近頃、全国で猛威を振るっている新型コロナウイルス。新型コロナウイルスが問題になっている中、同じく問題視されているのが新型コロナウイルスに感染した後の誹謗中傷です。その誹謗中傷は本人だけではなく、家族や職場にまで被害が及ぶ場合もあるので、なるべく誹謗中傷されないように対策していきたいところです。
しかし、「新型コロナウイルスに感染した後、誹謗中傷されないように対策していきたい」と言われても「どのように対策していけば良いのか分からない」という人も多いかと思います。
そのような方のために、この記事では新型コロナウイルスに感染した後の誹謗中傷対策について具体的にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
新型コロナウイルスに感染した後の誹謗中傷対策
ここでは、新型コロナウイルスに感染した後の誹謗中傷対策について具体的に説明していきます。
情報の拡散をしないように周囲に呼びかける
根本的に、新型コロナウイルスに感染したとしても、その事実が周囲に知れ渡らなければ誹謗中傷されることはありません。そのため、まずは自分が新型コロナウイルスに感染したという情報の拡散をしないように周囲に呼びかけましょう。
情報の拡散をしないように呼びかける相手としては、家族や親せき、職場の人などが挙げられます。また、インターネット上で情報を拡散しないように周囲に呼びかけるのも大切です。SNSやインターネット掲示板などは、拡散力が強いという特徴があります。
1日で数千人、数万人に情報が拡散されることも珍しくありません。インターネット上に情報が拡散されてしまった場合、拡散された情報を削除するというのは、まず不可能になってくるので注意しましょう。
SNSやWebサイトで情報発信を行う
新型コロナウイルスに感染したことが周囲に広まらず、静かに過ごすことができれば良いですが、すでに感染したという情報がインターネット上で拡散されているという人も多いかと思います。
すでに自分が新型コロナウイルスに感染したという情報がインターネット上で拡散されている場合は、あえてSNSやWebサイトで情報発信を行っていくというのも誹謗中傷を防ぐ一つの対策方法です。
新型コロナウイルスに感染した人を誹謗中傷する内容を見てみると、基本的に「ウイルスをまき散らさないでくれ」ということを発言している人が多い傾向にあります。
誹謗中傷してくる人は、新型コロナウイルス感染者が周囲にウイルスをまき散らすというのを恐れているので、「現在は病院で安静にしています」「現在の状態はこのような感じです」などと、「自分の状態・状況」を発信することで誹謗中傷する人は少なくなります。
このように周りに安心感を与えることで、誹謗中傷の被害を防ぐことが出来る場合もあります。新型コロナウイルスに感染しているという情報がすでに拡散されている場合は、SNSやWebサイトなどを活用して「現在の状況・状態」を発信するようにしましょう。
誹謗中傷された場合に行いたい2つの対処方法
新型コロナウイルスに感染した際、誹謗中傷されないように対策しておいたとしても100%誹謗中傷を防ぐことが出来るという訳ではありません。どんなに対策していたとしても誹謗中傷の被害に遭ってしまう場合があるので、事前に誹謗中傷被害に遭ってしまった場合の対処方法も学んでおきましょう。
ここでは、新型コロナウイルスに感染したことで誹謗中傷された場合に行いたい2つの対処方法について具体的に説明していきます。
誹謗中傷されたことが分かる「証拠」を保存する
新型コロナウイルスに感染したことで誹謗中傷された場合は、まず誹謗中傷されたということが分かる「証拠」を保存しましょう。現在は、SNSや匿名掲示板などインターネット上で誹謗中傷されることが多いかと思いますが、インターネット上での発言は簡単に削除することが出来ます。
誰かに相談したとしても誹謗中傷されたという証拠がなければ、「証拠がないので何もできません」と言われることも珍しくありません。また、誹謗中傷してきた相手に対して損害賠償請求をすることも難しくなりますし、刑事事件として扱うことも難しくなります。
新型コロナウイルスに感染したことで誹謗中傷されたという証拠がなければ何も始まりませんので、スクリーンショットや撮影などを使って「証拠」を必ず保存しておきましょう。
情報が掲載されているサイトに削除依頼を出す
新型コロナウイルスに感染したことで誹謗中傷されたということが分かる証拠を保存した場合、次はその証拠を使って「あなたの情報が掲載されているSNSやWebサイトに対して情報の削除依頼」を出してみましょう。
インターネット上に投稿された内容は、投稿者やサイト運営者が削除しない限り一生残り続けます。一生情報が残り続けてしまうので、その情報を見た人があなたを誹謗中傷してくることもあります。
インターネット上に掲載された情報を削除しない限り、誹謗中傷してくる人が増え続けてしまう危険性があるのでなるべく早めに削除依頼を出しましょう。インターネット上に掲載された情報の削除方法は、SNSやWebサイトによって多少異なりますが、基本的には以下の流れで削除依頼を出すことが出来ます。
削除依頼を出す手順
- 新型コロナウイルスに感染したという情報が掲載されているSNSやWebサイトにアクセスする
- 「ヘルプ」又は「お問い合わせ」という個所をクリックして、「お問い合わせフォーム」を開く
- お問い合わせフォームに「誹謗中傷されたという証拠」と「情報の削除依頼文」を記載する
- 記載した内容を確認して、運営元に送信する
- 情報の削除依頼完了
誹謗中傷がひどい場合は公的機関や専門家にも相談しよう
新型コロナウイルスに感染したことが原因で、様々な人から誹謗中傷される場合もあると思いますが、誹謗中傷があまりにも酷い場合は公的機関や専門家に相談してください。ここでは、その相談先を紹介していきます。
損害賠償請求を考えている場合は弁護士に相談しよう
新型コロナウイルスに感染したことであまりにも酷い誹謗中傷をされ、「相手に対して損害賠償請求をしたい」と考えているのであれば弁護士に相談してみましょう。
弁護士は法律関係の専門家なので、損害賠償請求をするための法的手続きも行ってくれます。また、弁護士に相談・依頼すると以下のようなメリットもあります。
弁護士に相談・依頼するメリット
- インターネット上に掲載された情報を完全に削除してくれる
- スピーディーな解決が見込める
- 弁護士法を利用することができる
刑事事件として扱いたい場合は警察に相談しよう
新型コロナウイルスに感染したことであまりにも酷い誹謗中傷をされ、「相手を逮捕したい」と考えているのであれば警察に相談してみましょう。誹謗中傷の内容によっては、罪として問える場合があります。
例えば、あなたの名誉を毀損する誹謗中傷をされた場合は名誉毀損罪が成立することがありますし、侮辱された場合は侮辱罪が成立することもあります。警察は事件を捜査して犯人を逮捕する専門機関ですので、警察に相談して「この誹謗中傷は違法性が高い」と警察が判断した場合は、犯人逮捕に向けて動き出してくれます。
しかし、警察は中々動いてくれないという注意点があります。「誹謗中傷に困っている」「誹謗中傷されて傷ついた」などと、簡単な説明では動いてくれないので、被害状況や誹謗中傷された内容などを詳しく説明するようにしましょう。
新型コロナウイルスに感染した後の誹謗中傷対策まとめ
この記事では、新型コロナウイルスに感染した後の誹謗中傷対策について具体的にまとめました。もう一度おさらいすると、新型コロナウイルスに感染した後の誹謗中傷対策は以下の通りです。
まとめ
- 情報の拡散をしないように周囲に呼びかける
- SNSやWebサイトで情報発信をする
誹謗中傷されないように対策していたとしても、誹謗中傷されてしまう場合があります。誹謗中傷があまりにも酷い場合は、証拠を保存して弁護士や警察に相談しましょう。
投稿者プロフィール
- 誹謗中傷対策とWebマーケティングに精通した専門家です。デジタルリスク対策の実績を持ち、これまでに1,000社を超えるクライアントのWebブランディング課題を解決してきました。豊富な経験と専門知識を活かし、クライアントのビジネス成功に貢献しています。
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