誹謗中傷対策

新型コロナウイルスで誹謗中傷された時にどうする?被害から学ぶ対策と相談先は?

新型コロナウイルスの脅威に世界が怯えています。経済は低迷し、平和な日常が奪われていく様子は見ていられません。特に新型コロナウイルスに感染してしまった人は、隔離されることでつらい思いをしています。さらに命のリスクだけでなく、周囲からの誹謗中傷に対して心を痛めている人もいるかと思います。

加えて自分の家族や周囲の人間まで、非難の対象になる可能性を考えると他人事ではありません。どこでウイルスに感染するのかを予測することは困難です。そこで新型コロナウイルスについて学び、誹謗中傷にどう対応していくかを解説していきます。一人でも多くの人が、ウイルス感染による誹謗中傷から救われることに繋がれば幸いです。

新型コロナウイルスとは?

「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)」は「コロナウイルス」として新たに見つかった感染症です。この感染症を「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」と言います。この症状は大きく軽症重症に分けることができます。

軽症の場合

新型コロナウイルス感染症の軽症の場合、風邪のような鼻水や咳の症状、さらに発熱、軽い喉の痛み、筋肉痛が起こり、体がだるくなるなどの症状が生じます。特に38℃近くの発熱と体のだるさを感じる人が多い特徴があります。

また、“においが分からない”“味が分からない”など、嗅覚・味覚障害が起きる人ケースも発見されています。その他に鼻詰まりや鼻水、頭痛、痰や血痰けったん、下痢などが生じることがあります。初期症状はおよそ5~7日間程度続き、徐々に治っていきます。

重症の場合

1週間以上も症状が治まらないようであれば、重症である可能性が高いです。次第に肺炎を発症して呼吸が苦しくなっていきます。ひどい時は呼吸困難の状態に陥ることも。また肺炎だけでなく、上気道炎や気管支炎など、その他の呼吸器系器官に炎症が生じる可能性もあります。

新型コロナウイルス感染症が重症化しても、半数以上の場合は治療を行うことで回復します。しかし、肺炎が悪化した場合は、急性呼吸器症候群(ARDS)や敗血症性ショック、多臓器不全などが死に至るケースもあります。

ウイルス感染による誹謗中傷の実態

新型コロナウイルスの感染拡大による恐ろしさだけでなく、「感染者叩き」が拡がっていることも事実です。国際的には人種や国籍などを理由に「コロナヘイト」と呼ばれる現象が起こっていますが、日本では感染者そのものをウイルスのように扱っています。熱や咳などの症状がある人や働きに外に出ることまで避難されている現状があります。

ネット掲示板やSNSで、感染者の個人情報を開示して拡散することまで行われ、差別や嫌がらせなどの人権侵害に発展する勢いです。とある大学で、ゼミやサークルの懇親会で集団感染が発生したことが発覚すると抗議の電話やメールが殺到。

「新型コロナウイルスに感染している学生の個人情報を教えろ」「放火するぞ」など殺害予告を含む脅迫的な内容まで送られてきました。さらに感染した学生がいる大学だとわかるとアルバイトの出勤停止や解雇されることも。

感染者は今も増え続け、感染した本人や家族、勤め先の会社へ差別や嫌がらせの連絡が頻繁に届くようになったりもしています。またSNSなどでデマが大量に出回り、電話で『ここから出ていけ』などと暴言を吐かれ、写真に撮られたりするなど差別的な扱いを受けている人までいるようです。

有名人の感染元としてバッシングを受ける

芸能人の志村けんさんが新型コロナウイルスによって亡くなったことで、感染させた人物を特定しようとする動きが見られています。SNSなどで情報を集め、インターネット上に人物名や店名を公開することになりました。また特定の個人を感染源として書き込みされ、バッシングを受けていたようです。

誰から感染したのかを確定させることは非常に困難で、慎重な調査が必要になります。そんな中で個人情報をネット上に公開する行為は誹謗中傷になり、たとえ感染元が明らかになったことで、公式情報がないのでは憶測でしかありません。

医療従事者まで誹謗中傷の対象に

感染者の増加に伴って、医療機関で患者の診察の機会が増えています。同時に、院内感染などの疑いをかけられるケースも全国各地で報告が増えているようです。中には、感染患者を診察したことで、医師や看護師などが誹謗中傷を受ける場合もあるといいます。

また「感染者を診た病院には行くな」という風評で休診を余儀なくされる医療機関も存在します。その他に感染症患者の対応をしている施設の職員、さらにその従業員の子供がいじめにあっているなどといった報告もあります。この感染症を終息させるために国民と医療従事者が協力することが必要になるでしょう。感染による争いで人同士で憎しみ合う時間はないはずです。

11年前のインフルエンザ流行時の誹謗中傷から対策を考える

2009年に世界中で流行した新型インフルエンザの時も、同じように誹謗中傷に苦しんだ人たちがいます。大阪の高校生が国内初の感染者として報道されると、日本国内を混乱させることになりました。その時も学校に誹謗中傷の電話が鳴り響き、生徒や保護者だけでなく、多くの学校関係者たちが世間から届く非難の声に苦しんだはずです。

今となっては季節性のインフルエンザになり、年間でかかっている人も多くなっています。当時のようなヒステリックな対応について、今の現状と似ているところを認識するべきです。新型コロナウイルスには、いつ自分がかかってもおかしくと考え、感染した人たちを一方的に攻めるのではなく、温かい目で受け入れていく心構えを持って接していきましょう。患者にとって誹謗中傷による心の傷は、病気にかかるよりもつらいことになるかもしれません。

すぐにできるウイルス対策

新型コロナウイルスは粘膜に入り込むことはできますが、健康な皮膚には入り込むことができません。物の表面についたウイルスは時間がたてば壊れてしまいます。しかし物の表面による違いで、約24時間~72時間は感染する可能性もあるので注意が必要です。

手洗いウイルスを流すことができ、さらに石けんを使うと新型コロナウイルスの膜を壊すことに繋がります。手を洗う際は、『指先』、『指の間』、『手首』、『手のしわ』を念入りに洗うようにしましょう。また、手指消毒用アルコールも膜を壊すことできるので、感染防止のために有効です。

感染が疑われる場合の対処方法

風邪のような症状が出た場合、新型コロナウイルスの感染を疑いましょう。まずは外出を控え、自宅で安静にするようにします。また毎日体温を測定し、何度の熱が何日程度続いたかを記録すると症状を客観的に説明できるようになります。症状が出たと感じたら、以下の最寄りの保健所などに設置されている”帰国者・接触者相談センター”に問い合わせ、指示に従って病院で受診をしましょう。

帰国者・接触者相談センターへの問い合わせ

  • 風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続く(解熱剤を飲む必要がある場合も含む)
  • だるさを感じたり、(倦怠感)息苦しさ(呼吸困難)の症状が出る

※特に高齢者や基礎疾患などがある人は上記の症状が2日以上続く場合や妊娠中の人も早めに相談することをおすすめします。

新型コロナウイルスで誹謗中傷を受けた際の相談先

以下に新型コロナウイルスによる誹謗中傷を受けた際の相談先を記載します。少しでもつらい思いをしたときは、まず相談をすることで気持ちを落ち着かせることが大事です。しっかりと対応してくれるので安心して電話をかけてみましょう。

みんなの人権110番(法務省)

電話:0570-003-110

対応時間:平日午前8時30分~午後5時15分

子どもの人権110番(法務省)

電話:0120-007-110

対応時間:平日午前8時30分~午後5時15分

外国人のための人権相談(法務省)

Human Rights Counseling for Foreigners

電話(phone):0570-090-911

対応時間:平日午前9時~午後5時

まとめ

新型コロナウイルスに感染することで、誹謗中傷を受けて傷ついている人がいらっしゃいます。もしも自分がかかった場合のことを考えて、対応や対策について考える必要が出てくるのではないでしょうか。他人事でないことを自覚して、一人一人が適切な対応をしていきましょう。

・新型コロナウイルスの症状には軽症と重症の二つがある

・感染による誹謗中傷で苦しんでいる人がいる

感染の疑いがある場合は、帰国者・接触者相談センターへの問い合わせる

・誹謗中傷に苦しんでいる場合は相談窓口に連絡をする

 

 

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