に影響する具体的な作業内容を以下の5点に絞りました。
- LPに使用する素材を誰が用意するか
- LPをどの程度のボリュームにするか
- レスポンシブ対応をどのようにするか
- 納期や納品形式をどのようにするか
- LP公開の改善サポートを受けるかどうか
それぞれについて、相場にどのように影響するのかお伝えします。
LPに使用する素材を誰が用意するか
LP制作の相場は、LPに使う素材を誰が用意するかによっても異なります。
LPには画像や動画、イラストなどを使います。このような素材を自社で用意できる場合は価格を抑えられるでしょう。
一方、制作会社に用意してもらう場合や新たに撮影する場合には、その分費用がかかります。新たに撮影する場合、フォトグラファーを自社で手配できるのか、制作会社に手配を依頼するのかによっても金額に差が出ますので、知っておきましょう。
LPをどの程度のボリュームにするか
LPのボリュームによっても、LP制作の相場が変動します。
情報を1ページにまとめる形式が特徴的なLP。ユーザーに情報を届けるだけでなく、アクションにつなげたいですよね。
そのためには「自社製品について、できるだけたくさんの情報を盛り込みたい」と考える人も多いのではないでしょうか。
しかし、コンテンツ量が多くボリューミーな内容にすると、LP制作の費用がかさみます。テキスト量のほか、画像や動画の有無によっても相場が異なるようです。
レスポンシブ対応をどのようにするか
LP制作の相場は、レスポンシブ対応をどのようにするのかによっても変動します。
レスポンシブ対応とは、ユーザーがWebサイトを見る端末のサイズに合わせて表示を最適化できるシステムのこと。パソコンやスマートフォン、タブレットなど、ユーザーが使う端末に応じて、表示されるように設定する方法です。
レスポンシブ対応は端末ごとに設定できます。ユーザーの流入ルートを考えたうえで、適切に設定することがポイントです。
現在、多くのユーザーがスマートフォンで検索をしています。そのためスマートフォンの設定は必須でしょう。
設定によって費用が異なることを理解したうえで、レスポンシブ対応をどのようにするのか検討してください。
納期や納品形式をどのようにするか
納期や納品形式によっても、LP制作の相場は影響を受けます。
短い納期で作業を依頼する場合は、LP制作費用が高く見積もられる場合もあるでしょう。また、データの送付で納品とするのか、サーバーへアップして納品とするのかといった納品形式によっても、金額が異なります。
依頼時には、納期や納品形式によって相場がどのように変化するのかについてもしっかりと確認しておくと安心です。
LP公開の改善サポートを受けるかどうか
LP公開後の改善を自社でできるのか、制作会社に依頼するのかによって、LP制作の相場はまったく異なります。
改善サポートを依頼すると、LP制作の費用がぐんと上がります。費用のことを考えると「自社で行いたい」と考える場合もあるでしょう。
しかし、LPによって成果を出したいと考えているなら、豊富なノウハウをもつ制作会社に任せるのもひとつの方法です。
LP制作の目的を明確にして、改善サポートが必要かどうか検討しましょう。
LP制作を依頼する方法
ここからはLP制作を依頼する方法について紹介します。LP制作においては相場の確認ももちろん大切です。それに加え、どのような会社に依頼するのかも、LPによる効果を高めるポイントになります。
LP制作を依頼できる会社にはどのようなタイプがあるのか、依頼先の選び方などもお伝えしていきますので、参考にしてくださいね。
LP制作を依頼したい!3つの依頼先とは
LP制作の依頼先には、以下の3つのタイプがあります。
- フリーランスのデザイナー
- 中小規模の制作会社
- 大手制作会社
それぞれの特徴を紹介します。
フリーランスのデザイナー
メリット
制作会社よりもLP制作の相場が安い
デメリット
その人の力量によって、LPのクオリティが異なる
フリーランスのデザイナーは、もっとも低価格でLP制作を引き受けてくれます。しかし、費用面だけで依頼してしまうと、「失敗だった……」と感じてしまうこともあるようです。
フリーランスのデザイナーに依頼する場合は
- LP制作のノウハウがあるのかどうか
- 信頼できるのかどうか
について、納得できるまで確認しましょう。
依頼前に実績を確認することで、その人の力量やノウハウの有無を判断しやすくなります。またやりとりを繰り返す間に、信頼できるかどうかも判断できるでしょう。
トラブルを防ぐためには、依頼内容やスケジュールに関しても、事前に共有しておくことが大切です。
中小規模の制作会社
メリット
大手制作会社よりも相場が安い
デメリット
制作会社の力量や得意分野を見極める必要がある
中小規模の制作会社は、実績を増やしたいと考えていることが多いため、相場は比較的安く設定されているようです。しかし、制作会社の力量や得意分野を見極めないで依頼すると、クオリティの低いものやイメージと違うものが完成する可能性もあります。
依頼するか検討する際は、もちろん実績の確認は必須です。それに加え、ヒアリングに時間をかけているかといった点にも注目してみてください。
実績やヒアリングを通して、その制作会社の得意分野を推測できるでしょう。またヒアリングで積極的にコミュニケーションを取っていると、イメージを共有しやすくなるため、LP完成後に「イメージと違う……」といった事態を防げます。
大手制作会社
メリット
トータルにサポートしてもらえることが多い
デメリット
LP制作の相場が高い
大手制作会社は豊富なノウハウをもっているため、充実したサポートを受けられることが多いです。実績も豊富なので信頼しやすいこともメリットでしょう。
ただしLP制作にかかる費用は、フリーランスのデザイナーや中小規模の制作会社と比べ高額です。自社の予算と比較し検討することが大切でしょう。
LP制作の依頼先を選ぶときのポイント
LP制作を行うフリーランスや会社は、無数に存在します。費用の面だけで依頼先を選んでしまうと、後悔することもあるでしょう。そこでLP制作の依頼先を選ぶときのポイントを3つ紹介します。
ポイント
- 今までの実績を確認する
- 作業内容と費用が明確に提示されているか
- ヒアリングの時間を十分に確保しているか
これらは、フリーランスにも制作会社にも、共通して言えるポイントです。LP制作の依頼先を選ぶ際は、ぜひ頭に入れておきましょう。
今までの実績を確認する
LP制作を依頼する前に、必ず依頼先の実績を確認します。実績を確認するときには、クオリティをチェックすると同時に、どのような分野のLPを制作してきたのかにも注目してください。
自社と近い分野のLP制作を多く手がけている場合は、その業界の専門的な知識をもっているケースも多いです。LPの戦略設計や広告としての訴求力にも大きく影響する部分ですので、慎重に確認しましょう。
作業内容と費用が明確に提示されているか
正式に依頼する前に、作業内容と費用について確認します。まずは基本プランの内容を確認し、どの工程がプランに含まれているのかを理解しておきましょう。
工程を追加して依頼したい場合は、どのくらいの費用がプラスになるのかも確認しておくことが大切です。
費用と業務内容が明確だと、後々トラブルとなる可能性が低いよう。十分納得してから、正式な依頼をしましょう。
ヒアリングの時間を十分に確保しているか
依頼先がどの程度の時間をヒアリングにかけるのかということは、事前にLPのクオリティや依頼先の信頼度を判断するひとつの材料となります。
というのも、商品やサービスの情報を魅力的に伝えるためには、企業との打ち合わせが大切な役割を果たすからです。ヒアリングを重ね、LPのイメージや目的を共有することで、依頼側が納得できるクオリティのLPを制作できるでしょう。
依頼先がヒアリングの時間を大切にしているか、しっかりと時間を確保しているかといったことを確認しておくと、安心して依頼できます。
LP制作の依頼先を選ぶときのポイントについて紹介しました。不明点について自社で解決しにくい場合は、専門の会社に相談してみるのもひとつの方法です。
弊社はブランディングにも力を入れておりますので、ぜひご相談ください。
LP制作にかかる費用を抑えるための3つのコツ
LP制作をできるだけ低価格で依頼したいと考えているケースもあるでしょう。LP制作にかかる費用を抑えるためのコツには、以下の3点があります。
- できるだけ自社で対応する
- LPに使う素材を自社で用意する
- どんな依頼に費用がプラスされるのかを把握しておく
「相場よりも費用を抑えたい」と考えている人は、これらのことを実践してみてください。
できるだけ自社で対応する
LP制作では、依頼する業務が多くなるほど費用は相場よりも高くなります。そのため、費用を抑えたいと考えているなら、できるだけ自社でLP制作の業務に対応することが効果的です。
自社で対応するのにおすすめの業務は以下の工程です。
- 戦略設計・競合調査
- 構成作成・ライティング
戦略設計やライティングの工程は、自社の商品やサービスに関わる人のほうが深く理解しているもの。それゆえ、自社で行ったほうが、正確なターゲット設定や訴求力の高いライティングができることもあります。
自社リソースが確保できる場合は、これらの工程を自社で行ってみてはいかがでしょうか。
逆に以下の3工程に関しては、制作会社などに依頼するのがおすすめです。
- デザイン
- コーディング
- LP公開後の運用・改善
これらは専門知識が必要で、難易度の高い工程。自社に専門知識をもつ人材がいないのなら、外注したほうがよいでしょう。
外注を部分的に行うことで、費用を抑えつつ、社内のリソースを別の業務に確保できます。また知識のある専門家に依頼することで、自社で行うよりもクオリティの高いものを制作できたり、適切に運用できたりすることも期待できるでしょう。
LPに使う素材を自社で用意する
LP制作の費用を抑えたいと考えている場合は、LP制作に関する素材を自社で用意してみてはいかがでしょうか。
素材の有無は、LP制作の費用に影響します。LPに掲載する写真や動画、キャッチコピーなどはできるだけ自社で用意し、制作会社への依頼内容を少なくしてみてくださいね。
どんな依頼に費用がプラスされるのかを把握しておく
LP制作の費用を節約したい場合、どんな依頼をすると、どのくらいの金額がプラスされるのかを把握しておくとよいでしょう。同じ作業を依頼した場合でも、異なる金額を提示されるケースがあるので、注意が必要です。
たとえば、通常より短い納期で依頼したり、デザインの修正を繰り返したりすると費用は高くなるのが一般的。そのほかにもさまざまなケースで追加料金が発生します。金額の設定に関しては制作会社によって異なりますので、事前に確認しておくとよいでしょう。
【まとめ】LP制作の相場は幅広いので制作目的を明確にしよう
LP制作の相場は非常に幅広く、依頼内容や依頼先によっても相場が大きく異なります。LP制作を依頼するときには、制作の目的を明確にし、どのような内容を依頼するのかをしっかりと検討しておきましょう。
また、自社リソースで対応できる範囲についても確認しておくと、スムーズに依頼できます。LP制作の費用を抑えたいと考えている人は、自社で対応することも考えておきましょう。
投稿者プロフィール
- 誹謗中傷対策とWebマーケティングに精通した専門家です。デジタルリスク対策の実績を持ち、これまでに1,000社を超えるクライアントのWebブランディング課題を解決してきました。豊富な経験と専門知識を活かし、クライアントのビジネス成功に貢献しています。