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VOCEについた悪質な口コミへの対処は?削除基準や依頼方法を解説

VOCEは講談社が出版する女性向け雑誌です。そのウェブ版であるサイトVOCEには、様々なコスメや美容情報などが掲載されています。雑誌VOCEの圧倒的な人気と影響力により、VOCEのサイトやアプリは多くの女性に閲覧されており、特にコスメに対するユーザーの口コミや、選ばれたVOCEST!たちが執筆するブログは非常に人気があります。

一方で、ウェブサイト版のVOCEはコスメについての口コミをユーザーが自由に投稿できることから、悪質な口コミや誹謗中傷にあたる内容の投稿が行われるリスクもあります。今回は、VOCEに悪質な口コミが書き込まれた場合の対処法について詳しく解説します。

本記事で分かること

  • VOCEに書き込まれた口コミが持つ影響力とは?
  • VOCEで削除対応してもらえるのはどんな口コミ?
  • VOCEについて口コミの削除依頼方法
  • VOCEの口コミを削除してもらえない場合の対処法は?

美容・コスメ関連のサイトでは、悪質な口コミ投稿がしばしば問題になっています。ぜひ次の記事も合わせて参考にしてみてください。

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VOCEの口コミが及ぼす影響

まずはVOCEのサイトの概要や、VOCEが持つ影響力について見てみましょう。

雑誌VOCEの絶大なブランド力

美容・コスメサイトVOCEは、雑誌VOCEのウェブ版として運営されています。雑誌VOCEと同様に多くの女性に閲覧されているサイトであり、大きな影響力を持っているサイトです。若い女性の多くが一度は雑誌VOCEを手に取ったり、サイトVOCEを閲覧したりしたことがあるのではないでしょうか。

VOCEの魅力は美容のプロの特集などを、雑誌と同じ感覚で読むことができる点です。さらに、厳選されたVOCE内のインフルエンサーVOCEST!たちが書くブログにも定評があり、女性の憧れ的な存在でもあります。VOCEは、雑誌VOCEと同様に高いブランド力を持つサイトと言えるでしょう。

ブランド力があるからこそコスメへの悪質な口コミは目立つ

大きなブランド力や影響力があるからこそ、VOCE内に書き込まれる悪質な口コミは悪い意味でとても目立ちます。化粧品やコスメは直接肌に使うものですから、使用感や使った後の肌の調子などの情報はユーザーたちにとって非常に重要で価値があります。肌質は人それぞれですから、使用してみた感想や自分自身に合うかどうかという観点については、ネガティブな口コミがつくことも当然ながら考えられます。

しかし、使用していない成分が記載されるような誤情報の表記や、コスメの使用感とは全く関連性のない誹謗中傷にあたる表現、製品の状態とは関連性のない理由で書かれた極端に低い評価など、悪質な口コミが掲載されてしまうと、そのコスメや化粧品の売れ行きが低迷することはもちろん、製造販売するメーカー企業のイメージダウンにつながるリスクもあります。

VOCEで削除対応してもらえる口コミ

影響力のあるVOCEだからこそ、悪質な口コミには対処する必要があります。VOCEでは、ユーザーがサイトを利用することについて会員規約を定めており、この会員規約に違反する内容の口コミについては削除対応をしてもらえる可能性が高いです。

VOCEの会員規約における口コミの削除に関連する項目には以下のような内容があります。

  • 知的財産権を侵害する行為
  • VOCEと関係のない団体、活動、商品およびサービスの購入等への勧誘を目的とする行為
  • 他者の名誉を毀損する行為
  • 他者に損害を与える行為
  • 他者のプライバシーを侵害する行為・嫌がらせ行為
  • 他者を誹謗中傷する行為
  • 罵詈雑言などで他者に嫌悪感を与える行為
  • 猥褻・猥雑で品性を欠く行為
  • 民族的・人種的差別につながる行為
  • ユーザー自身や他者に関する事実に反する情報を書き込む行為
  • VOCEで提供する情報・サービスの価値を実質的に減殺すると判断される行為
  • 未成年者に対し悪影響があると判断される行為
  • その他VOCEの基準で不適当と判断する行為

上記項目に該当する口コミである場合、削除対応を申請することで削除が検討される可能性があります。

VOCEについた口コミの削除依頼方法

VOCEについた悪質な口コミの削除依頼は、口コミページの下部にある「問題のあるクチコミを通報しますか?」のボタンから申請することができます。「問題のあるクチコミを通報しますか?」を押すと「会員規約違反・不審に思われた投稿に関するご連絡フォーム」に進み、内容を入力することで削除依頼を送信することができます。

「会員規約違反・不審に思われた投稿に関するご連絡フォーム」に入力すべき内容は以下です。

  • 規約に違反していると思われる投稿・不審に思われた投稿がある商品名
  • 規約に違反していると思われる投稿・不審に思われた投稿があるURL
  • 規約に違反していると思われる投稿・不審に思われた投稿をされている方のニックネーム
  • 規約に違反していると思われた理由・不審に思われた理由
  • 連絡者の名前
  • 連絡者のメールアドレス

このフォームから削除依頼を行うと、運営側が会員規約と照らし合わせた口コミの審査を行います。結果的に内容が悪質だと判断される場合には、削除対応をしてもらえる可能性が高いです。そのため、悪質な口コミのどの点がどのように悪質なのか、悪質だと思われる点は会員規約のどの点に抵触しているのかをできるだけ明確に入力することで、削除してもらえる可能性も高まるでしょう。

VOCEの口コミを削除してもらえない場合の対処は?

VOCEに悪質な内容の投稿や口コミを削除するよう依頼しても、会員規約に該当しない場合は対応してもらえない可能性もあります。VOCEの運営側は、誹謗中傷や悪質な投稿からコスメや製造販売メーカーを守ることも必要ですが、一つ一つの口コミにおける表現の自由を尊重する必要もあるからです。

削除対応をしてもらえない場合に取れる行動は以下です。

  • 裁判所を通して運営側に投稿削除の仮処分を出してもらう
  • 悪質な口コミの場合は投稿者を特定する発信者情報開示請求の手続きを取って損害賠償を請求
  • 口コミが名誉毀損や脅迫などに該当する場合には刑事告訴を検討

いずれの場合においても、悪質な投稿による被害側の訴えが必ずしも通るとは限りません。その点については理解しておく必要があるでしょう。

まとめ・VOCEの口コミは削除してもらえることもある!

VOCEに掲載された悪質な口コミへの対処法について解説しました。簡単にポイントをまとめておきます。

本記事のポイント

  • VOCEは雑誌VOCEと同じ感覚で楽しめるサイトであり、雑誌VOCEと同様大きな影響力がある。そのため、悪質な口コミや誹謗中傷は大きく目立つため対処が必要
  • VOCEにおいて講談社が定める会員規約に違反する口コミについては、削除対応をしてもらえる可能性が高い
  • VOCEについた口コミは該当する口コミに設置されたリンクより「会員規約違反・不審に思われた投稿に関するご連絡フォーム」に進み、具体的な内容を記載して削除依頼を行う
  • VOCEで悪質な口コミの削除対応をしてもらえない場合には、裁判所を通して削除の仮処分を出してもらったり、損害賠償、刑事告訴を検討するなど法的措置を考える方法もあるが、必ずしも認められるとは限らない

サイト内に掲載されてしまう悪質な口コミや誹謗中傷は、大きな社会問題になっています。見つけ次第対処をすることをおすすめします。

  • B!

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